一般社団法人 日本秘湯を守る会(にほんひとうをまもるかい)は、株式会社JTBの子会社である朝日旅行が主催する温泉旅館による社団法人である。
全国各地の旅館が会員として登録している。登録においては、その加盟申請した旅館が会としての秘湯の基準を満たしている必要がある。数時間の登山をしなければ辿り着かない一軒宿や、自家発電のみ、固定電話無しの施設も珍しくない。会員旅館が極めて少ないためか宿同士の交流が深く、宿泊帰りに別の会員旅館を勧めてくれることもある。加盟しているのは、おおむね小規模から中規模の旅館で、民芸調・純和風旅館・山小屋風など秘湯のイメージに沿う施設が多い。一軒宿の比率も高い。
会員旅館である事を示す提灯は、各旅館の玄関先に下げられていることが多く、テレビの旅番組などでよく見られる光景である。ただし、加盟申請を行った宿だけによる会であるため、誰もが秘湯と認めるような宿がすべて加入している訳ではない。~以上ウィキペディアより~
上記の通り、秘湯を守る会の会員宿でなくても素晴らしい温泉宿は沢山あるのですが、少なくとも会員宿は一定の基準を満たしており、安心して利用出来る筈であり、そして北海道の会員宿は現在全部で8つあります。
① 高原温泉 大雪高原山荘
② 旭岳温泉 湯元湧駒荘
③ 芽登温泉 芽登温泉
④ 丸駒温泉 丸駒温泉旅館
⑤ ニセコ新美温泉 新見温泉本館
⑥ ニセコ昆布温泉 鯉川温泉旅館
⑦ 上の湯温泉 銀婚湯
⑧ 知内温泉 知内温泉旅館
私が何となく温泉巡りを始めて早5年、気付けば会員宿で未入湯は「大雪高原山荘」を残すのみとなりました。今回そちらに行ってみようと思います。
本日は妻を誘っての出動です。いつもはキャンプをするので付いてきてくれませんが、今日はOKです。紅葉も見ごろですし楽しみです。
尚、今回のマシーンはロードスターではなくアイシスです。
下の地図で左の方に高原温泉があるのが見えると思いますが、今回は国道273号線から高原温泉に登る所で自家用車からシャトルバスに乗り換えます。紅葉のシーズンのみシャトルバスが運行します。
30分ごとに出発するシャトルバス。座席は全部埋まっていますが、ほぼ全員登山(ハイキング)目的です。靴を見ると(我々はスニーカー)すぐに分かります。
大人1人片道400円です。
林道を走るのですが、場所によってはかなりギリギリの所もあり、楽しいです。
10キロの林道(砂利道)を30分近く掛けて登ってきました。調べると標高は1,260mあり、標高1,280mの所にある十勝岳温泉の凌雲閣に次ぐ高さにある温泉旅館だと思います。
入口に人がごったがえしていて、提灯はこんな画像しか撮れなかった。
では入場です。
山荘風の建物の内部は雰囲気がそれっぽく工夫されていて、しかも綺麗です。
温泉も食事も券売機で購入します。入浴料は大人700円です。
ここで驚きのシステムなのですが、入浴券を券売機で買った直後、無人のカゴに入れて浴場に向かうのです。入浴券を買わず素通りしても誰も気付かないのです。うーむ、これは日本人だからこそ成り立つ凄いシステムだな。。
さあ、行きます! 更衣室の前には冷たい水が置いてあります。
私の他に入浴客は3人でしたが、皆さんどんどん居なくなり最後に私だけに・・誰も居なくなったのでロッカーからカメラを持ってきて撮影しました。
内湯です。心地良く漂う強めの硫黄臭が良い温泉に来た事を実感させます。私は硫黄の香りのする温泉が一番好きかも知れません。
露天風呂です。周囲の色とりどりの紅葉を眺めながらの湯浴みは、芸術性に乏しい私であっても文化人気取りになってしまいます。湯温も最適で長湯出来ます。
せっかくなので、高原山荘で食事をしていく事にしました。
舞茸やフキ、ネマガリダケの入った特製カレーライスと温泉タマゴ、コーヒーのセットです。(1,000円) ご飯の量が多くて、登山者の方への気遣いと思われます。
美味しかったです。
席によっては山々の風景が見られます。
バスは30分毎に発車しているので慌てる必要はありません。ちょいとそこいらを散策します。
私。妻に撮影して貰いました。
ここは高原山荘裏辺りなのですが、あちこちで湯気が上がっています。
この先を行くと一周3時間以上掛かる「高原沼巡りコース」があり、ほとんどの人はそれが目的です。我々は数百メートルだけ山を登りました^^;
ずっと向こうの山には冠雪が見られました。
妻。数百メートル歩いただけで疲れたを連発。
地獄の様な場所を発見。グツグツしていて恐ろしや。
では高原山荘からの帰りもバス(道北バスで・・)。楽しかったです。
抜群に美味しいのだけど、味的に白い恋人!?との関連性がよく分からなかった。(白い恋人のホワイトチョコを使っているらしい)
皆さんも是非食べてみて下さい。(北海道では6カ所でしか食べられないらしいです。ここ以外はどこか分かりませんが)
という事で・・
さて上記8温泉、どちらも甲乙つけがたい素晴らしい温泉でありましたが、この中で敢えてベスト3を挙げるとすれば、
1位:丸駒温泉 2位:芽登温泉 3位:大雪高原山荘 かなぁ。
丸駒温泉⇒雄大な支笏湖を眺めながらの雰囲気が大自然感一杯で清々しい
芽登温泉⇒森深くの川のほとりで、そのせせらぎを楽しみながらの湯浴みが最高
高原山荘⇒大雪山に抱かれた山奥の素晴らしい環境。硫黄泉質が好み
あくまで私の個人的な印象です。また日本秘湯の会会員の宿以外にも素晴らしい温泉宿は沢山あります。野湯まで含めての私的感想を申し上げるには今のペースだと少なくともあと10年は必要かなあと思っています。地道に楽しんでいきます。
ではまた!^^/