ロードスターに暫く乗っていないなあ・・5月からガレージに置きっぱなし。
オイル交換に一度数キロ乗っただけ。
という事でロードスターでは久々の一泊二日のお出掛けです。
北海道では観測史上初めて1年に3つの台風が上陸したそうで(しかも僅か1週間の間に3つも)、特に北海道の下半分の地域は甚大な被害がありました。
今回は比較的台風の影響が少なかった北海道の上の方に行ってみます。
色々と行きたい所を頭に入れてありますが、宿泊地すら決めていない、風任せの旅であります。これが一人旅の楽しさです。
上画像は名寄美深道路。国道40号線のバイパス道路でもあります。
天候は曇りで、気温は20℃台半ばのオープンカー日和です。
音威子府→中川→遠別 で日本海側に出て、オロロンラインを北上します。
上画像はご存知オトンルイ発電所。来た道を駐車帯でUターンして停車し、撮影しています。
風車は一見さほど大きく見えませんが、高さが99mもあって、近くに行くと高層ビルが建っている位の迫力です。
全28基が3.1kmの直線にズラリと並び、観光スポットになっています。
コレ全部で一万世帯の電力を供給しているんだってさ。
上Googleマップ右下の拡大ボタンで見てみて下さい。
北上するとガードレールも電柱もない、シンプルな風景が待っています。
沢山のライダーやチャリダーとすれ違いました。
ココに来る前は「今迄何度も走った事があるので、どうせ大した感動もないのだろうなぁ」って思っていましたが、やっぱりイイですね。右腕を窓枠に乗せてノ~ンビリ走らせます。
人が登れそうな小高い所があったので、登って一枚。本当はずっと向こうに迫力のある利尻島が見えるハズなんだけど、曇って下の方しか見えません。
豆知識:利尻島の利尻富士は白い恋人のパッケージになっています(↓画像)
利尻島を空から見るとこんな感じ。まさに噴火で出来た島って感じですね。
久々にやって来ました「樺太食堂」さんです。ライダーやチャリダーには有名な食堂ですね。マンガにも登場した事があります。
コチラの住所が「稚内市ノシャップ2丁目」ですから。雰囲気ありますね。
店内の様子。コチラを訪れた客が思い思いにメッセージを書いたものを貼っています。食事が出てくるまでの間一つ一つ読んでいくのが楽しいのです。
生うに三色丼(3,240円)を注文しました。超肉厚のホタテ・カニ・イクラ・そしてムラサキウニが載っています。
今時期はムラサキウニより濃厚な味が楽しめるバフンウニは提供されませんが、新鮮なムラサキウニは十分美味しいです。
画像上方に例の壁に貼る紙が用意されましたので「北海道 ロードスター az 三色丼美味しかった!」と書いてきました。
尚、コチラのお店、冬季は休業しておりますのでご注意ください。
開店時間はライダー向けなのでしょう、朝の8時からOPENしておりますので私の様な朝型の人間には嬉しいですね。
稚内のお菓子屋さんと言えば老舗の「小鹿」さんですね。コチラでは夜に食べるおやつを購入しました。綺麗な店内に沢山の種類の和洋菓子が並んでいて目移りするほどでした。コチラのお菓子屋さん、大好きです。
ホントは樺太食堂さんの後に稚内唯一のミシュラン☆店、「はるな家」さんに行こうと思ったのですが、さすがに三色丼でお腹が一杯で断念。
前にも一度行った事があるのですが、超コダワリの蕎麦店で楽しいんですよね。
お腹が一杯になったらテントを張ってゆっくりしたくなって、スーパーで食料を買い出しして、本日の宿泊地「北海道立宗谷ふれあい公園」に到着。
北海道立の大変立派で広大な施設です。
コチラのキャンプ場はオートキャンプ場です。
サイトの種類は、フリーサイト(各駐車場が明確にあるフリーなオートサイト)、
プライベートサイト(普通のオートサイト)、そして今回私が借りた「キャンピングカーサイト」があります。
ロードスターでキャンピングカーサイトだって? そうなんです。
何年か前に一度コチラを訪れた際に今度来るならこのサイト!と決めていました。
つまり、本来は上画像の様な全長が長~いキャンピングカーやトレーラー用のサイトなんですね。2トントラックベースのキャンピングカーやハイエースなんかは普通のプライベートサイトを利用しています。
既に北海道のキャンプシーズンはそろそそオフ期なのと、元々このキャンプ場は少し料金が高いのでガラガラでした。
上画像の赤ポッチの所にテントを張りました。
航空画像を見るとわかる通り、私のサイトは長さが50m以上あって大変贅沢。
赤ポッチの右下がプライベートサイト、右上がフリーサイトです。
サイト料金は大人一人の入場料込みで閑散期価格2,500円でした(これが繁忙期だと4,500円)
とりあえず適当にテントを張りました。舗装の通路は私専用ですので、寝っ転がろうが、道具を広げようが自由です。
最初4つあるキャンピングカーサイトの一番の離れ(端っこ)を借りたのですが、余りに人里離れた雰囲気で、しかも茂みに獣道がありました(恐らくキツネ)
獣道を確認してしまった以上、夜中恐怖に悩まされそうなので、最も他のサイトに近い所に引越ししました。
キツネが怖いって!?とか言わないように。真っ暗な夜中にテントの周囲をうろつかれたら、もしかしてヒグマでもいるのではないかと恐怖のどん底に叩き落され、震えてしまうのです。(もちろん稚内でもヒグマはいます)
ロードスターの前方に見える建物はトイレ。ウォシュレット付きです。
サイトの芝生スペースが余りまくりです。周囲は樹木で囲われていて、ノビノビとソロキャンプを楽しめます。
私が経験したオートサイトで最も広く、プライベート感があって、満足出来る内容です。素晴らしい。
テントの前の通路は先ほど申し上げた通り私専用。
通路を挟んで向かいの芝生はテントサイトではなく、画像には写っていませんが樹木が目隠しで植えられています。
この解放感、サイコー。
さすが北海道立の施設です。遠くに見えるコテージはオシャレだし、芝生も隅から隅まで手入れが行き届いております。税金を払っている価値を感じます。
センターハウスでシャワータイム。
ボディーソープやシャンプーもセットしてありますので、タオルだけ持って行けばOK。しかも指定時間内なら何度でも入浴可能です。
本日の食材。途中のコンビニと西條百貨店(イオンみたいな地元の有力小売店)で色々と買ってきました。
ご飯は出来合いのゴマおにぎり。焼き鳥は焼くのが面倒なのと、美味しいのが食べたかったので、国産鶏を使用したネギマの焼き鳥(完成品)を購入。
あとは子供の頃よく食べた麦チョコ、朝食用のパンとポテトサラダ。
一番右の青い瓶はVallade Rosso(イタリア)というスパークリングワインで、セイコーマートに売っています。甘口&炭酸でグビグビいけてお気に入りです。
私専用の通路(しつこいね)で炭火を熾す。何を焼くかって?
何と既に完成している焼き鳥(ネギマ)を温めるだけ!(´- `)
手抜きもここまでくると清々しい。
そして私の前に広がる風景。プライベートガーデンです。
ナイターをラジオで聴き、ビールを飲み、焼き鳥を炭火で食べる。
これ以上の贅沢があるでしょうか。
うーん、周囲に誰もいないって素晴らしい。前回黒岳キャンプの時、ギュウギュウヅメだったからな~。やっぱソロキャンプはこうでなくっちゃ。
吸血昆虫は皆無で気温は朝までずっと17℃の予報。過ごし易い。
焚火を小一時間ほど楽しんだところで、ちょっと風が出てきたので中止。
スノーピークの焚火台とユニフレームのファイヤスタンドの燃焼比較をしようと思っていたんだけどね。
上画像、露出時間長めで撮影。実際は結構真っ暗です。
霧が頭の上をフワフワと移動していて不思議の国に来たような感じでした。
テントに入ってから日中に小鹿さんで買ってきた竹炭シュークリームと稚内最北牛乳プリンを順次頂きました。
シュークリームは稚内牛乳を使った濃厚カスタードが、プリンは豊富牛乳を使った生クリームが使われており、美味しいのは勿論、楽しく頂くことが出来ました。
いつもの様に深夜に目が覚め、オードリーのオールナイトニッポンを1時間ほど聴いてから寝た。この日夜間の気温は安定して17℃台だったので、過ごしやすかった。
朝は5時に目が覚めた。朝食は簡単にホットサンドね。
ヤマザキのロイヤ~ルブレッドにポテトサラダを挟みます。
前回の登山ではプリムスのストーブを持って行ったので、今回はEPIgasのにした。
画像のREVO-3700は五徳がビシッと真横に開いてカッコイイ。
AM7:30、キャンプ場を出発。出発前にゴミステーションにゴミを入れていく。
ゴミ袋は自由。分別だけきちんとすればOKです。イイネ。
ホントは宗谷岬経由でオホーツク海側を南下して家に帰ろうと思ったんだけど、キャンプ場を出た瞬間から結構強めの雨に降られ、ウンザリして最短距離で帰宅する事にしました。
途中、音威子府蕎麦が食べたくなったので、JR音威子府駅内にある常盤軒さんに立ち寄りました。
常盤軒さんはAM10時開店ですが、30分も前から道内外のライダーさん達が開店を待っております。
コチラのお店、80代のご夫婦が経営されております。何歳になっても現役で働く。ステキですね。
音威子府そばは蕎麦の実の外殻を使っており、荒々しい味と香りが特長。
かけそば(370円)を頂き、家族へのお土産に生麺とツユを購入。
という事でこれにて終了。二日目の天気が悪かったのが残念。
ではまた^^/