白金温泉 山辺の家族へ  2013年11月17日

キャンプシーズンも終わり、このHPを暫く更新する事もないかなぁと思っていましたが、今回素晴らしい温泉宿を発見したのでご紹介します。

いきなりですが白金温泉郷です。

美瑛を大雪山連邦に向かって走った所にあります。

そして目的の温泉宿は「山辺の家族」です。こちらは2011年まで「ほしの灯家」という宿でしたが、その後を継いでOPENしたのです。

お時間のある方はこの宿のHPをご覧ください。

 

普通の温泉宿と大きく違う点は、アトピーやその他の様々な病気が理由で気軽に温泉に行けなくなった方に是非来て頂きたいと表明しているところです。

勿論、一般のお客さんもよく理解した上で利用出来ます。

ペンション風のいたって落ち着いた外観です。一応こちらのHPを確認してから来訪したのですが、予想を超えるものがこちらにはあったのです。

入浴料600円、特製タオル150円を購入(次回からタオルを見せると100円引きになるそうです)し、颯爽と温泉に向かいます。真正面のロッカーは無料ロッカーですが、扉が透明です。財布などを入れる時には何かで隠したくなります。

脱衣所。ごく普通の雰囲気ですが、綺麗に掃除されており、気持ちが良いです。

内湯です。完全掛け流し、加温、加水、塩素混ぜなしの本物の温泉です。私はこういった温泉でなければ駄目だという強い拘りはさほどありませんが、本物の温泉は気持ちがウキウキします。

露天風呂です。小ぢんまりとしてはいますが、混んでいる訳ではないのでノビノビ湯浴み出来ます。湯船の中にある大きな岩の向こうは1人分のスペースがありますので、そちらに行ってみます。

僅かに硫化水素の香り、なめてみると鉄分を感じます。

誰も居ない掛け流しの露天風呂で雪見温泉。地球の自然を体全体に受け止め、豊かな気分に浸ります。

湯船の脇からジャバジャバと温泉が注がれます。あ~、来て良かったなぁ。。

体に取りついた悪いものが洗い流されるような感じ。。。。

30分ほど温泉を楽しんだ後は喫茶コーナーに向かいます。

テーブルの上にはこの宿の拘りについて書かれた分厚いリーフレットがありました。早速目を通してみましょう。

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天然温泉とは何ぞや。その答えが書かれております。

スタッフの皆様。受付などをされていた方は保険師や看護師の資格をお持ちの様で、この宿の本気ぶりが伺えると言うものです。

こちらの喫茶コーナーはコーナーというより完全な本格的オーガニックレストランです。メニューはHPをご確認下さい

殆んど全ての食材は北海道のもの。特に美瑛産が多いです。出所がハッキリした食材しか使っておりません。素晴らしい・・

実はココに来る前に旭川でラーメンを食べて来てしまっていて、軽く食事を頂く事に。頼んだのは「山辺ドッグ(390円)」と「特製ブレンドコーヒー(500円)」です。

この山辺ドッグがとても工夫されていて絶妙な美味しさ。

美瑛産のジャガイモを使ったイモ餅でウインナー、チーズ、トマトソースを包み、油で焼いています。

サクサクもちもちの食感とウィンナーとチーズのハーモニー(古っ!)が堪りません。

 

食事はハンバーグ丼からキーマカレー、うどん等、デザートもゼリーやババロア、白玉アイス、ケーキなど多数あって何回来ても楽しめそうです。食材も地元のしっかりしたものしか使っておりませんから、安心ですね。

そしてこの宿の一番素晴らしかった所は、都会と田舎の良い所が融合された温かみある接客でした。今迄色々と北海道を歩きましたが、田舎の様々な施設でとても良い気分になる事は実はそう多くはありません。

ぶっきらぼうだったり、露骨に嫌な顔をされる事も少なくなく、しかしそれも田舎に来た楽しみの一つとして納得しているのですが、やっぱり笑顔でもてなしを受けるのは良いものです。

 

さて私情ばかりを書いてしまいましたが、アトピーやその他病気などがあって一般の温泉を気軽に楽しめない方は崇高な理念のあるこの宿を是非宿泊で利用してみて下さい。(完全個室の湯船もあります)

 

こちらの宿は洗練された田舎の宿としてこれからも発展するに違いありません。また近々行こうっと。