様々な検討の結果、今回の旅は国設然別峡野営場にした。その理由はキャンプ場そばの野湯、「鹿の湯」に入る為である。温泉の専門書やネットを見る度、是非行ってみたいと思っていた。
そして今回はゲストに高校の頃の同級生「会長」を召喚させていただいた。
写真を見て分かる様に、キャリアの上にこれでもかと荷物を積んだ。勿論トランクは一杯、シートの裏まで隅々に積載。荷物を路上で落とす訳にはいかない。
早朝5時に会長宅に迎えに行き出発。
キャリアには推定25キロ位の荷物が乗っているが、このキャリアではこれが限界だろう。いまいち頼りないキャリアの金具をトランクの隅に4点で挟んでいるだけだから。かなり強く挟んでいるので荷物の重さと相まってトランクが歪むかも知れないが、このトランクはヤフオクで買った物で、全塗装した時のトランクは別にしっかり梱包して保管している。従って心置きなく強く締め付けている。
一見すると綺麗な温泉に見えるが、よく見るとカエルの死体が温泉に浮いていた。またミミズの死骸もちらほら・・会長「これはデリケートな俺にはちょっと入浴できん」さすがの私もミミズの死骸を見ると「・・・・・」
しかし折角ここに来たので簡単に帰る訳にはいかない。
「多分キャンプ場の管理人さんがこれから綺麗にしてくれるだろ・・」と根拠の無い説明を会長に行い、とりあえずキャンプ場にテントを設営する事にした。
時間がたっぷりあったので、夕方まで帯広方面に遊びに行く事にした。
テントを設営し、荷物を運び込み、(上写真)お出かけ。
帰って来るまでに鹿の湯が綺麗になっていて欲しい・・
このキャンプ場、各サイトに立派な木製テーブルが備えられ、とてもいい感じ。
会長は昔帯広に住んでいた為 色々と詳しく、会長の提案で帯広駅前の豚丼専門店、創業昭和8年の「ぱんちょう」を訪れた。凄い行列・・早速我々も並んでみた。
ズバリ、ここの豚丼は旨いです。というか「豚丼ってこんなに旨いものか!?」と仰天。だてに行列が出来ていない。炭火で焼いた香ばしくやわらかい肉、濃密なタレ、とにかく素晴らしいの一言。大満足であります。
みなさんも一度お試し下さい。満足出来ること請け合いです。
場所は帯広駅前で分かりやすいです。車は駅前地下駐車場にでも・・
このパン屋さんも会長のおススメ店。メープルシロップが練り込まれたパンが特に美味しかった。他にはスパゲティパンやバナナパンなど大量購入。
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その後長崎屋で肉、酒類を購入し然別峡野営場に戻ります
豚丼を食べ、パンを買い、続いて本日の宴の為に長崎屋に寄る。私はこの買い物が大好きだ。一晩で食べられるものを予想しながら、気の向くままに買い物カゴに入れていく。
今回はビール、チューハイ、そしてワイン、食べ物は各種焼肉用の肉やホルモン、ホタテ、茶碗蒸し、おにぎり、コーヒー等を購入。ますやでパンも買っているので食べきれない程だった。
キャンプ場への帰り道、鹿の湯に入る入らないについて話し合った。
私もさすがに朝のままの状態だと入浴にかなりの抵抗がある。
勿論頑固で有名な会長も「あのカエル&ミミズの温泉には入らん」と言っておりましたが、、、到着するや否や下記の通りニコニコ笑顔で入浴しております^^;・・・
何があったんでしょうか?ご想像下さい。
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湯船では他の入浴客と楽しく雑談を交わしたりします。上の写真は近くの方に撮影して頂きました。こんなひと時も楽しいのです。
ビールを飲みながら焼肉をしていたが、山中というのもあってかなり冷え込んで来てしまい、寒くてたまらなくなり再び温泉へ。これで大復活。また再びビールを飲み続けた。
鹿の湯は真っ暗闇で、ランタンを持っていかなければ何も見えない。
空を見ると満天の星空。隣は清流、周囲は深い森林。私の人生の中で最高の温泉。
午後9時、程よく酔いも回り、二人とも前日の睡眠を殆ど取っていなかったので、ちょっと早いが寝る事に。タープの中に一人用のテントを2つ張り、それぞれ眠った。タープの中にテントを張る事により寒さも緩和され、テント内の結露も起きにくくなる。またそれぞれのテントの中で眠る事はお互いの眠りを良くしてくれる。
残念ながらその時の写真を撮り忘れてしまった。
午前4時に示し合わせたように起床した我々は、一直線に鹿の湯へ。早朝は冷え込んでおり(恐らく気温は12~3度位しか無かったと思う)寒くて寒くて温泉の有り難さを感じずにはいられなかった。
私も会長も元来早風呂で温泉好きでもない。しかしそんな我々が日中、夜間、早朝の3度も入浴し楽しんだ。それほどこの温泉は素晴らしい。
こんな野湯がキャンプ場にあるなんてまるで夢のようではありませんか。
早朝は虫が少ないので外で食事をする事にした。朝から全開で食べまくり。
昨日買った「ますや」のパンを食べた後、寒いので茶碗蒸し、おにぎり、牛乳、色んなものを湯で暖めて・・
私も色々なキャンプ場に行ったがこんなに立派なテーブルが備え付けてある所は記憶にない。雰囲気が出ていい感じ。
北海道も冬までのカウントダウンが始まった。
今年あと何回出掛けられるだろうか・・。