私のお盆休み(8月13日~16日)の内、前半は地元旭川の墓参りと妻の実家の札幌に墓参りを兼ねて帰省しました。
で、墓参りをした際にお墓の亡くなった方の戒名や日付が彫ってある墓誌を見て、改めて思ったのです。人生は有限であると。
私はあと何年健康で好きな事が出来るのだろうか。
兎も角、今迄通り興味の赴くまま一生懸命に生きて行こう^^
という事でお盆休み後半は道北ぶらり旅です。
今回は気乗りしない^^;)中3の息子を強制連行。
最近部活動も終わり、ノビノビしています。
ただ受験生なのでこれから色々と大変ですし、多分もうこの先2人でキャンプに行くなんて事はないでしょうねぇ・・。
キャンプ場は中川町にあるオートキャンプ場ナポートパークに予約を入れました。
で、中川までは少し遠回りしてオロロンラインを北上します。
途中何度も雨に降られ、ロードスターは汚れまくりです・・。
AM11時に昼食で寄ったのが、苫前町にある「ココ・カピウ」さんです。
こちらは苫前の漁師が夏季のみ営業しているお店で、ウニ丼で良く知られており、ウニは苫前で獲れたものだけを使っており、海が時化るとウニ丼が提供されなくなります。
メニューはバフンウニ丼2,500円、ムラサキウニ丼1,800円を中心にこれでもか、これでもかとウニづくしで展開しています。観光客相手にしこたま儲けてやるぜ的な雰囲気は無い、良心的な価格です。
尚、ウニ以外にも普通の食堂並みに牛丼・中華丼・焼き魚定食やカレーライスからパスタなどの普通の飲食物もありますので生ものが苦手な方でも全く大丈夫です。
洒落たお店の窓からはステキな苫前夕陽ヶ丘ホワイトビーチが一望。夏ですねぇ。
ウニがそれ程好物では無い息子は「カニ・イクラ丼(1,700円)」
私は本当は「バフンウニ丼(2,500円)」を注文したかったのですが、お店の方からバフンウニの本日水揚げ量が少なく、申し訳無いのですがハーフにして下さい・・という事でバフンウニ丼より高級な「バフンウニ・カニ丼(2,700円)」を奮発。
ウニは剥きたて直後のものがそのまま出て来て、バフンウニらしい濃厚さが存分に楽しめました。
カニは爪の形からズワイガニだと思いますが、脚がずらりと並べられ、その下にはほぐした身が敷き詰められており、とても贅沢な気分になりました。
息子も大満足。という事でオロロンラインを更に北上します。
余りの暑さに遠別の道の駅「富士見」でソフトクリームを食べました。富士見の由来は調べてはおりませんが、多分利尻富士が望める事だと思います。
お馴染みのオトンルイ風力発電所の横を通過します。この直後、真っ赤なSW20型MR2に乗った2人がTバールーフから思い切り腕を出し、メチャメチャ全開の笑顔で手を振って近付いて来たので、こちらも思わず手を振り返しました。
北海道ではライダーやチャリダーがすれ違いざまにお互い手を振る場合が多いです。そんな一瞬でその日が随分楽しくウキウキして来るんですねぇ。
(一応私もチャリダーの端くれです。今年は全く稼働しておりませんが)
上)オトンルイ発電所の場所。とてもイイ雰囲気の場所です。
さーて、次は豊富温泉ふれあいセンターです。豊富温泉は「油風呂」とも呼ばれる石油の混じった湯が特徴です。アトピー皮膚炎の治療などにも効果があるそうで、全国から湯治の為に沢山の方がいらっしゃっております。
この温泉に入ってから家に帰ると「何だか石油の匂いがする!」と家族から指摘を受ける程のパンチの効いた楽しい温泉なのです。
初めて訪れた息子も目が点になっていました^^
じゃあ、いよいよ中川町に行きますかという事で道道256号線を南下していると「雄信内駅(おのっぷないえき)」の案内看板が。確か牛山隆信氏の秘境駅ランキングに出ていた駅だな・・と思い出し、横道にそれて立ち寄ってみました。
(ちなみにランキングは第73位でした)
1925年(大正14年)に開設されたこの駅は帰って来てから調べてみましたら、驚くべき事に建てられた当時の建物だというではありませんか。建物は古いですが、しっかりしておりました。
この駅、1984年に旅客業務について無人化されたとの事です。
哀愁漂ういかにも大正の建物の雰囲気と駅名表札内の漢字の雄信内駅に対し、表札内上のJRの文字が何となく不釣り合いですね。
ウィキペディアによると1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は44人、
1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は16人との事でした。
今は多分一桁なんだろうなあ。。
駅前の通りには廃墟が立ち並び、人が居住している気配は全くありません。
これがホントのゴーストタウン。画像中央の建物は小売店だったようです。
15:00 中川町オートキャンプ場ナポートパークに到着。
いい感じのキャンプ場です。ただこちらの管理、とてもシビアです。私も今迄色々なキャンプ場に行きましたが、大抵は受付時に注意事項について大まかな説明があって、あとは注意書きの紙を一枚貰っておしまいって事が多いのですが、こちらは念入りに指導!?されます。多分キャンプ場自体がそれほど広大では無いのとファミリーキャンパーが殆んどなので、テキトウでいいよ~って言ってしまうと場内が荒れたり、キャンパー同士でトラブルが生じるからだと思います。
ただ一つ残念だったのは、焚き火台を使っても焚き火は禁止である事。サイト同士が接近しており、火の粉が隣のテントを焼いてしまうというトラブル防止の為だそうです。まあ仕方がないですが・・。
2日前に予約を入れたのですが、既にオートサイトに空きは無く、キャビン(呼び名はバンガローでもコテージでもない)が1つ空いているだけでした。
雨が降ったりやんだりだったので、これはこれでOK。万一の際はココに避難します。広さは6畳位のワンルームですが、値段も3,000円と安くていいですね。
キャビンを借りてもテントを張ります。キャビンは使いません^^;
今回は息子にソロキャンプの醍醐味!?を体験させるべく、テントを2つ張りました。食べるものも別、寝るのも別、という独立制にしてみました。
少し前にホームセンターで殺虫用の電気ラケットを購入しました。
398円と安かったので面白半分で購入したのですが、嵩張るのでかなり無理して持って来たのに使い勝手はイマイチ。家の中なら良いのでしょうけれども、野外で使うには虫を当てる面がちょっと小さいです。多分もう使いませんねぇ。
キャンプ場の隣には中川町が運営しているポンピラ アクア リズイングという立派な宿泊・入浴施設があります。
上画像)中川町のHPから拝借しました。とても綺麗な温泉と、アンモナイト型のプールがあり、400円を支払うと両方利用できます。水着のレンタルもやっており、手ぶらで行ってもOK。おススメ!
テント別々、食べ物も別々に食べるという、独立キャンプをして、息子にソロキャンプの楽しさを実感して貰おうと思います。息子はスキ焼きを作るという事で、肉・ネギ・シイタケ・豆腐・シラタキを買ってきました。
普段全く包丁を持たない息子も今回ばかりは張り切っております。
米もある程度要領だけ伝えてメスティンで炊かせました。意外と簡単にご飯が出来る事に驚いていました。そうさ、ご飯なんて適当に煮れば案外美味しく出来るものなのさ。
自分で作ったスキ焼き。超ウマイ!を連発して1合のご飯と共に平らげていました。
私は簡単、美味しい「みよしのギョウザ」。プレモルと共に・・・。
そんなこんなで中川の夜は更けたのでした・・
昨夜は2人ともPM9時には就寝。AM5時過ぎに起床し、朝御飯。
朝御飯は2人で同じトーストにマヨネーズ、トマト乗っけ。清々しいキャンプ場の朝にピッタリのメニューなのです。
ホットサンドメーカーを持って来たかったのですが、積載が限界だったので諦めたのです。大して役に立たない電気ラケットを持って来るんじゃなかった。。
こちらのキャンプ場のゴミの分別に懸ける意気込みが感じられます。少しの間違いもダメですよ!。でも一事が万事。こういう努力の積み重ねがキャンプ場の治安!?を守るのであります。
AM8時、キャンプ場を出発。お世話になりました~。
帰りは少し遠回りしてオホーツク海側に出ます。雄武町の道の駅に立ち寄ると、韃靼蕎麦を食べさせてくれるというお店があるではありませんか。
蕎麦好きは黙っていられません。
「ダッタンそば(ダッタンソバ コロッケ付き)720円」を頂きました。
今回の旅の3湯目、「オホーツク温泉
ホテル日の出岬」に立ち寄ります。
こちらの温泉の正式名称はオホーツク雄武(オムイ)温泉。源泉温度は66℃です。
ただ、湯量が豊富では無く、濾過循環方式をとっております。まあ、私はそんな事は大して気にはしませんけれどもね。
綺麗なフロント。
ホテルのHPから画像を拝借。このホテルの素晴らしい所は露天風呂。オホーツク海を一望できる高台からの眺めは爽快の一言であります。
冬はタイミングが良ければ流氷も見られるんですよ。
西興部村森林公園キャンプ場に立ち寄ってみました。こちらは無料のキャンプ場。
ライダーを中心に沢山の方で賑わっておりました。雰囲気いいねぇ~。
ミツバチ族を思い出すなあ。ミツバチ族を知らないって? そんな若い人がこのサイトを見ているかなぁ。ミツバチ族とは1980年代~1990年代に北海道を目指して走って来たライダー達の事です。
排気音がブンブンいうのでそう言われていたんです。あの頃は今とは比べものにならない程、ライダー達が夏の北海道を走りまわっていたんだよなぁ。
道の駅「にしおこっぺ花夢」に立ち寄り・・
名物の木製のからくりオルガン「音・木・林(おとぎばやし)」の演奏を聴きながら、いちごソフトを頂きました。コレとても美味しいよ!
久しぶりに岩尾内湖白樺キャンプ場に来てみました。ココは無料の上、キャンプ場内に車両を乗り入れる事が出来る貴重なキャンプ場の一つです。
また無料にも関わらず、トイレは綺麗な水洗。コインシャワーにコインランドリーや売店まで備わったセンターハウスが素晴らしいです。
こちらを管理している士別市は素晴らしい!
サイトの様子。私が最後に利用したのはいつだったか・・。家族キャンプだったなぁ。皆さん思い思いの所にクルマを停めてキャンプを楽しんでいますねぇ。10月31日までやっているキャンプ場なので、空いている秋に利用してみたいです。
おまけ:皆さん、ダムカードって知っています? 私は最近ラジオで聞いて知ったのですが、日本全国一定の大きさのダムの管理事務所で配布しているカードです。
恐る恐る管理事務所に行って申し出ると職員の方が快く下さりました。
国土交通省が平成19年から発行しているらしいです。国土交通省ダムカードHP
調べるとダムマニアがいるようですね。ダムカード大全集って本までありました。世の中広いですねぇ~。
という事で、また! ^^/