■天人峡温泉に行く  2012年3月20日

ワカサギ釣りも一段落した3月20日(春分の日)、私と息子(小5)は風邪をひいて寝込んでいる妻と娘をゆっくり休ませる為?、天人峡温泉に向かったのであった。

 

さて実は私、天人峡温泉に生まれてこのかた一度も浸かった事が無いのです。片道50キロも無い近さなのにね。

こちら方面に来ると何故か近隣の旭岳温泉に向かってしまっていた。

 

ま、そういう事で出発。

凄い地吹雪で、時々ホワイトアウト状態になる(目の前が真っ白になって自分の位置が全くつかめなくなる)

天人閣
天人閣

天人峡温泉には「天人閣」「天人峡パークホテル」「御やど しきしま荘」の3つのホテルが営業している。昨年までは「天人峡グランドホテル」も営業していたが、破綻してしまった。

現在残る3つのホテルも、昨今の不景気や震災問題による外国人客の減少、建物の老朽化等の問題が複合し、相当苦労していると思われる。

新聞などに載る天人閣の広告では宿泊費がとても安く設定されているのが見受けられる。連泊すると1日当たり食事付きで4,500円で宿泊出来るらしい。

今回は天人閣をセレクト。天人閣を選んだのはここでは最も歴史ある宿であったから。 開業は1900年(明治33年)。

 

お湯は源泉完全掛け流しです! 

温泉は2カ所に分かれており、時間により男女で入浴出来る浴場が変わるらしい。

実は日帰り入浴は12時からだったのだが、10時過ぎに到着してしまった。ホテルの方の温かい配慮で入浴を許されました。ありがとうございました。

この時間帯の男性浴場は見返り岩となっていたので、そちらへ向かいます。

入浴料は大人1,000円、子供500円で、タオルとバスタオル付きです。また脱衣所にはヒゲソリのサービスもあります。

入浴者は誰も居なかったので、ちょいと記念撮影。浴場は老朽化が感じられるが硫黄の香りがほのかに漂い、何とも温泉らしい雰囲気ある泉質だ。

ただ、3つほど湯船にお湯が入っておらず、?だった。一つの湯船にはお詫びの張り紙があったが、残り2つもお湯を入れられない事情があるようだ。

五右衛門風呂が3つ並んでいた。3つのうち1つはぬるい湯船だった。お湯は下から沸かしているのではなく管から出てきている五右衛門風呂。「なつかしい五右衛門風呂」と書いた案内板をぶらさげなくてもいいのだけど・・。

露天風呂。こぢんまりとしているが、貸切なので狭くはない。

この時間帯は女性専用になっている「岩風呂」の方が広くて良かったと思われるが、贅沢は言えません。

この露天風呂にも大きな看板が設置されていた。せっかくの景観が看板で・・と思います。 あと露天風呂の屋根にかなり大きな雪庇がせりだしてきており、身の危険を感じました。

息子に撮影して貰う。

雪見(吹雪)なので 楽しい露天風呂でした。

息子も寒い寒いと言いながら楽しんでおりました。

 

天人峡温泉の老舗である天人閣さんにはこれからも頑張って営業して頂きたいと思いますが、 色々な面でもうちょい頑張って頂かないと厳しいなあと思います。特にお湯が入っていない湯船があるというのはマイナスですよね・・。数年前に一度破綻をしているので今後も心配です。文句が多かったですが(スミマセン)お湯は最高でした。次回は広い方の露天風呂にチャレンジしよう。

また来ます! 

気持ちが良くなった所で東川にある「コスモス」という喫茶店に向かう。

物凄い地吹雪だった。

この喫茶店はクラフト作家の大箭(おおや)氏のギャラリーも兼ねており、 大箭氏の象嵌(ぞうがん)と呼ばれる色違いの木を組み合わせて絵柄を描く作品が展示販売されている。

要するに本来紙に筆で描く絵を種類の違う木を組み合わせて絵にするという、素人にはどう作るのかの見当もつかない高度な技術で作成されている。

食器を載せるお盆も紅葉の絵柄などが嵌め込まれていたりする。このお盆が確か1枚8,000円だったな。

これは10,000円。凝った作りの割には安いのかも知れませんね。

食事は「キーマカレーセット(900円)」を注文。キーマカレー、サラダ、ソフトドリンク、ケーキのセットで900円なので何だか得した感じです。

とても美味しかったですし、お盆も大箭氏の紅葉が嵌め込まれた作品で楽しみながら食事出来ます。

きのこご飯、きのこおこわ、トマトソースパスタも美味しそう。また今度行ってみよう。。

天人閣の窓から駐車場のジムニーを見る
天人閣の窓から駐車場のジムニーを見る

3月も後半だというのに雪はどんどん降るし、本当に温暖化しているのか・・という感じです。

今週末は仕事や、少年野球の遠征もあるので遊びに出掛けられない。

そろそろ春に向け、ホコリをかぶったままガレージに入っている冬眠ロードスターのワックスがけでもやるかー。