私は見掛けに寄らず結構負けず嫌いでムキになるタイプである。
釣りの経験は子供の頃、父親に連れられてヤマメ釣りに数回、カレイ釣り一回、サバ釣りに一回位しか記憶がない。
ワカサギ釣りもここまでで五回しか経験がないが、ワカサギ釣果ではその全てでまさかの一ケタという記録を叩き出している。あれ?一度ボウズもあったな。朱鞠内で。
人が釣れているのに自分が釣れないのは何かがおかしいからだ。道具か?腕か?場所か?その全てか?兎に角悔しい。
という事でまたしても桜岡湖に向かうのであった。
(インフルエンザは完治しました)
一般的に桜岡湖は釣果が得にくいという噂だが、数百匹釣っても食べられないので、せめて30匹位釣れればいいや的気持であったが・・
釣り道具の準備に夢中でカメラは忘れた。携帯での撮影で、しかもピンボケ気味。
1名分の温泉無料券が付いてます。
午前8時、今回は前より上方の釣り場にやってきた。前日Docro氏がこの辺で数十匹釣りあげたという情報があったからだ。
東屋方面へ行くと、Docro氏のブログで見た記憶の4つ穴を発見。あれ?ここで釣ったんだっけ??うろ覚えのブログ内容の記憶を辿るが思い出せない。深く考えずにここで釣る事を決定。(Docro氏はこの穴はすぐに捨てた事が帰ってから判明)
周囲の人達と軽く雑談、余り釣れていないらしい。隣のテントのおじさん2人は「1匹しか釣れない!」と2時間位経ってからこの場を去って行った。
私は当然の様に0匹だ。
「そうだろ、そうだろ。ワカサギなんてそう簡単に釣れないのさ・・」とアンパンをかじりながらのんびりしていた。
12時頃、相変わらず0匹の私は(もうその場所で1匹釣るという限りない執念のみで居留まった)同じ位の時間釣っている反対の隣の若者5人衆の所へ行って声を掛けてみた。テント越しの気配ににウスウスは感じていたが、全員で30匹釣れているらしい・・。
「く、くやしい・・というか みじめ・・」
ボウズと1人平均6匹には気が遠くなる位の大きな差があるのです。
ネット風に書けば
6匹>>> 越えられない、とてつもなく高く大きな壁 >>>ボウズ
となります
余りの悔しさに荷物を物凄いスピードでまとめて帰る準備をして駐車場に向かったが、途中、私と同じテントを立てている男性が、、そしてそのテントには「フィッシュランド」というフラッグが誇らしげにはためいている。
※フィッシュランドとは旭川にもある釣り具専門店で、そのブログでは桜岡湖での毎回の素晴らしい釣果が報告されているのだ
「もしかするとこの辺が穴場なのか?」
思い留まった私は、そのフィッシュランドさんのテントのそばにテントを設営し、早速釣り始めた。
よぉ~し、気を取り直して頑張るぞ!
精神統一を図りながら一心不乱に釣り竿を動かした。
間もなく一匹釣れました。
「よしよし、これで焼き鳥、あ、こりゃ麻雀か。ボウズからは脱却!」
禁断の1つの穴に2つの竿。これ、からまるので普通はやりませんよね。それほど何のアタリ(反応)もないのです。
ただ、一方の竿には「疑似餌の仕掛け」もう一方には「赤サシ(ウジ虫)の仕掛け」をセットした。私はここまで疑似餌の仕掛けで釣っていたのだ。だってその方が楽だから・・
魚は餌を感知するのに視覚、水の揺らぎ、嗅覚(えさの匂い)、等のセンサーをフル回転させていると思われ、ただ、私の金魚やメダカ、タナゴを飼った経験から殆んど視覚で餌に向かってくるのだろうと踏んでいたからここ2回は疑似餌でやっていた。
ワカサギ釣りの入門でググるとサシを針にセットし、サシの体を半分に切って体液を出すと良い、、みたいな事も書いてあるが、それはちょっと残酷だし気持ち悪いもんなー。多分この辺が間違いの一つなんだろう。
テントの中は7℃位。ガソリンストーブで暖かい。
※一酸化炭素中毒になるので絶対やってはいけませんっていう使い方なんだけど、入り口と窓を全開にして注意して焚いています
その後、午後3時までで疑似餌で1匹、サシで1匹つれただけ。合計3匹のとても寒い釣果となり、またもや近くの温泉で心と体を温めるというパターン。
フィッシュランドの人はテントをずっと閉め切っていたので、残念ながら話しかけられませんでした。
ところで!
本日フィッシュランドのHPを確認しましたら、
釣果が436匹!となっているではないか!!!
これは由々しき問題だ!!
同じ人間なのに信じられない!
明日、仕事が終わったらフィッシュランドへ行き、達人のお話を伺ってこなければならぬ。
あ~、実力差ってあるんだなあ・・
「桜岡湖ワカサギ100匹への道」は今 始まった。。