☎:トゥルルル・・・
私:はい
☎:仕事の依頼だ。音威子府(おといねっぷ)まで来てくれ。
私:音威子府ですか。 23日(土曜日=休日)でしたら時間が取れますが・・。
☎:OK、ではよろしく。ガチャ。
・・・以上、かなりフィクション
よーし、仕事のついでにテントを積んで行って今年最初のキャンプでもするか~。
音威子府村は旭川市から120kmほどのところにあります。AM8時過ぎに出発。
■井上食堂さん(美深町)
AM10時。美深町にある「井上食堂」さんに数年ぶりに立ち寄って食事。
この少々古ぼけた食堂はチョイと面白いのです。
えー、上がラーメンのメニューです。驚きなのは麺のメーカーだけで6社から選択出来るのです。スープも豚骨からチキン、魚介まで色々・・・
注文の方法はテーブルの上に置かれた白い紙に手書きで提出。。。
こんなの家族で訪れたら(昔訪れたけど)注文の時点でパニック必至。
ラーメン以外にもカレーライス・蕎麦・うどん・80円から810円まで希望に合わせたサイズを選べるソフトクリームまで、メニューは盛り沢山です。
私はトンコツスープに大好きな加藤製麺の麺を注文。スープを頼めばチャーシューやネギが自動的に付いてくるのに、私は誤ってそれらを重複して注文。
でも合計750円でした。手抜きなしで作っているのが分かるほど美味しいです。
AM10時OPEN直後に行ったので客は誰もおりませんでした。
オーナーにこのシステムはコスト的に辛くはないのか尋ねましたら「確かに辛いがお客さんの要望は全て聞くのが当店の方針」と力強いお言葉でした。
■JR音威子府駅内 常盤軒さん
AM11:00 ラーメンの後は蕎麦ね。お仕事の直前にJR音威子府駅内にある有名店「常盤軒」さんに立ち寄り。
音威子府と言えば「音威子府そば」。蕎麦の実を殻ごと挽いているので、麺の色が黒いのが特徴です。蕎麦の風味も荒々しく楽しいです。
こちらで月見そば(420円)を頂きました。
駅内には「天北線資料室」なる部屋があります。天北線は1989年に廃線になっており、音威子府からオホーツク海側の猿払などを経由し稚内迄を繋ぐ路線でした。
資料室は結構広々としていて、古い備品やジオラマなど色々展示されていました。鉄道に詳しくない私でも面白かったです。
線路沿いにエゾシカが3頭草を食べていました。
クルマをそばに停めて徒歩で踏切を渡りながら撮影。
口笛を吹いたり声を出したりして何とかコチラを向いてもらいました。
仕事は小一時間で終わり、(この日は本来休日だったので) これからはプライベートタイム。
さーて、今回は当初「野宿をしよう」と考えていました。
(野宿=キャンプ場を使わない野営のこと)
最近何となく整備されたキャンプ場でのキャンプに少々飽きてきたのです(2014年に稚咲内の砂浜で野宿しています)。
しかし、野宿には様々なハードルがあります。
① 例え国有地であっても無断でキャンプをする事は基本的に違法。
② トイレがないから、立ちショ○や野グ○をせねばならない。
③ 宿営地に接近する野生動物や人間に対する恐怖が半端ない。
野宿は太陽が出ている内は楽しいですが、暗くなると途端に恐ろしくなります。自分の周囲360度、全域が恐怖です。
久々のキャンプなんで野宿は中止。キャンプ場を探します。
PM3:00
オロロンラインを南下中、「初山別みさき台公園キャンプ場」に寄ってみました。
ガイドブックには4月下旬OPENと書いてあったので、念の為に担当部署の初山別村経済課に電話してみましたら、とても丁寧な担当の方が、「炊事場は水が出ませんが、テントは自由に張って頂いて結構ですよ~」なんて仰ってくれました。
トイレは歩いてスグの道の駅がある。隣はレストラン付きの温泉施設もある。
景色は素晴らしい。よ~し、今日はココにしようかなぁと思ったけど。。
しかし、今日は風が猛烈に強い。昨年もココで風が強くて苦しんだなあ・・。
それに天気予報を見ると雷警報が出ているではないか・・こんな高台にテントを張って、風はともかく雷でも鳴ったら・・・。とても残念でしたが、今回は利用を断念し、更に南下する事に・・。
PM4:40
音威子府からはるばる160キロ。4月23日からOPENしている「増毛リバーサイドパークオートキャンプ場」に来てしまいました。
本当はオホーツク海側のどこかで野宿しようと思っていましたが、
寒い(最低気温予報3℃)、雨、暴風(秒速10m前後)、のトリプル安で断念。
やっぱりキャンプ場って安心だよな~。利用料金が2,000円掛かるけどね。
本日の出動車両はジムニー。荒れ地を走る気マンマンだったんだけどね~。
風が強く、天気結果(予報ではなく)を見てみると、この時最大で秒速15m位の風が吹いていたそうな。山テントのドマドームだったので、どうにか設営完了。
ちなみに本日貸切です!管理人さんも夜間不在なので、これなら野宿をしなくても野宿チックな気分が味わえます。
本日のキャンプ道具はこんな感じ
テント ■アライ ドマドームライト2
前室まで完全自立式でアスファルトの上でも設営可能。
前室がソコソコ広い。山岳テントなので風に強い。
シュラフ■モンベル スーパーストレッチ バロウバック♯1
伸縮自在でノビノビ眠れる。私的には0℃位までは快適。
マット ■サーマレスト Z Lite Sol レギュラー
アルミ蒸着がされ断熱性が高い。
アコーディオン式収納の為、巻きぐせが付かないのが良い。
ピロー ■ホームセンターで買った蕎麦ガラ枕 私にとって枕は重要。
テーブル■スノーピーク baja400
コンパクトに折り畳め、使う時は剛性感が高いのがイイ。
クーラー■イグルー cool16
一人用としては丁度良い大きさ。
チェア ■クレイジークリーク Beach chair
若干かさばるが、座り心地はサイコー。カラーリングがカッコイイ。
テントを張ったら入浴の為、キャンプ場すぐそばのオーベルジュましけさんへ・・
PM5:40 「オーベルジュましけ」さんで 日帰り入浴&夕食
増毛町出身の三國清三シェフ監修による、地産地消をテーマにした宿泊温泉施設。
三國シェフともなると敷居がとても高そうですが、実際は庶民的なカレー(上画像=850円)から、予約をすればフランス料理フルコースまで頂く事が出来る、敷居が町の食堂レベルの不思議なレストランです。
本当は日帰り入浴のみの目的だったのですが、風が吹き荒れるキャンプ場で夕食を作るのが億劫になり、コチラで頂いてしまいました。。
昔はメニュー全般的にお値段が高くて不評でしたが、現在は納得の価格設定です。
PM7:15 増毛市街地のスーパー、チューオーさんで酒のツマミの刺身や茶碗蒸しや、豆腐を購入後、だーれも居ない貸切キャンプ場に帰還。
PM8:00 ラジオで野球中継を聴きながら、ドマドームの土間部分で晩酌タイム。
このドマドーム、前室含め完全自立式・設営簡単・風に強いって事で大変実用的。
気温は12℃。この時、天気結果(予報ではない)によると秒速10m位の風が吹いていたとの事。とてもじゃないけど焚き火は出来ませんでした。
PM9:00 寒いし、焚き火は出来ないし、疲れたので寝る事に・・お休み。。。
PM11:00
風の音で目が覚める。たったの2時間しか寝ていない。
天気予報を見るともう少しで風が秒速3m位に落ち着くらしい。
おお、これは焚き火が出来るな!
シュラフから抜け出し、今年購入したUNIFLAMEファイアスタンドⅡをシェイクダウン。火床がメッシュで出来たこの焚き火台は素晴らしいね。念の為にスノーピークの焚き火台ベースを下に置いて様子を見ていましたが、灰は殆どと言って良いほど下に落ちません。
そして驚くほど木材が完全燃焼します。木材が最終的にティッシュを燃やしたみたいにフワフワになるほどです。
普通の焚き火台だと太い木材を燃やし切るのは木材を回転させたりしてナカナカ大変ですが、この焚き火台なら完全放置でOKだなぁ。
それと、このメッシュのお陰で足元が暖かいのね。遠赤外線がポカポカと冷えがちな足元を暖めてくれます。寒い時期にこれはイイ。
キャンプ場の貸切を良い事に、通路のアスファルトの上で焚き火。この後AM1時まで火いじりを楽しみ、AM1時~AM3時まではテント内でオードリーのオールナイトニッポンを聴いて寝ました。
AM4時、遠くから大量の漁船のエンジン音が聞こえて来たので目が覚めた。
テントから出てみたが、この場所から増毛港は見えない。
外気温は3℃だが、風が冷たくて、10分ほど外で撮影をしている間に体が冷え切ってしまった。実は厚着なしの全くの普段着でこのキャンプに臨んでいたのでした。
(上はTシャツ、シャツ、コートのみ。下はジーンズのみ)
テントに入ればそれほど寒くないのですが、外でウロウロしていたら震えが止まらなくなり、思わずジムニーに避難。シートヒーターで体を芯から温めた・・・。やっぱりまだまだ寒いね~。
ちなみに上画像ではジムニー後方にまだ沢山の雪が残っているのが見えますね。
AM5時。朝食にしますか~。
まずは用意していたアマノフーズ群から体が温まりそうな豚汁をセレクト。
チャムスのホットサンドメーカーでホットサンドを作る。中身はスーパーの総菜コーナーで買ってきたポテトサラダ。ブービー(カツオ鳥)の焼き目が楽しい。。
ポテトサラダ入りのホットサンドと豚汁の組み合わせ。意外とイケます。
という事で、今年初のキャンプ報告でした。しっかし風が吹いて寒かったな~。GWからはようやく北海道のキャンプ場も相次いでOPENするので楽しみ。
※このサイトをご覧になって今まさにキャンプをしようと思っている皆さん、
画像だけ見ると穏やかで随分ノンビリ過ごしている様に見えますが、
まだまだ北海道は寒いです。性能の良いシュラフとマット、それと出来れば
暖房関係を用意しなければ寒さと戦う修行と化しますからご注意くださいネ。
ではまた・・^^/