2016年度のGW・・・っと。
道東にでも出掛けようと思ったら。。(上画像) 4月末なのに暴風雪って・・
これじゃあサマータイヤで峠越えは無理。5月2日の平日を挟んでGW後半5月3日からは暖かくなりそうなので、出掛けるのはそこからとするか~。。
念の為、アウトドア嫌いの妻に「一緒に行くかい?」と尋ねましたが・・
「いってらっしゃーい♪」
「よーし、心おきなく一人で出掛けてくるわ!」
計画は・・
・1日目はドライブがてら、通り掛かりの温泉に入り、根室のキャンプ場入り。
・2日目は未計画、道東の温泉巡りをしつつ、どこかのキャンプ場で宿泊。
・3日目は朝一で海釣り。その後帰宅。
ドライブ・キャンプ・グルメ・温泉・釣り まで一通り楽しむぞっと。
今回はコンビニに寄る度、熊本を中心とした震災の為、レジの募金箱に募金をさせて頂きます。遊んでいる私の少しですが罪滅ぼしです。
被災された皆さん、頑張って下さい。
本日の音楽はデッド オア アライブ 。先日TV番組でボーカルだったピートバーンズの度重なる整形について放送していた。という事で高校生の頃買ったCDを棚から引っ張り出して出発。今日も一人ドライブの特権、1980年代の曲全開だぁ。
ピートバーンズはアレな感じになったが、音楽は時代を超えてカッコイイな。。
上の曲はDead Or Alive の曲で私が最も好きなSomething In My House。
国道333号線、北見峠経由で目的地に向かいます。
すぐ横に無料の「旭川紋別自動車道」が走っているので、99%の車両はそちらを走ります。つまりココ333号線は超閑散、ドライブ向きの気持ち良いルートです。
国道333号線、景色は知床横断道路に負けるけど、自分のペースでのんびり走れるし、時々石北本線や自動車道の高架下を通ったり、楽しいです。
本日は根室市唯一のキャンプ場「築拓キャンプ場」に向かい出発します。
目的地までの距離は315km。全域OPENで走行します。多くの時間、空は曇っていてイマイチだったけれど、晴れ過ぎると暑いので丁度イイ。
上画像は屈斜路湖。本日の屈斜路湖は霞がかかっていました。
このHPで何度か触れた事がありますが「アイヌ語地名で旅する北海道」(北道邦彦著) などの書籍を開いてみますと、
屈斜路湖(くっしゃろこ)・クッチャロ湖の語源は「沼の水が流れ出る口」元々は沼全体を指す言葉ではなかった様です。
野寒布岬(のしゃっぷ)・納沙布岬(のさっぷ)の語源は「ノト=岬、サム=そば(近く)」で元々は岬近くのコタン(村)を意味していたらしいです。
北海道の地名の8割はアイヌ語が語源になっていると言われ、また似たような地名が複数ある事は珍しくありません。
久々のオープンドライブで体が少々ホコリっぽくなったので、途中構想にあった温泉「べっかい郊楽苑」さんに立ち寄り。結構立派な宿泊複合施設です。
お湯はモール温泉で源泉温度が40℃程の為、若干の加温後掛け流し。露天風呂もちゃんとあって、とても良いお風呂でした。
この施設、下の地図を見て分かる通り、隣には「別海ふれあいキャンプ場」があります。キャンプ場は通り掛かりにチラリと見ただけですが、大自然的雰囲気は殆ど無いものの、小さな子供のいる家族連れにはオススメのお気楽キャンプ場ですね。
・買い物に便利 ・温泉に隣接 ・綺麗で広々とした芝生サイト
・ふるさとの森動物館(小動物園)に隣接 ・パークゴルフ場に隣接
まあ、ソロキャンパーの私には無縁かも知れませんが。。
という事で自宅から7時間掛けてやってきました根室は「築拓キャンプ場」です。キャンプ場は「明郷 伊藤☆牧場」さん内にあります。
昔のキャンプ場ガイドブックを開きましたら、この築拓キャンプ場は現在とは別な場所にあったようです。(当時の築拓キャンプ場はその後閉鎖されております)
オーナーさんのお話「根室市には一軒もキャンプ場が無いという理由から市の負担で この牧場にキャンプ施設を整備してあげるので、あとの運営管理は頼むよ~ってな感じで任されているんです」
なにぃ!キャンプ場の施設を根室市が作ってくれたんだ・・。
実は私、‘ふるさと納税’で根室市に寄付をしているんですよね~。目的はお礼の品で送られてくるカニだったんだけど。。少しは役に立っているのかな。。
「ただ、肝心のキャンパーが思った様に来てくれないし、キャンプ場の管理って意外とコストが掛かるんですよね~」と仰っておりました。
確かに。。近隣には尾岱沼や霧多布などの強豪キャンプ場もありますし、ちょっと足を延ばせば魅力的なライバルキャンプ場が多数存在しています。
では、北海道アチコチのキャンプ場を利用した私が僭越ながら「このキャンプ場はココがおススメ!」ってポイントをまとめてみました。
・お洒落なレストランに隣接しています。食事からデザートまで何でもOK!
・レストランには洒落た小物や、チーズなども豊富に販売されております!
・小動物園があります。餌やりも出来ますので家族連れにおススメ!
・シャワーは24時間いつでも使えます。綺麗好きな方におススメ!
・洗濯機も24時間いつでも使えます。放浪ライダーさんにおススメ!
・馬のいる牧場に隣接しており、馬を眺め放題。お馬さんが好きな方におススメ!
キャンプ場利用料は・・
入場料:大人一人700円
フリーサイト使用料:テント一張り800円
オートサイト使用料:2,500円
バンガロー 使用料:3,000円 となっております。
つまり私の場合、700円+2,500円=3,200円となります。
はい、ご覧の通りオートサイトにテントを設営完了。
秒速8mの風が吹いていて、設営に手こずりました。
一棟あるバンガローの客以外にキャンパーはおらず、価格が安いフリーサイトでも良かったのですが、オートサイトの方が景色や雰囲気が良かったので。
サイトには薪が積んであって、オーナーさんに聞くと自由に使えるんだって。
太っ腹だね。
ただ今日は風が強くて焚き火は御遠慮下さいねって事でした。勿論私も諦めていたけどさ。ロードスターに途中で買った薪を積んで来たんだけどねぇ~。残念。。
景色はご覧の通りサイコーです。牧場の風景をそのまま見られます。
本日のテント内の様子。久々設営のピルツ7内にコットを入れました。今回、釣り道具その他もろもろを積んで来た為にロードスターの収納スペースが足りず、座り心地が余り好みでないHelinoxのチェアを持ってきました。
テントサイト横の小動物園にはニワトリ、ヤギ、ヒツジ、ブタがいて、ブタとヒツジには子供がおりました。今年誕生したヒツジの子供(画像右)はメチャカワイイ。
親子のブタ。あれぇ~微笑ましい。電車ゴッコみたいだな!?と思ったら、、何と交尾をしていました。。。^^; 子ブタは2頭ともオスです。
で、今晩の夕食は自炊・・ではなく、牧場内、歩いてすぐソコにあるレストラン「ATTOKO(あっとこ)」さん。メニューはこちら
レストランには様々な小物や地元産の食品が販売されており、とても楽しいです。家族へのお土産にマグカップやチーズなどを購入しました。
本日の晩御飯「あけさと和牛のエスカロップ(サラダスープ付き)1,320円」
皆さん、エスカロップってご存知ですか? 根室のご当地グルメでして、タケノコ入りのバターライスに通常はドミグラスの掛かった豚肉のカツがのっているのですが、こちらは自家製牛肉を使ったエスカロップです。
食事を終え、テントに戻りましたら、風が段々強くなってきて、テントが一晩持ちこたえられるのか心配に。予報では秒速12mの風が吹くとなっています。
何年か前に別なキャンプ場で同じ様な風が吹いた時に周囲のテントがバタバタと倒れたのを見た事があり、チョイと心配になってガイロープを2倍に増強。
サイトの地盤が火山礫でイマイチ不安定だったので、そこら辺に落ちている丸太で固定。これで完璧。
テント内。サイトは火山礫が敷かれており、ペグの固定力は土に比べてイマイチ。一方、水はけは抜群です。
オートサイトは電源付き。この日、気温が一桁まで下がるとの事で、ついつい、セラミックヒーターを持ち込みました^^ 結構暖かかったです。
テーブルの上にコーラが載っていますが、先ほどのレストランで買ったニュージーランド産オーガニックコーラです。お値段がナカナカで450円もします。
自分史上最高価格のコーラでした。
夜はツマミでも食べながらスパークリングワインでも飲もうかと思っていましたが、余りの風の強さに火器を使うのを躊躇ってしまい(万一倒壊した場合、厄介)、お酒も飲まず PM9時頃就寝してしまいました。
翌日AM4時頃、猛烈な風の音で目が覚めました。風速は秒速12m位でしょうか。
テントは何とか持ちこたえておりますが、小ぶりの丸棒ペグを刺している地盤が火山礫の為、かなり不安。
本当はAM9時にOPENするレストランで朝食・・と思っていたんだけど、断念。
撤収しました。上画像はAM5時、キャンプ場入り口です。
また穏やかな日にゆっくり訪れたいなあ・・・
キャンプ場を出発してから、いったん納沙布岬を目指したんだけど、霧が凄くて気分が萎え、「道の駅スワン44ねむろ」の所でUターンし、釧路を目指しました。
ここから釧路駅まで107kmあります。北海道人でも根室に行った事が無い人が多いと思いますが、根室と釧路って意外と距離があるんです。
国道44号線を走っていると丹頂鶴のつがいが飛んでおりました。
クルマから降りて撮影。
成鳥だと翼開長が2.4mにもなるらしく、優雅な一方かなり迫力がありますな。
AM7:30 釧路和商市場に到着。ここで頂くのは御存じ勝手丼。
各店舗、既に熾烈な戦いは始まっておりました。
戦い=客の奪い合いです。我が店に来て貰おうとあの手この手で誘います。
私はコチラに来たのは確か3度目ですが、誘いを断るのもナカナカ大変です。
さて、ここでまずコチラを利用した事が無い方に予めお伝えしておきます。
和商市場の勝手丼はレジャーとしてお楽しみください!
市場だから、ネタをセレクト出来るから、と言って決して安上がりに済む訳ではありませんよ~。私が独断で決めたネタがどんなものであったかご覧下さい。
ご飯(茶碗1杯半サイズ)210円、カニ汁160円、ウニ400円、カニ400円、
キンキ300円、マグロ赤身200円、中トロ300円、ボタンエビ小250円、
ホタテ300円、シシャモ100円、卵焼き50円、という事で・・・
合計2,670円也
これで合計が1,500円位なら「安いからおススメ!!」って人に言えるのですが、冒頭に申し上げました通り、これはレジャーですので、遊び賃も含んでおります。
お腹が一杯になったら、今後の日程を考える。
1.標津か中標津あたりのキャンプ場を目指し、途中 温泉三昧。
2.十勝方面のキャンプ場を目指し、途中 温泉三昧。
3.天気が悪いので帰る
15分ほどクルマの中で天気予報などを確認しましたが、どうもパッとしない天気。
また北海道はまだまだOPENしていないキャンプ場が多く、選択肢が少ない。
・・・という事で今回は思い切って帰る事にしました。
えー、せっかくなので帰る途中に名湯「芽登温泉」に立ち寄ります。
道道88号線から林道に入り、暫く走ります。
こちらの歴史は大変古く、和人に1901年発見され、1904年から開発が始まりました。詳しい人から聞いた話だと、営林局が保養所の開発として行っていたそう。
そう言えば岩間温泉も確かそんな感じだったな。
建物の外観は古めかしいですが、建物内やお風呂は随時リニューアルが行われており、とても気持ち良いです。かなり辺鄙な所にあるにも関わらず、入湯客も途切れなく訪れます。
芽登温泉さんは日本秘湯を守る会の会員宿であります。私は昔、北海道に8か所あった(今は廃業宿があった為7か所に減りました)会員宿巡りをした事があります・・日本秘湯を守る会会員宿へ行った記録
この温泉は雰囲気と言い、ロケーションと言い、そして温泉そのものも本当に素晴らしい。いつか宿泊で訪れ、湯浴みをしながら闇を飛ぶシマフクロウを見てみたいものです。
今回の旅は日程短縮など 不完全燃焼でしたが、また今度! ^^/