つくづく自分はクルマの運転が好きだと思った。
いつも通りキャンプ道具を積んでアテも無く道東を目指したのだが、天候が芳しくなく、結局グルリひと回り912kmのドライブをして帰って来てしまった。
オープンカーで夜の山道や海岸線を走るのは楽しいのです。体力使うけどね。
上画像)
上川町日東 国道273線上。5年前に一人旅を始めた頃の画像と並べてみた。
5年前の撮影している時、今回同様に夜中の0時頃だったんだけど、こんな山中でたまたまパトカーが通り掛かり、簡単な職務質問をされてしまったんだよな・・。
そんな事で思い出の場所になっている。
ほとんどの人が横を通る無料の旭川紋別自動車道を通る為、交通量は皆無に近い。
上)上川町日東 踏切のある場所
延長3332mの浮島トンネル
7℃。寒い!
浮島トンネル出口。かつてこの場所にキャンプ場があったらしい。
その名も「浮樹浮木ランドキャンプ場」
何でも浮島トンネルを作った際に現場事務所の土地を再利用したとの事。
上のグーグルマップを拡大してみて下さい。痕跡が見られます。
能取湖のパーキングで撮影。
5年の歳月で、樹木が成長しているのが分かりますね。
どちらの写真も深夜に撮影しています。
ここまでの走行距離229キロ
雨がポツポツ降って来た・・・負けずにオープンで走る。
ここまでの走行距離272キロ・・・
知床オシンコシンの滝あたり。雨がザーザー降って来た・・・(T_T)
負けて幌をクローズする。
天気予報ではこんな筈では無かったのだが・・霧もあって残念。。
雨が降り、霧が凄くて羅臼岳どころか数百m先も見えません。
とりあえずカントリーサインと一緒に。
ここまでの走行距離344キロ
峠から少し下りた所。天気が良ければ向こうに国後島が見えるのだが。
知床国立公園羅臼温泉野営場はその名の通り、世界遺産の知床にあり、また有名な野湯「熊の湯」の傍にあるキャンプ場である。数年前はヒグマの出没騒動があったほど北海道の自然が一杯の場所。
1名1泊2日300円と格安の為、長期キャンパーが多いのも特徴。
※「熊の湯」は道南にもあります。こちら知床の熊の湯は
非常に入湯ルールが厳しいので注意して下さい。
上)ファミリーゾーン
今日はここで宿泊も良いかな?と思ったけど、まだ午前7時。走り出す。
前々から気になっていた「羅臼(らうす)オートキャンプ場」に来てみた。
ここは羅臼の町から離れている事もあってか、利用料が割と安価。
一番安いオートサイトが1,200円、電源付きでも1,500円。フリーサイトは300円。
海が見えるし、芝生は綺麗だし、何より空いているし、ここに宿泊でも良かったのだが、まだ時間が早い。走り出す事に。
ここまでの走行距離373キロ
温泉地帯の筈なのに、最寄りの温泉まで17キロもあるのが玉に瑕。
サイトはとても広々。海は勿論、国後島まで見えるしでノンビリ出来る。
さあ、本日はどこに泊まるか・・又いつか来る時の為のキャンプ場視察にも熱が入ってきました。次は標津の「しべつ海の公園キャンプ場」だ。
「しべつ」と言っても道北の「士別」ではありません。道東の「標津」です。
私は毎年キャンプ場ガイドを買っているのですが、本やネットではイマイチ自分の好みのキャンプ場かどうかが分からないんだよな~。
百聞は一見に如かずなのです。
ここまでの走行距離408キロ
このキャンプ場の特徴は海と住宅・歓楽街に挟まれてる事。キャンプ場から飲み屋街が見えるのです。歩いて10秒。これは楽しそう。
電源・水道付きのオートサイトが3,080円。高くは無いが安くも無い。
自然を満喫するというムキにはまるで駄目なキャンプ場。しかしココはいつか利用したい。そしてスグそこの居酒屋で美味しいモノを食べるのだ・・。
結局走り続けて根室に来てしまった。道の駅「スワン44ねむろ」
44の由来は国道44号から。目の前の風蓮湖(ふうれんこ)は汽水湖で、水鳥や丹頂の営巣地にもなっている。
日本唯一のアカエゾマツ砂丘自生地、日本最大のハマナスの群生地としても知られているんだって。
ここまでの走行距離483キロ
綺麗な景色を見ながらの食事も出来ます。
そしてやってきました「ニューモンブラン」。エスカロップの元祖に最も近いお店がココだそうな。
エスカロップを知らない?根室の名物料理です。
詳しくはこちらで⇒エスカロップとは
エスカロップ発祥の店が「モンブラン」という喫茶店で、この店は残念ながら現在は存在しません。
当時モンブランに勤めていた人が独立して「ニューモンブラン」という店を開いた際に、同じメニューを用意したとの事。昨年私が根室に来た際には「どりあん」という店でエスカロップを頂いたが、「どりあん」の店主はニューモンブランから独立した人らしい。
つまりニューモンブランが最も元祖に近いと言えるのです。
ここまでの走行距離499キロ
店内は思い切り昭和イズム。妙に落ち着きます。朝9時から営業しています。
上)ニューモンブランのエスカロップ。キャベツとポテトサラダが付いています。
バターライスのキザミ筍は小さ目。コンソメスープ付きです。890円。
上)2013年に行ったどりあん のエスカロップ。キャベツの他にキュウリとトマトとポテトサラダ付き。
筍はニューモンブランのものより若干大切りだった。お店の雰囲気は現代風。
2013年時点(消費税5%の時)で840円。
通り掛かりに何となく昆布盛駅に寄ってみた。
※こちらは根室市の昆布盛。釧路町には昆布森がある。
ややこしいね。どちらの地域も基幹となっている漁業が昆布なのだ。
ここまでの走行距離512キロ
待ち合い用の駅舎には「駅ノート」がぶら下がっていた。
旅人がこの駅に来た時、自分の思いやイラストなどを書いたりするのである。
様々な人が多様な形で言葉やイラストを寄せ書いている。これぞ旅の情趣。私も記念に「ロードスター az」とだけ一行 サインしておいた。またいつか来る事があったら見るのが楽しみだ。
1時間に1本も停まらない駅。
オロロンラインもオホーツク沿岸もいいけど北太平洋シーサイドラインもいい。
生憎の天候だが、寂しげな感じも良いではないか。
海岸には馬に跨って散歩?をしている人がいた。馬に乗って自由に歩けたらどんなに楽しいのだろうかねぇ。。
幌戸沼(ぽろとぬま)とお馬さん。ここはどこの楽園?ってほどソフティな雰囲気。
霧多布(きりたっぷ)にある「霧多布岬キャンプ場」に久々に来てみた。
ここは無料のキャンプ場。全部で18棟ある4人用バンガローは1,720円と格安。
近くには霧多布温泉ゆうゆがあり、この温泉は標高46mの高さにある為、太平洋や霧多布の街を見渡す素晴らしい景観が魅力。
買い物も数キロ圏内に色々な店があるので便利。
バンガローのレイアウト、サイトを取り囲むようにして建っているのだが、もう少し良いレイアウトに出来なかったのかなあ。せっかくの景色が若干勿体無い気がする。
しかし何だかんだ言っても開陽台や和琴半島などと並んでライダーの聖地キャンプ場のひとつと呼ぶに相応しい場所だ。夏は混み合います。
ここまでの走行距離579キロ
ドサンコの親子と一緒に。
天気が悪いのが幸いし、体力が消耗せず、楽しいドライブが出来る。たまにはこんな日もいいものだ。小雨位なら車内に水は入らない。
ここまでの走行距離610キロ
厚岸の筑紫恋キャンプ場に来てみた。ここは厚岸の街からも近いので、もしかしたらここを宿泊地とするかも知れない・・。
噂通り木の塀がキャンプ場を取り囲んでいる。何だかマッドマックス2の砦を思い出したぞ。
ここまでの走行距離621キロ
厚岸の筑紫恋キャンプ場に到着した途端、雨が強くなって来た。知床からかなりの頻度で雨に降られて来たが、実はもうあんまりキャンプをする気分では無くなっていた。雨の中テントを張ったりするのも面倒だし、焚き火も出来ないし。
そしてこのキャンプ場は分かってはいたのだがオートサイトが無いのでフリーのサイトまでリヤカーで荷物を運ばねばならぬ。
駐車場の後ろにでも張れたらなと思って来たのだが、駐車場後方はどうもテントを張る場所ではないようだ。
バンガローも2,160円と格安なのでイイナと思ったが、やはりこの雨の中荷物を運ぶのが面倒だ。
※このキャンプ場はガイドブックではオートキャンプ不可となっていますが、
その日の状況次第では出来る様です
(PPPさん情報です。ありがとうございます)
管理人さんに聞けばよかったな~。雨が降って来たので諦めたんだよな。。
えーい!面倒だ。もうここから300キロ先の家に帰るぞ!。1日断続的に雨に降られたせいでキャンプへの意気込みが消えていた。これぞ一人旅の自由気儘。
厚岸のグルメパークで美味しいモノでも食べて帰るかぁ!
厚岸の筑紫恋キャンプ場 今迄何度かここに来たが、デザート程度のものしか食べた事がなかった。今回はちゃーんと事前に何を食べるのか考えて来たんだ。
「厚岸牡蠣(カキ)情話弁当」(2,480円)で牡蠣づくしだぁ!
ここまでの走行距離627キロ
と思ったら・・17組待ちだってさ・・。どう考えても30分から1時間は待つだろうな。。道の駅は混んでいて座る場所も無いし・・。一人で食事するのも抵抗があるし。。
仕方ない、軽食コーナーでも行ってみるか。ここで食べたいものも考えて来たんだ。オイスター風味ソフト、その名も「オイスター☆モカ ソフト」だ。
上画像)一番上が本来食べたかったもの。
今回は「蒸しがき(500円)」と「オイスター☆モカ(300円)」を頂いた。
軽食コーナーでは余り待たずに注文したものが頂ける。ありがたい。
左) オイスター☆モカ ソフト(300円)
オイスターソースを隠し味に混ぜているらしいが、正直よく分からなかった。
モカの味が大勢を占めている。オイスターの形をしたウエハースが面白い。
美味しかったけどね。
右) 蒸し牡蠣LLサイズ(500円)
これは美味しかった。注文してから作ってくれます。
磯の香りが口一杯に広がりました。
さあ!食べるもの食べたし、一気に旭川に帰るか~!
クルマの流れがスムーズでストレスなく走れた。たまーに制限速度-10キロで走る様な人がいると大渋滞になってしまう。
PM5時40分頃がこの辺の日の入り時刻。
既に日の入りの時刻は過ぎている。肉眼ではもっと暗い。
しかし何時乗ってもロードスターの運転は楽しいなぁ。設計が30年も昔の車だけど、ヒラリヒラリと軽いのはいい。
私はいつかスーパー7やエリーゼが欲しいと思っているが、ロードスターより遥かにソリッドなこれらのクルマは更に良いのだろうなぁ。
ただもしこれらのクルマを買えたとしてもこのロードスターはずっと手元に置いておきたいと思っている。(一緒に沢山の旅をした相棒だからね)
子供の教育費・・これから幾ら掛かるんだろ・・
そして本日、9月14日の総走行距離912キロ!
深夜0時半頃出発し、午後7時に自宅到着。
クルマを降りていたのが合計1時間位なので
何と17時間以上も運転していた事になる。
912キロは その日1日での自己最高走行距離だ。
しかも高速道路を一切使わなかった。
使ったガソリンは56.6リッター(燃費16.1キロ/リッター)
ロードスターは1800ccの排気量で大昔の設計のクルマだが、
車重が1トン程度なので意外と燃費が良い。
信号や交通量がとても少ないのも高燃費の要因。
オープンカーを走らせるには少し肌寒い位が丁度良い。
もし日が照っていたら体力が消耗し、こんなには無理だったろう。
あと今回は気になるキャンプ場をいくつか見学出来て良かった。
将来に生かせそうです。
ではまた・・^^/