■北竜・増毛・石狩・中小屋 温泉と食の旅

土曜日は色々と忙しかったが、日曜の朝、起きてみると何も予定が無かった。
 妻は予定があり、仕方ない、私一人で出掛ける事にした。

テントを持たずの気楽な旅だ。。

じゃ、久々に温泉にでも行ってみるかぁ。

で、上の画像はサンフラワーパーク北竜温泉。ここは過去に一度だけ来た事があるが妹背牛温泉と同様に田んぼの真ん中にある温泉施設。
しかし侮る事無かれ、妹背牛温泉ペペルと同様、沸き出す湯は41℃もあり、多少の加温をした後に掛け流しているのだ。

建物はバブルの遺物みたいなデザインだけど・・

公営温泉だけあって立派な施設。レストランや宿泊施設もあります。私はこういう地元の人が利用する温泉が大好き。脱衣所なんかでのお父さん達の会話が実に良い。お父さん達にとっては他愛もない 田んぼや畑の近況や近所の噂話を聞いていると、ああ北竜に来たんだなあ・・としみじみ感じるのです。

入浴後、ここで食事をしようかどうか考えて、時間もあるし増毛の喫茶ポルクに行く事に。以前から行きたかった喫茶店。道道94号線をノンビリ増毛に向かう。

 

上)途中の田んぼに白鳥がたむろしていた。シベリアの厳しい冬は食べ物に困るので本州まで渡り越冬する。で、今時期はシベリアを目指し北上している最中で北海道では良く見られる風景。シベリアに戻ると卵を産み子を育てるのです。

御料峠は北竜町と増毛町の境目にある峠。

それ程標高が高い訳ではないけれど、まだ結構残雪があるね。この辺で今季初のオープンにして走ってみる。空気にホコリっぽさが全く無くて清々しい。

デジカメを忘れて来ていて、今回は全てスマホ撮り。何となく色が薄いような。。

この道道94号線の交通量はとても少ないのと、北海道の田舎道としては珍しく路面のクラックが殆んど無いのでとても走り易い。スイスーイってミズスマシの様な感じで走らせられる。

ただ、警察の取り締まりは結構やっていて、私を抜いていったクルマが増毛の農家が立ち並ぶ辺りで捕まっておりました。

喫茶ポルクさんに到着。小高い斜面の途中に建っており、海が見えます。

喫茶ポルクさんのHP

ログハウスの店内はオシャレで、窓からは海も見えるし、いい感じ。オーナーさんと少し話をしましたが、開店18年だって。100年まであと82年!^^

今回はシーフードカレー(790円)とコーヒー(食事と同時だと200円)を注文。

シーフードカレーは増毛の海産物を色々使っているらしい。エビ、イカ、ホタテ、ワカメ、それとウニも入っていました。美味しかった。

食事やコーヒーの種類も色々と豊富で、また今度行ってみたいと思います。

何か天気も良いし、気分も乗って来たので、南下してみる。上の画像はかつて存在した歩古丹小学校の跡。崖と海の狭間に存在したグラウンドも無い小学校です。

まだかろうじて建物が建っているな。

歩古丹小学校 探索は過去に行っていますのでお暇な方はどうぞ⇒歩古丹小学校

はい。いつもついつい立ち止まってしまう「雄冬野営場」です。かつて陸の孤島と呼ばれたこの地域は、今でもその秘境感が漂っております。

この野営場は国道のすぐ脇にあるという全国でも珍しい立地です。

トイレは立派な水洗だし、洗い場もあるので、シーズンは結構混み合います。

夜間の交通量はとても少ないので、多分きちんと眠れます。

ここには一度テントを張った事があります。お暇な方はどうぞ⇒雄冬野営場に行く

調子に乗ってどんどん南下。厚田まで来てしまった。もう午後1時近くだったが念の為「かねとも寿司」の前まで来てみた。予想通り「ネタ切れの為閉店」の張り紙があった。いつも大繁盛だねぇ。かねとも寿司がどんな店かはコチラをどうぞ。

もう厚田まで来たら勢いで石狩の百年食堂でも行ってみるか!っちゅう事で更に南下。上の画像は厚田区望来(もうらい)、国土交通省も推薦のビューポイント。

スマホのせいか知らんけど、何となくボヤっとした写り方だな。

石狩には百年食堂が2つある。まず一つ目は上画像の「割烹 金大亭」さん。

何でも石狩鍋の発祥の店らしい。開業は1880年(明治13年!)、エジソンが白熱電球の特許を取得した年。建物はそんじょそこいらにはない135年の風格が滲み出ております。※建物は創業当時のままらしい!博物館にある屯田兵の建物みたいだ。

 

暖簾は下がっているのだが、客がいる気配がない。

食べログでちょいと調べてみると、鮭のコース料理が専門で、最低のコースでも3,000円の上、予約が必要とか書いてあったり。。

それと注意深く見ても やはり人の気配が感じられない。

いや実は木造の格子の隙間から誰かがこちらを伺っていたような気もするが。。

ちょっと怖かった。。

残念だが予約していなかったので、ここは日を改めてとして次の店に行く事に。

くそー、石狩まで来るとは自分でも思っていなかったんで下調べが不十分だった。

失敗した。

 

北海道100年食堂リストではもう一つ敷居の高そうな店があって、小樽の懐石料理 海陽亭さんなんだが、ココも一人で行くにはチョイと厳しい。かつては伊藤博文が利用したとかしないとか。どうやって行こうかなぁ。

 点字ブロックの上にロードスターが乗っていますが、気付いてすぐに移動しました^^;
 点字ブロックの上にロードスターが乗っていますが、気付いてすぐに移動しました^^;

気を取り直してもう一つの百年食堂「やまたま(いしかり亭)」さんを訪問。

こちらは1887年(明治20年)開業。明治20年に何があったのか調べてみたら、アメリカが真珠湾をハワイ王国から獲得って書いてあった。ハワイ王国って国があったんだね。そういやカメハメハ大王って有名だもんな。他には「陸軍で初めて伝書鳩を飼育する」とか。うーん、時代を感じる!

まだお腹が一杯だったので、この店で一番量が少ないと思われるメニュー、天ぷらそば(1,000円)を注文。しかしこれが結構な量で、勿論味は美味しかったのだが、ふうふう言いながら何とか食べきった。

「番屋の浜ちゃんぽん」とか「シャケの親子丼」とか他のお客さんが食べているものを見るとボリュームが凄かった。。

国道275号線をノンビリ走っていると、「中小屋温泉」の看板が。ずーっと昔から気になっていた温泉だ。停車してネットで調べると100年以上の歴史があるそうだ。湯は沸かしているらしいが、露天風呂もある様なので楽しみだ。

入浴したら何故か露天風呂にブルーシートが被さっていて内湯しか入れなかった。

入湯料540円、コインロッカーは有料で50円。

カランは7つ、シャンプーやボディーソープは設置されていません。石鹸が2カ所に置いてあるだけですので注意が必要です。

建物内部は清掃が行き届いており綺麗でした。露天風呂が残念。

 

久々に温泉のハシゴをしたので疲れた^^;

という事でまた! ^^/