■屈斜路湖近辺ぶらり旅

先週の休み、十勝川温泉を中心とした温泉巡り&ヒストリックカーのイベントが芽室であったので出掛けたかったのだが、ちょいと仕事があったので中止。

で、今回の休み、どこに行こうか・・

出発時、妻に撮影して貰う。亭主元気で留守がいい!

とりあえず道東を目指すか・・・この時点でのプランは、、

 

 ① 標津の日本一盛り場から近いキャンプ場を目指す(歩いて居酒屋に行くぞ)

 ② 養老牛温泉 藤や(日帰り入浴)を利用する(釣りバカ日誌で有名)

 

              こんだけです。

 

 

 ホイール、純正のままだったな・・そろそろワタナベに履き替えするか。

 かなりのツラウチ(インセット)だが実は凄く運転し易いし、楽しい。

 昨年自分で苦労して塗装し直したので、見た目は綺麗。

■シカゴ/素直になれなくて■幌を開け放ち、空に向かって歌いながら走るのだ。

                     (交通量がまばらだから出来る)

 AM10:00
 AM10:00

国道39号線沿いにある「温根湯道の駅」に隣接する「山の水族館」に寄ってみる。

淡水魚専門の水族館で以前から来てみたかった。

 入場料は670円。著名な水族館プロデューサーが設計したらしい。

ヤマメ、ヒメマス、ニジマスからオショロコマやイトウまで何でもござれ。

1メートル級のイトウの大群。凄いぞこれは! イトウの生涯は15年~20年とサケ科としては長く、昆虫を中心とし、時にはカエルやヘビまで食べるという話はよく知られている話。

因みに「イトウ」という名前の由来は、糸の様に細長いという所からだそうな。

 

水槽で魚の生態を見せるのがとても上手で楽しくさせます。温根湯道の駅に寄った際は是非どうぞ。

弟子屈(てしかが)にある活火山のアトサヌプリ(硫黄山)を見てみたくなり、道道102号網走川湯線を南下。すると以前から気になっていたハイランド小清水キャンプ場の前を通り掛かる。立ち寄ってみる事に。

正に山の真っ只中のキャンプ場。私が見た限りコテージに人影があったが他の客は誰も居ない。今日なら静かに利用できそうだ。ヒグマが怖いけど。

管理人さんはきちんといて、ご覧の様に整備が行き届いている。

是非今度利用したい。

標高1,000mの藻琴山(もことやま)展望駐車公園から屈斜路湖を見下ろす。

美幌峠側からは何度も見た屈斜路湖だが、ここからは多分初めて。

雲が多いけれどソコソコ全景を見渡す事が出来た。

 

■屈斜路(クッシャロ)湖について■

・日本第一位、世界第二位の大きさのカルデラ湖(火山活動により出来た湖)

・約3万年前に出来た

・名前の由来はアイヌ語の「沼の水が流れる口=kut char」

・浜頓別にあるクッチャロ湖も語源は同じ

・元が火山なので温泉が湖周辺や湖底から多数沸き出ている

 

 PM0:40
 PM0:40

硫黄山=アトサヌプリ。アトサヌプリはアイヌ語で裸の山を意味し、標高512mの活火山である。「男はつらいよ 知床慕情(1987年)」でロケ地になっていたので、そう言えば・・と思い出して来てみたのだ。

 

入り口で駐車料金410円を支払う。初めて来た人がこの時点で有料に気が付いてUターンしようと思ってもセンターライン上のコーンが邪魔して簡単に帰る事は出来ません。速やかに料金所に向かって下さい。

山肌のあちこちから火山ガスが噴き出してきており、噴出口によっては柵が無く、近付いて見る事が出来る。気分は猿の惑星の世界。

硫黄山を見た後、前から気になっていた「オートキャンプ屈斜路」に立ち寄ってみる。このキャンプ場は私設。ゲート付近は厳格な雰囲気で、気楽に見学出来ない感じなので外から見ただけ。良い意味で昭和の雰囲気があるキャンプ場のようだ。チラッと見た感じだとテントを張る芝生も綺麗でナカナカ良さそう。

今度利用しよう。

 PM2:00
 PM2:00

ウロウロしている内に標津まで行くのが億劫になり、養老牛温泉も自動的に断念。

弟子屈の街外れにある「桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場」に来てみた。

ここまでの走行距離は250キロ。

前々からマークしていたキャンプ場だったが、一目見て気に入った。

 

・人が少ない、というかオートキャンパーはゼロ

 (恐らく屈斜路湖湖畔のキャンプ場に人気で負けているのが理由)

・芝生がとても綺麗に整備されている

・トイレも綺麗な水洗

・各サイトにテーブルが備え付けられている

・キャンプ場周囲は源泉掛け流しの温泉施設だらけ

・コンビニまで車で1分、ホームセンター&スーパーまで3分の立地条件

 

 早速受付。スタンダードサイトを利用。

  

    ■料金■

     スタンダード 2,160円

     プライベート 4,320円(より広く、水道付き) 

     フリーサイト 場所により540円または1,080円

 

PM4:15
PM4:15

近くのスーパーで食べ物を買った後、民宿「摩湖」でひとっ風呂浴びる事にする。

見よ、民宿の前の下水グレーチングからモクモクと立ち上がる湯気を!

こちらのオーナーは東京出身だが、上画像にある通り日本一周(しかもリヤカー引き)をして、ここの土地が大変気に入り、中古の民宿を5年前に買ったそうだ。

オーナーは想い出の雑談を色々としてくれた。私は今迄民宿に泊まった事が一度も無いが、こんな雰囲気なら民宿も楽しそうだな~。

 

温泉は「鐺別(とうべつ)温泉」と言われ、 源泉温度80℃、勿論掛け流しの湯だ。

入浴料金は格安の300円、格安でも風呂場にきちんとボディーソープとシャンプーが備えられております。

 

詳しくはコチラ・・・温泉民宿摩湖HP

同じキャンプ場にいた「カワサキ バルカン」乗りの60代のおじさんもココにやってきた。豊田市から来たんだって。昨年もここで風呂に入ったらしい。

 PM5:00
 PM5:00

スーパーで買って来た食べ物。1人分の買い物は難しい。魚でも肉でもパックの内容量が多過ぎるのだ。とりあえず今晩のメインは「摩周豚&葱の串」を中心に。

右端はとうきび(トウモロコシ)。1本100円で売っていたので思わず。

 立派なテーブルがあると非常に楽。虫も殆んどおらず快適快適。

 炭を熾して摩周豚&サッポロ クラシック。これを最高と言わず何と言う!

ご飯も綺麗に炊けた。最近とても上手になった。

 綺麗な芝生を見ながらの一杯も良し。ホント手入れが行き届いているなぁ。

PM7:00食事をし、何だか疲れたのでジャージに着替え、ラジオを聴きながらベストカーを読む。最近のベストカーもイマイチつまらない内容になったなあ。

編集長自ら誌上で通販営業しているのはちょっと引く。

小沢コ―ジ「愛の車バカ列伝」と清水草一の「デザイン水掛け論」、テリー伊藤の「お笑い自動車研究所」あたりは安定して好きなコーナー。

ベストカーは今は月2回発行で高校生の頃から1号も欠かさずに読んでいる。最近は惰性的購入だけど。

前室はこんな感じ。2人位なら焼き肉パーティーが出来る。タープはいつも持ち歩いているが、面倒なので使う事は稀。このテントの入り口部分を上に広げ、ポールを2本柱として使えば簡易タープにもなる。

 ゴロゴロしてPM8時には就寝 zzzzz・・

AM1:00目が覚める。一応5時間はグッスリ寝た。

ipadで本日の計画を練る。今迄スマホだけはキャンプ場に持ってきていたのだが、ついつい今回ipadを持ってきてしまった。こんな所で文明の利器かって?。。だって色々調べるのに画面が大きくて便利だから・・ちなみにこのキャンプ場、電波は4Gの受信がOKだった。

外に出てみたが天気が悪く星空は全く見えない。それどころか霧が立ち込めていて妖怪かヒグマでも出てきそうな雰囲気。恐ろしくなりテントに戻り、小腹が空いたので菓子パンを食べる。

2度寝して今度は午前4時に目が覚める。天気は相変わらずイマイチ。

天気は悪いが霧が立ち込め、雰囲気は上々だ。とりあえず朝食にするか。

ガスバーナーではなくアルコールバーナーでお湯を沸かす事に。暗がりで日中は殆んど見えないアルコールの炎がハッキリ見える。

朝食はマルちゃん緑のたぬき(蕎麦)と昨日の残りのご飯。

昔はホットサンド位は作ったものだが・・

カップ麺は手軽で最高に旨いのさ。

アルコールバーナーに少し多めにアルコールを入れ、ファイヤー!

気温は少々寒い実測値16℃だったがこれで暖かい。

デザートは「はごろも朝からフルーツ杏仁」と「ミニトマト」。

缶詰の杏仁なんて普段全く食べないのだが、キャンプの時にスーパーで見掛けるとついつい買ってしまう。黄桃やパインが入っていて、尚且つ甘さ控えめで良い。

AM8:30出発。まずまずの青空。とりあえず走りだそう。

キャンプ場から500mの所にある鐺別(とうべつ)温泉「亀の湯」。

勿論源泉掛け流しの湯。ここの入浴料は大人200円と激安。今度の機会に入ろう。

ライダーの聖地の一つに数えられる屈斜路湖は和琴半島に来てみた。ここには2つのキャンプ場(和琴半島公共キャンプ場・和琴半島湖畔キャンプ場)があり、和琴半島公共キャンプ場は只今リニューアルオープン待ちとなっている。

施設が完全に刷新されたようで、何もかもが新しい。フリーサイト以外の個別サイトは駐車場に車を停め、リヤカーで荷物を運ぶスタイル。テントを張る部分の地面は珍しい小砂利。砂利ならメインテナンスが容易だからだろうな。

オートでもない個別サイトはどうなんだろうねぇ。北海道では珍しい。

キャンプ場と湖の間に樹々があって湖が微妙な感じでしか見えないので、一般的には和琴半島湖畔キャンプ場の方が人気だろう。

それと樹々がある部分は湿地帯で、ちょっと湿地の遊歩道を歩いたらヤブ蚊の大群が私の周りを囲み、ゾッとして猛ダッシュ。(僅かの間に2カ所も吸血された)

ここに泊まるには厳重な吸血昆虫対策が必要だ。

和琴半島からすぐの所に名湯「三香温泉」がある。三香温泉HP

確か数年前に後継者募集をしていた筈だが、HPを見るとやはりまだ募集をしていた。私が買いましょうか!?(笑) 100万円位では無理?・・ですよね~

5,500万円だって! こりゃ駄目だぁ。誰か買って歴史を継続して下さい^^

建物はお世辞にも綺麗とは言えないが、雰囲気はどこにも負けていない!

美幌から来たという70代のお父さんと一緒に湯浴み。ついでに了解を得て上写真のモデルにもなって頂きました。ありがとう。

続いて「ランプの宿 森つべつ」に行ってみる事に。津別峠を走る。天気が良ければロードスターの後方には屈斜路湖が僅かに見えるのだが、画像では良く見えない。

いつもココで撮影しているんだよな。展望台にも行ってみたが、霧で全くダメ。

 AM10:40
 AM10:40

ランプの宿 森つべつ」に到着。ランプの宿とは言っているが、電気はしっかりここまで届いている。届かないのはスマホ(携帯)の電波。使用不可。

これがとても残念。仕事の都合上、おいそれとココに来られない。

チミケップホテル」にも宿泊してみたいのだが、コチラも同様の状態。

建物はとても近代的で綺麗。食事と温泉のセット(1,200円)を利用。

露天風呂・サウナ・ジャグジー付き。ここの温泉は家族風呂のみ掛け流し。一般浴場は塩素殺菌循環式。ただ肌がツルツルになる良い泉質。塩別つるつる温泉に近い感じ。私は掛け流しは有難がりますが、塩素殺菌でも大して気にしません。

入浴後、食事の時間迄30分程あったので、本棚から山雑誌を持ってきて読む。

「PEAKS」山登り用のテントはシビアで解説を読むと面白い。各登山家がおススメするテントも様々で為になった。とは言え、多分登山してのキャンプは一生しないのだろうなあ。。

食事処も綺麗で素敵

スープカレー。私はかなりの野菜好きなので、ゴロゴロとした大き目の野菜を楽しく頂いた。スパイスも大変深みがあって美味。完食でした。ごちそうさま。

石北峠に寄ると突如激しい雨が・・

ここ「峠の茶屋」は食べ物が大変リーズナブルでおススメ。

何年か前に火災が発生し、5つあった店舗全てが全焼した事も記憶に新しい・・

北海道名物、揚げいも(揚げたじゃがいも)。これが好物なんだよね~。このボリュームで価格は何と150円!。石北峠にお寄りの際は是非どうぞ。

雨の中、石北峠からの下りを滑走する自転車カップル。頑張れ!

 

しかし今回の旅は全くの計画倒れだったな。

これが自由気儘な一人旅。ではまた!^^/