■岩間温泉に行く          2015年10月24日

先日、仕事でお付き合いのある方が、超温泉マニアで、北海道の250か所もの温泉に行った記録帳を見せてくれたのです。(しかも多くは宿泊・・)

私自身、北海道の温泉をアチコチ行ったり、温泉本も色々と読んでいて、それなりに詳しいと思っていたのですが、まだまだヒヨッコという事を痛感したのです。

 

という事で過去にあと500mの所まで行った事はあるものの、クルマで川を渡れなかった為にUターンし、入浴しないままだった「岩間温泉」に行く事に。

この日は夕方にちょいと用事があるので、朝に出発し、午後には帰ってくるという予定で出発しました。

国道273号線、三国峠を下って暫くすると三股橋があり、そこの林道入り口から岩間温泉に向かい砂利道を約12キロ走ります。

 

今回の出動車両は勿論ジムニーです。最近このHPに登場しなくなっておりますが、林道走行の時は実に頼もしいです^^

 (上)赤ポッチが林道入り口、その左に岩間温泉の表示が見えるでしょうか。

先日の強風で大きな木が多数倒れ、倒木が何か所も道路を塞いだ様ですが、他の方のブログで一般の方がボランティアで道路を開通させたとの報告がありました。ホントに助かります。

上画像でも結構な太さの木が道を塞いでいたようですが、見事開通しています。

数百キロの木を道端に移動するのは相当大変だったでしょうね~。

 

この地域一帯はスマホの電波が一切つながりませんので、万が一自分が通過した後に倒木があって帰れなくなった場合、現場まで誰も助けに来てくれません。歩いて国道まで助けを求めねばなりません。

勿論ヒグマ多発地帯で、ヒグマの糞も確認されます。

私の様に一人で入山する場合は、風や雨の予報に十分な注意が必要です・・と言っているそばから雨が本降りになってきた・・。

倒木以外に地盤の軟化による落石での道路封鎖の危険もあります。

 

とてもドキドキします。^^;

上画像は私の使っているauのサービスエリアを表すものです。273号線、大雪ダムあたりから糠平温泉まで約50キロの距離、電話は「圏外」です。恐ろしい空白地帯です。私はこの区間の道路は好きですが、交通量の少ない夜間には走りたくありません。シカと衝突してクルマが動かなくなった場合、途方に暮れそうです。

林道は一部ガレ場があるものの、普通の乗用車でも岩間温泉500m手前までは走って行く事が可能と思われます(その日により確実ではありません)

上画像の道路横は崖で、誤って落ちたら死にます。多分。

どうにか岩間温泉まであと500mの所までやってきました。数年前にもここまで来たのですが、上写真の音更川が増水していてUターンしました。

この画像の横に駐車場があって、そこにクルマを停め、歩いてでも行けたのですが、どうしてもクルマで行きたかったので諦めたのです。

音更川(おとふけがわ)。見た感じ今日は余裕でイケそう。一気に渡ります。

渡ります。おりゃ~!

川渡りを無事終え、温泉地に到着しました。先客さんのクルマが何台か停まっていて、聞いてみるとテントを張って宿泊したそうです。

ヒグマが怖いけど楽しそう・・・^^

 

駐車場の前の川の向こうに湯船があり、手作りの丸太橋を渡って向かいます。

もうこの辺一帯、硫黄の香りがして、すんごくイイ気分になります。

上)ユーネの湯です

そして、岩間温泉「岩間の湯」です。簡易的な脱衣所も設けられています。

更に上流の「わけありの湯」は増水の際に消滅してしまったらしいです。残念。

どなたが作られたのか、お手製の表札もオツですね^^

源泉は60℃位あるらしいですが、川の水で適温に調整されております。お湯の色が乳白色で綺麗ですね。大昔、ここに営林署関係の建物があって、当時からこの温泉が利用されているそうですが、現在においてはこの温泉を愛する有志の方々の手によって大切に維持管理がされているとの事です。

岩間の湯から駐車場を見ます。雨足が強くて、落ち着いて撮影出来ませんでしたが、ゆっくりお湯に浸かって温まりました。硫黄の香りのする温泉は最高だなぁ!

本日は他に予定があるので、名残惜しいですが30分の滞在で帰ります。上の画像は帰りの川渡りです。

「ん?対岸の駐車場にNBロードスターが見えるな・・」

 

川を渡ってNBロードスターのオーナーに「よくここまで登って来れましたねぇ!」と話し掛けましたら、私のHPをご覧頂いている方でした。(ジムニーに乗っているのによく分かりましたネ)

キャンプの趣味もあるそうで、「いつかどこかで会えたらいいですネ!」と握手して帰ってきました。

本当は岩間温泉でカップヌードルなんかを食べるピクニックの予定だったのですが、雨が降っていたので諦めて、上川の「日比谷 英(ひびや はなぶさ)」さんに寄ります。コチラの蕎麦が美味しいんです。

今まで何度も来た事のあるお店ですが、初めて貸し切り状態になり、お店のオーナーと岩間温泉などの話をしました。(オーナーも時々行くらしいですヨ)

お店の名前「日比谷 英(ひびや はなふさ)」さんの由来は「日比谷」がオーナーの姓、「英」はご自身の名から一字取ったそうです。^^

若い頃の修行は東京でされたとの事で、江戸前蕎麦とおっしゃっておりました。

 ※江戸前という言葉は寿司でよく聞きますが、必ずしも江戸で獲れたものを

  使って作られたという意味ではありません。

 

 

二八蕎麦は繊細な香り、ネギが細かく刻まれており、実に私好みであります。(私は細かく刻まれたネギが好き) 蕎麦つゆは辛目です。

オーナーの蕎麦に対するコダワリも楽しくお聞きしました。

美味しかったです。ご馳走様でした。

帰り道、比布に初見のパン屋「ピピマルシェ」さんを発見し、立ち寄ってみる事にしました。

お店は開店してからもう1年以上経っているそうです。こちらは障がいのある方が働いていらっしゃるお店との事で、ガラスの向こうで精力的にパンを作っている様子を見学する事が出来ます。

2Fは買ったパンを頂けるとても素敵なスペースになっており(上画像右)、しかも無料のコーヒーを提供して頂けます。大雪山を眺めながらの一服におススメです。

私は家族へのお土産のパンを色々と買って帰りました。

今度は妻でも誘って行こう。

 金花湯(wikipediaより)
 金花湯(wikipediaより)

私には憧れの野湯があります。島牧村にある秘湯「金花湯(きんかとう)」です。

この野湯に行く為には通常は山歩きを23kmしなければなりません。自分の脚なら10時間は掛かるな・・

かつてジャガー横田夫妻が徒歩で挑戦し、成功した事があります。

 

下記動画ではジムニー軍団が金花湯を攻略していますが、道路が崩壊している箇所も複数あるのにクルマで突入とは驚きです。ウィンチを使ったりして、ジムニーの能力を存分に見せつけてくれます。ノーマルな自分のジムニーでは勿論無理だけど、徒歩でいつか行ってみたいな~

あと標津にある薫別温泉にも行った事が無いなぁ~。

下は20年前の「探偵!ナイトスクープ」で登場した薫別温泉です。

薫別温泉も行きたいけどなぁ。今は徒歩1時間だって言うし・・ヒグマが怖い。

渓流釣りの人に言わせたら余裕で大丈夫!って言うんだけどね。


という事で本日はこれまで! ^^/ と言うか本年これまで!?