私用や風邪で思うような旅行が出来ずにくすぶっていたが、一ヶ月の沈黙を破り、キャンプ旅行に出掛けたのであった。
行く先の選定は直前まで迷った。旅仲間のDocro氏に合流しようか、釧路方面に行こうか、函館の恵山水無海浜温泉に入浴し、なとわえさんに泊まろうか・・
で、最終的に天気が比較的に良さそうな洞爺湖・支笏湖方面に出掛ける事にした。この一帯には有名なキャンプ場や温泉が沢山あるのだ。
この時期、19時にはもう真っ暗になっている。
買い物などもあるので洞爺湖のキャンプ場まで高速を使ってもギリギリだろう。
私は高速道路が苦手である。砂嵐のTVを見るようで退屈なんだよな。
ETCを使って利用した。
旭川⇒岩見沢(無料)、岩見沢⇒札幌(700円)、札幌⇒伊達(1,000円)
という表示。合計1,700円。昔に比べると数分の一の料金だなあ・・
仲洞爺キャンプ場/Google
人気のキャンプ場だけあってテントが隙間なくビッシリ。
静かに夜を過ごす為には、こういう過密状態でテントを設営する事は避けたい。
湖畔は諦め、キャンピングカーサイトにテントを設営する事にした。
正面のカラフルなテントの方も一人、右のカバーの掛かったハーレーの方も一人。
大変雰囲気良い感じです。
入浴料は390円で一見安そうだが、貴重品ロッカーが100円掛かるので特別安い訳ではない。
しかし100%掛け流しのお湯だし、ログハウスの木の香りがとても良く、大変気持ちの良いお風呂でした。
ここで餃子とビールで一杯!なんていうのもイイネ。
薪が一束400円とは安い。ホームセンターでは倍以上する。
薪の値段はキャンプ場によってマチマチだ。
焚き火台を持ってきたので購入しようか迷ったが、雨の予報だったので諦めた。
面倒だったので自炊をやめて生寿司を買ってきた。18カンで1,280円。
デザートにお馴染みミニトマト。さすがにお腹が一杯になった。
途中の古本屋で「釣りバカ日誌」を買ってきた。1冊100円。
これで夜長を楽しく過ごす事が出来る。
次は「三国志」辺りを読みたい・・。
テント内の気温は23℃位で大変過ごし易い。外で佇んだ時に一ヶ所虫に刺されたが、ほとんど気にならない程度しか虫はいない。
釣りバカ日誌を読み続け、寝たのは一体何時だったろうか・・
本日の朝食はポテトサラダを挟んだホットサンドである。
最近バウルーのホットサンドメーカーが活躍してくれている。
撤収。濡れたテントはテント用の袋に入れず、ビニール袋に入れて運ぶと楽。
多少の雨なら風圧で水は室内に入らない。オープンで走る。
洞爺湖を反時計回りで一周してから支笏湖へ向かう事にした。
あれ!?北海道一周の時、海を近くに見ながら走る為には時計回りでなければいけなかったけど、湖の場合は反時計回りなんだね。
山下達郎のCDと西部警察の3枚組サウンドトラックを買った(西部警察のは叩き売りで50円だった為)
山下達郎、今更だがいいですね~。どの曲も安心して聞ける。
西部警察は・・・数曲聴いてやめた。。マシンXのテーマで走ったら楽しいかなと思って買ったが、そうでもなかった・・。
ここも昔家族で来た事があるのだが(値段の安さとカニ食べ放題に釣られて)
お風呂がお洒落に生まれ変わっていた。。
※2010年6月に改装オープンしたらしい
回廊か宇宙船の中を歩いているようだ。
さあて、何を食べようかなあ。。
キノコラーメン+ライス(800円)を頼んだ。
これが失敗。私は旭川ラーメンの加水率が低い縮れ麺が好みなのだが、その対極にある輪ゴムの様な透き通った色の麺だった。
私は好き嫌いは殆ど無いのだが、どうしてもこの麺が馴染めないんだよなー。
たかが麺、されど麺。
スープは美味しかったし、キノコも沢山入っていて、麺以外は最高でした。
支笏湖 美笛キャンプ場は色々な媒体で北海道を代表するキャンプ場の一つと紹介されていたので一度来てみたかったのだ。
管理棟の方に空きを確認した上で入場料1,000円を支払い、入場したものの・・・どこにテントを張れっちゅうねん!
トイレの隣しか空いてないっちゅうねん^^;!
とりあえずこの場所を確保し、場内を見て回る・・。。
奥へ進む。
おいおい、心が休まらん位の密集度・・。
もう空きスペースは無いのか? 右の方に見える芝生スペースは炊事場のある場所で、立ち入り不可です。
勿論湖畔もビッシリだ。1列じゃあないですよー3列も4列も並んでいるんです。
我が地に帰る。。やっぱりトイレの隣はキツイなあ・・。
地面はちょっと湿地気味だし。。
写真に人は写っていないが、トイレが2カ所しかないので物凄く頻繁に人が出入りするし。。
美笛キャンプ場を諦め、同じく支笏湖湖畔のモラップキャンプ場へ行ったが、ここも満杯。3連休で札幌圏の人気キャンプ場はどこもこんな感じらしい。
ちょっと離れた値段の高いオートキャンプ場にも電話で問い合わせしたが、空きはゼロ。
最後の賭けで祈りつつ「支笏湖オコタン野営場」に向かった。
オコタン野営場に到着したが、ここも結構混んでいる。
荷物を100m位運ぶ必要がある湖畔には空きがあるが、設営地が石でゴロゴロしていて持参マットでは無理だし、クルマの傍にテントを張りたいので却下。
しかも、今日は何かの都合で断水中との事。
2リットルのミネラルウォーターを途中で買って持ってきているので良かったが、顔も洗えないなあ。。(歯はミネラルウォーターで磨きました)
湖畔は大変雰囲気が良い。ただ石がゴロゴロしているのでベットか分厚いマットが必要です。
子供達は桟橋で釣り大会。楽しそうですね。
記念撮影・・
鍋焼きうどんに鱈(タラ)の切り身を入れ、おつまみに鰹(カツオ)のタタキを買ってきた。最初はコーラショック(焼酎)、続いてビール、締めに日本酒「鬼殺し」を頂いた。
楽しそうな声が聞こえるお隣さんのテントを訪問。
突然の襲来にも快く迎えて頂きました。感謝^^
Trattoria zucka(トラットリア・ズッカ)という札幌の人気イタリアンレストランのオーナーと従業員の皆さんで、休みを取って山登り&キャンプに来ているとの事です。
さすがはプロの料理人の皆様方、手際も見とれるほどですし、美味しい料理のフルコースと高級ワインを沢山頂きまして、本当に楽しかったです。
結局0時近くまでご一緒させて頂きました。。^^;
こんな事があるから一人旅は楽しいんですよねー。
突然の乱入失礼致しました~!お陰様で良い思い出が出来ました。
5時半頃カラスの鳴き声で目が覚めた。
私の上の方にテントを張っている人がゴミを外に出しっぱなしで寝たらしい。
お陰でカラスが大集合である。
しかし、当該テントの方は一向に起きない。
殆どの皆さんが就寝中にその辺を散歩しましたが、結構食べ物やゴミを出しっぱなしの人がいますね。カラスならまだいいですがキツネや熊が味をしめると厄介ですからねー。
キャンプ場を散策。
ボートや釣り竿もレンタル出来ます。家族や友達と来ると楽しいでしょう。
「薪」が取り放題400円(一泊あたり)。これで思う存分焚き火が可能。
■本日の朝御飯
・ホットサンド(マカロニサラダ)
・納豆汁
・ミニトマト
意外に納豆汁がホットサンドに合うのです。
オコタンから美笛に至るルート、12年前まで通行可能だったらしいが、現在は通行止め。度重なる崖崩れが原因らしい。
写真はオコタン側の通行止めのポイント。向こうは既に荒れ果てている。。
お盆に家族で丸駒温泉に日帰り入浴に来たが、日帰り入浴は午後3時までとの事で門前払いだった。今回はそのリベンジ。
日本秘湯を守る会のホームページ 興味のある方はどうぞ。
入浴料は1,000円。うーむいい値段だ。白金温泉も同額だったな。
人が居なかったのでちょいと撮影。
古めかしい廊下を奥に進むと・・
丸駒温泉自慢の支笏湖湖面と連動した立ち湯である。
最大で160センチの深さになる湯船。詳しくは下記丸駒温泉のサイトへ。
景色は兎に角素晴らしいの一言に尽きる。
丸駒温泉そばにはこれまた有名な「いとう温泉」もあるのだが、丸駒温泉だけで満足してしまい、いとう温泉は次回のお楽しみとした。
帰りは高速を使わず、久々に国道275号線を利用した。(高速は走っていてちょっと退屈なので)
高速無料化で道は空いていた。途中ガソリンスタンドで汚れたロードスターを洗車し(写真上) オープンでのんびり走らせた。
道の駅つるぬまで揚げイモ(揚げたジャガイモ)を食べた。私はジャガイモが大好きなんですよね。
帰宅途中オープンのまま30分位昼寝をしたり、
コンビニに寄って買い食いをしたり、
のんびりマッタリ、クルマを走らせて旭川に帰った。
久々の旅行、楽しかったな~。
さて、今度はどこへ行こうか・・・
■今回のまとめ
・トラットリアズッカの皆さん、本当にご馳走様でした。
・札幌圏のキャンプ場では混雑を覚悟せねばならない。
・丸駒温泉は勿論素晴らしいが、ホロホロ山荘の温泉も大変良かった。
・やっぱり一人旅は素晴らしい。
ではまた!^^/