■ 小樽ーニセコー雄冬     2015年6月27日~28日

さて、100年食堂企画も後半に入っております。25店舗中、残すところ9店舗。

今回も遠方遥々まで行って参りました^^

キャンプ旅で被る機会の多い帽子は上画像(右)のサファリハット。

 

旭川の「どら猫帽子店」製です。どら猫帽子店は1937年(昭和12年)創業の老舗。

現在のオーナーは3代目でドイツやフィンランドで修業をし、腕は相当らしいです。エゾシカの革や、優佳良織(ゆうからおり)を使った帽子を生み出しています。

どら猫帽子店さんのHP

 

テンガロンハットより派手で無く、色落ちが楽しめ、程良い重量感のデニム素材が気に入り、最近 左画像のデニムサファリを追加購入。

どら猫帽子店さん、100年帽子店まであと22年! 応援させて頂きます。

小樽のカフェハリウスに立ち寄ってみたら・・・閉店しておりました・・。歩いている方に聞いてみたら今年3月で閉店してしまったとの事。

クルマ好きのクルマ好きによる、クルマ好きの為のお洒落な喫茶店だったのですが、残念です。昨年お邪魔した時は楽しかったなあ・・。

気を取り直して私の本年度思いつき企画 100年食堂 へGO! 

まずは小樽の1894年(明治27年)開店「一福そば店」さんです。

どうですか!堂々の開店121年であります。凄いですねぇ。

開店がAM11:00で、15分ほど前に到着。

大丈夫かなぁ。きちんと開店するかなぁ。この為に旭川から150キロ遠路遥々来ているからなぁと心配していると、店員さんが暖簾を下げる待ちに待った時が訪れました。ホッと胸を撫で下ろして、いざ入店!

店内の様子であります。一番乗りは気持ちイイ。店内は非常に綺麗に清掃され、調度品から机の上のメニューまで一分の隙なく整列しております。

これぞ100年食堂のプライドであります!

メニューブックにはお店の歴史のページがあり、現在の店主による丁寧な解説がされております。この世に数多ある飲食店、100年の歴史を迎える事が出来る可能性は千に一つか、万に一つでしょう。非常に尊いのであります!

注文したざる蕎麦(700円)が到着しました。麺は真っ白な更科。大まかに千切った海苔が良い雰囲気です。一気にかき込んで大満足。ご馳走様でした!

続きましては「そば処 やま安」さんです。こちらは1912年(明治45年)創業です。

昔ながらの雰囲気の商店街にあります。

駐車場はないので、有料駐車場を探すのですが、小樽は観光客が多くて、近くの駐車場は全て満車。結局400mも離れた有料駐車場に停めて歩いてきました。

まずはメニューっと・・。ざる蕎麦しか頼まないけど。。(この企画、蕎麦屋はざる蕎麦で統一しております) うーむ・・安い。今時ざる蕎麦が450円とは驚きだ。

大好物の天丼が600円!?安い。思わず注文しそうになったが、堪えた。食べ過ぎだ。まだ先がある。一方ライス200円とは普通な価格だ。

蕎麦屋で冷やしラーメンとは珍しいな(私の感覚オカシイ?)

450円だから量は少ないのかな?と思いきや、普通にこんもりしております。

手打ちの更科麺は喉越しも宜しく、またもや一気に食べ切りました。

 

さて、美味しく頂き、会計・・

店員さん「350円です!

私「450円ですよね?」

店員さん「いいえ、ツアーのお客様は100円引きです!」

私「ツアー客ではないんだけど、旭川から来たんですよ~」と言うと

店員さん「わざわざ遠方から有難うございます!100円引きで結構です!」

 

と言う事で何とざる蕎麦を350円で頂いてしまいました。

いやー安い!大変得した気分です。ご馳走様でした!

倶知安の100年食堂「かねまたみまた」さんを一旦通り越して、やって来たのは、「ニセコ五色温泉旅館」であります。写真が斜めっていますが、修正するのが面倒なのでこのまま・・。

ニセコ五色温泉旅館はニセコアンヌプリとイワオヌプリ(山の名前ね)の間にあって、道路を挟んで向かいには「ニセコ 山の家」という旅館もあります。

 

五色温泉に近付くにつれ硫黄の香りが漂い出します。嗚呼、温泉地帯に来たんだなぁと感じるのです。そしてニセコアンヌプリなどの山々がその雰囲気に拍車を掛けます。私が北海道で一番好きな温泉郷はココかも知れません。

   詳しくは⇒⇒⇒で、「ニセコ五色温泉旅館」「ニセコ 山の家

 

 

尚、すぐ横に「ニセコ野営場」もあります。このキャンプ場も大好きです。何年か前にニセコ野営場に泊まって、ニセコアンヌプリに登山した事もあります。

ニセコ野営場(別名五色温泉野営場)。階段を上がった所がサイトです。

温泉がすぐ傍なのでおススメ。しかも大人1人300円と格安。

五色温泉でひとっ風呂浴びて、やってきたのは「ニセコ サヒナキャンプ場」。ここは実に4年ぶり3度目の訪問であります。生憎の雨ですが、そのお陰で虫も少ないので、考えようによっては雨の方が良いかも・・。

センターハウスが増築されていました。何でも学校の校舎を再利用しているとの事で、お洒落ですねぇ。そうそう、ココは私設のキャンプ場です。私設でここまでの完成度、素晴らしいですね。

オートサイトを借りました。

入場料大人1人800円、サイト使用料2,700円の合計3,500円です。

このキャンプ場はとても人気なので、事前に予約しておく必要があります。今回はハイシーズンでは無い6月ですが、前日予約の電話を入れましたら、ラスト1でした。危ない危ない。

 

小雨の中、サササーっとテントを張ってしまいます。トンガリテントは短時間で設営出来るのでこんな時便利。適当にペグを打ってポールを入れておしまい。

ペグなんて慣れたら適当な勘で打っちゃいます。ポールを入れたら多少の修正でOK。(毎週毎週テント張っているんだから当たり前だろ、とか言わない様に^^;)

 この様に各サイトに炉が用意してあって、焚火台を用意する必要がありません。

倶知安のスーパーで買って来た食材を例によって並べます。

何を買って来たのか忘れないよう再確認です。

 

増毛でシードルの美味しさに気付き、シードルを買ってきました。

ビールはプレモル。最近サッポロクラシックを飲んでいないな・・

あと刺身にかにミソ缶、それと「おはぎセット」。

翌日の朝食用に・・何だか美味しそうに見えたので・・

 

毎回の様に板チョコを買いますが、実は殆んど食べた事はありません。

万が一の非常食・・と思って買っているのですが、結局家に持ち帰ります。

途中の古本屋でデイトナを買って来ました。夜の読書も準備万端。

テント内の様子をパノラマで。

最近メッシュインナーを使わずコットでばかり寝ているなあ。

雨で蚊が居ないのと、寝心地がイイので。。

今夜寝るテントを張って気持ちが楽になったところで、キャンプ場から22キロの倶知安は「かねまたみまた本店」さんにやってきました。

こちら1902年(明治35年)創業であります。113年の歴史。凄いですねぇ。

PM4:30頃の訪問だったせいか、貸切でした。100年食堂お決まりの店内ピカピカ。

少し薄暗い感じが、いかにも老舗蕎麦店ってムードを醸し出しております。

創業以来113年、ずっとこの場所で商売をされてきたとの事でした。

とてもアットホームな雰囲気でした。

では・・本日3食目のざる蕎麦(650円)です。実はこの蕎麦屋さん、蕎麦店としても成功しておりますが、天婦羅ラーメンが巷で噂になっている様です。

ラーメンに天婦羅が載っているだけの様ですが、次回はコチラをチャレンジしてみたいと思います。詳しくは⇒かねまたみまたそば本店

倶知安(くっちゃん)で蕎麦を食べたら、今度は蘭越(らんこし)、昆布川温泉幽泉閣(ゆうせんかく)に初めて来てみました。大変立派な施設で、54℃の源泉を使った温泉で、肌がツルツルになります。源泉掛け流しの浴槽と、塩素消毒の浴槽が混在する様ですが、私はそこまでウルサイ温泉通ではないので、楽しく利用させて頂きました。とても綺麗で広いのでおススメです。地元の方が良く利用されている雰囲気でした。

 

ニセコ近辺には非常に沢山の温泉郷がありまして、先程訪れました「ニセコ五色温泉」こちら「ニセコ昆布川温泉」その他にも「ニセコ新見温泉」「ニセコ湯本温泉」「ニセコ東山温泉」「ニセコアンヌプリ温泉」「ニセコ駅前温泉」「ニセコ黄金温泉」「ニセコ昆布温泉(昆布川とは別)」「ニセコワイス温泉」「ひらふ温泉」「倶知安温泉」、そして残念ながら現在休業中の「ニセコ薬師温泉」などがあり、正に一大温泉地帯なのであります。

 

私は殆んどの温泉郷を訪れましたが、それぞれ泉質が違い、ニセコで数日宿泊するのであれば、温泉巡りも相当楽しめるでしょう。

再びキャンプ場に戻ってきました。予報ではずっと雨。雨キャンプを楽しむか・・

炊事棟です。水の補給と食器類を洗いにやってきました。

建物の中はこんな感じで、JAZZが流れ、落ち着いた空気が流れています。画像左奥にシンクやその後ろに何か置けるような台があって、料理の下ごしらえが出来る様になっています。

ラジオの上に乗っているのは父の日にプレゼントされたLEDランタン。

お父さんの趣味を良く分かっております^^; 

本日は蕎麦×3しか食べておらず、300キロ以上クルマを走らせたので、ソコソコお腹が空いております。晩酌のおつまみは、刺身と豆腐の上カニ味噌缶詰載せです。

カニ味噌はカニの味が濃くて、とても好きです。

 

 

  そんなこんなでPM10時には就寝zzz ・・・・ 

 

いつも通り夜中に目が覚めるも、近隣に迷惑が掛かるのでラジオも聴かず、雨が降っているのでカメラで景色の撮影もせず、2度寝・・

蕎麦店3つと温泉2つをハシゴしたので疲れもあった。

 

AM8時00分頃、予報通り雨の降りが弱くなって来たので、一気に撤収。

ホントは帯広でクラシックカーのお祭りをやっていたので行こうと思っていたんだけど、距離が300キロ以上あり、着いた頃にはもうお終いってな事になっていても切ないので、諦めました。

キャリアに積んでいるBOX、時々オシャレな革製のトランクにしようかなぁと思うのですが、雨に当たると染みて来るし、地べたに無造作に置けないのと、欲しいものは結構高価なので購入に至っていません。でも今のBOXは紺色を選んでいて、ボディや幌とのコーディネイトを成功させて!?います。

予備で同じ物を買いたいなぁと思うのですが、紺色のBOXがどこにも売っていません。誰か見つけたら教えて下さい。

倶知安は山田あたりを走っていると、妙な牛の置物が・・。それもアチコチに。

帰って来てから調べてみましたら、「カウパレード・ニセコ 2015」だって。

不気味なカラーリングの牛ばかりで、凄いです。50体くらいあるそうな。

6月15日~10月15日までの開催です。

思いつきでこんな所に来てみました。

小樽市美晴町、映画「Love Letter(1995年)」のロケ地で、主人公の藤井樹(中山美穂)の自宅があった場所です。

(何気に私も写っています。気分は映画の中の俳優です)

Love Letterはアジア各国でブームを巻き起こし、多くの観光客を小樽に呼び込みました。

TVをカメラで写した画像なので見難いですが、藤井樹(中山美穂)が自宅前にある自分と同じ名前の白樺の木に寄り添う映画のワンシーンです。

上の画像の通り、この建物は残念ながら2007年に全焼してしまいました。

今は無きこの建物はかつて小樽の歴史的建造物に指定された、田上義也氏設計の「旧坂別邸」でもあった訳です。

現在は建物の跡形もありませんが、白樺の木は健在です。

ちなみに「Love Letter」は私の好きな北海道ロケ地映画ランキングで第3位となっております。コチラ⇒「私が観た北海道ロケ地映画ランキング

中山美穂/wikipediaより・・歌手としてのレコード総売上枚数は1700万枚以上を記録(『世界中の誰よりきっと』含)。女性ソロアーティストとしては10位となり、1980年代デビューの中では松田聖子、中森明菜に次ぐ順位である。雑誌『an an』の好きな女性アンケートでは1997年度調査から小泉今日子以来となる3期連続1位を獲得した。辻仁成(芥川賞作家)と結婚の際は2002年日韓ワールドカップ日本初戦と同日であり、各スポーツ紙が表面は試合結果、裏面は中山と辻の結婚の話題とした号外を出した。

 

随分しつこく中山美穂の話を引っ張るねって?

 
 ・

 ・

そう 実は私、中山美穂が大好きなのです・・

 

懐かしいな。もう一丁!

・・では次へ・・・・・

何だか雨も完全にやんだようだし、オロロンラインを北上して帰るか~と考えたら、先日新聞で雄冬(おふゆ)にピザ&パスタ屋さんがオープンしたとの記事があったのを思い出した。かつて陸の孤島と言われた雄冬にピザ&パスタ屋さんか・・。これは応援しにいかねばならんな。

 

雄冬に行くまでは長大トンネルが多数だが、いつもどこかで工事をしています。

私はその工事の進捗状況を見るのが好きなので(狭いトンネルの中で頑張って工事をしているのが興味深い)、片側交互通行も楽しいものです。

そして到着、その名も「CAFE OFF YOU」!!

店内の様子。シーカヤックなどの用品がアチコチに置かれています。

一番人気の増毛産タコのピザ(1,200円)とコーヒー(200円)を頂きました。石窯で焼いた本格的なピザは美味しかった~。意外と大きくて半分しか食べられなかったので、サービスでピザケースに入れて貰いました。アリガトウ!

私の他に4人組のお客さん(農業の方)がいたのですが、窓から外の菜園を見て「こりゃダメだ」「教えてやらねば」と言いだして、お店の人を引っ張り出して農業指導が始まりました。お店の女性(オーナーの奥様)は私に店番ヨロシク!と言って外に出て行ってしまいました。 いいなぁー。これが田舎の人付き合い。

オーナーの奥様が無事お帰りになり、ちょっと雑談。ご主人は?と尋ねると、近隣3つの海水浴場のライフセーバーの元締め!?をされていて、海開きで出掛けているとの事。

更に話を進めると、シーカヤックのツアーを主催しているとの事。

シーカヤックには憧れていたんだよね~。シーカヤック日本一周とか見てさ。

 

で、コチラをご覧ください⇒ RED&BLUE  OUTDOOR CLUB

雄冬に雄冬版 青の洞窟があるんだって。面白そう。

一人6,000円でOkとの事です。泳ぎが得意ではないんだけど大丈夫?と尋ねると、ダンナはライフセーバーだから全然大丈夫ですよぉ~。との力強いお言葉。

これ絶対やりたい。

 

と言う事で、今回はいつもと違って日曜日の夕方に帰宅しました。疲れたなぁ~。

 

さて最後に上画像。深川某所の納屋に昔のホーロー看板。昔からずっと気になっています。「ソニーラジオ」「テープコーダー」時代を感じますねぇ。

今の若者はテープレコーダーって言っても分からないだろうなあ。それが「テープコーダー」って・・。出始めってこんな風に発音に忠実だったんだね。

 

という事で今回の旅はこの辺で。 

今回のHP作成は 延べ5時間位掛かった・・疲れた。

100年食堂、25店舗中19店舗に行きました。あと6店舗。では!^^/