みなさん、お久しぶりです。暫くの間、アウトドア活動を休んでおりました。

何とか活動再開致します。

さて、今回は黒岳キャンプです。今年、アライのドマドームを購入してから「いつかは登山で使わねばならん！」と考えていたのです。

ちなみに私、登山はほぼやった事がありません。

大人になってからは・・・2010年のニセコアンヌプリだけですね。

初心者でも登山キャンプが可能な感じがする大雪山系黒岳(1,984m)の土曜日の天気予報を見ると夜は快晴らしい。

これは星空が綺麗に見えそうだなって事で出発決定。

金曜日、深夜。久しぶりのキャンプ道具の選定。懐かしいなぁ。この時間って遠足の前日の様で楽しいんだよね。

右下のアマノフーズのドライフーズ群は前にamazonで色々とセット購入しておりました。使える時が来て良かった。

グリーンのモンベルのリュックは60リットルと結構大きいですが、ロードスターの積載量に比べると極小なので、いつも通りに色々とキャンプ道具を持って行く事は出来ません。

それに私の持っているシュラフはダウンでない為、結構かさばります。

　■今回持って行ったもの■

　リュック：モンベル ゼロポイント60

　テント：アライテント ドマドームライト２

　シュラフ：モンベル　ｽｰﾊﾟｰｽﾄﾚｯﾁ ﾊﾞﾛｳﾊﾞｯｸ#2

　マット：マジックマウンテン トレッキングエアーマット ｳﾙﾄﾗﾗｲﾄ180

　テーブル：スノーピーク オゼン SLV-170

　ストーブ：プリムス 115ﾌｪﾑﾄｽﾄｰﾌﾞ

　ガス缶：プリムス IP-110

　ガス缶スタンド：プリムス ｶﾞｽｶｰﾄﾘｯｼﾞﾎﾙﾀﾞｰ

　ランタン：ブラックダイヤモンド オービット

　ヘッドライト：モンベル ｺﾝﾊﾟｸﾄﾍｯﾄﾞﾗﾝﾌﾟ

　クッカー：プリムス ｲｰｼﾞｰｸｯｸ ｿﾛｾｯﾄS

　コップ：ベルモント チタンマグ180

　箸：ヴァーゴ ステンレス チョップスティック

　スプーン：エスビット チタニウムカテラリー スポーク

　ナイフ：ヴィクトリノックス ハントマン

　温度計：タニタ 温湿計

　ペーパーホルダー：ロゴス ロールペーパーホルダー

　トレッキングポール：エバニュー EBH266

　三脚：JOBY ゴリラポット ミニ

　衣類(替え)：Tシャツ(長袖・半袖)、パーカー、下着、靴下、ウィンドブレーカー

　その他：使い捨てカイロ、歯ブラシ、タオル、バスタオル

　食料品：カップヌードルリフィル、アマノフーズ 各種ドライフーズ　等

いきなりですが、層雲峡にある黒岳ロープウェイ乗り場です。

私は登山初心者ですので無理をせず、まずはロープウェイで5合目まで登ります。

その後はリフトで7合目まで登り、残り30％を自力・・という予定です。

たった30％かよ・・とか言わないように。

地図右上に出発地点の層雲峡温泉、左下に目的地の黒岳があります。

ロープウェイの往復券＝1,950円、リフトの往復券600円、合計2,550円です。

AM11:20発。結構スピードの出るゴンドラから見える壮大な風景。

ゴンドラの所要時間は７分間。

AM11:35 ロープウェイの後はリフトです。天気が良くてサイコー！

リフトの所要時間は１５分間。深い森を眺めながら。

リフトの終着地点(7合目)には喫茶店兼売店があります。

観光客の方はここまで気楽に普段着で来られます。

PM12:15 さて、問題の登山、最初の内は景色を楽しむ事が出来ましたが・・

天気が良いと暑い。リュックには12kg以上の荷物を詰め込んでいて、これが登山に慣れない私の体を痛めつける。

私は春から毎朝5キロ～10キロほどジョギングをしているので今回の登山を軽く考えていたが甘かった。頻繁に休憩を入れる。

割と歩きやすい階段状の登山路もあれば、画像の様な岩の急坂もある。

ただ登山道はよく整備されており、慣れた方ならスイスイなのだろう。

PM1:10　どうにか黒岳頂上に到着。近くの人に撮影して貰った。

首から下げたカメラなんかも疲労の一つだったな～。。

登山用のシャツやハーフパンツ、タイツは適当にamazonで揃えた。

余りの暑さに上はTシャツ一丁になったが、オオマルハナバチやハエがたまに飛んでいる位で、スズメバチや吸血系の虫は皆無で何の問題もなかった。

黒岳登頂に成功した後は黒岳野営場に行く。山頂から20分ほど下った所にある。

PM1:45　出発から2時間半、黒岳野営場に無事到着。黒岳石室全景。

石室ではカップ麺や飲み物、ビールなどが売られている。水500ml500円。

ビール350ml500円。とても割高だが、人力でここまで引き上げているのだ。

私は体力の事を考え、高くても全てココで調達する事を選択した。

到着祝いで2本もビールを飲んでしまった。350缶2本で1,000円。

格別に旨かった。

こちらはトイレ。男女兼用のバイオトイレだ。臭いに敏感な方、心臓の強くない方には厳しいかも。基本ドッポントイレで、おが屑と便を利用者の人力で攪拌し、細菌の力で浄化していくというシステム。料金は1回200円です。(宿泊者は宿泊料金に含まれます)

ただ、利用者が多くなり、処理能力が追い付かず、毎年200万円も掛けてヘリコプターでし尿混じりのおが屑を空輸しているそう。

テント場。それ程広くない。50m×20m位かな？平らなトコロは殆どなく、しかも全体的に斜めっている。

既に見晴らしの良いポジションは無く、やむを得ず雨水と人間の通り道横にドマドームを設営。この後更にテントは増え続け、私がキャンプで最も避けているテントのギュウギュウ詰め状態となる。

いつもの様に一通り食べ物を並べ、食べるのを忘れないよう確認。

ドマドームの良いところは山岳テントとしては広い土間(前室)があるところ。

土間部分で風や虫に影響される事なく安心して食事が出来ます。

また完全自立型のテントなので設営後の移動も簡単なトコロが◎

今回のキャンプ、誰とも深いお喋りをしませんでしたが、通りがかりの二人の方にドマドームって広い前室があっていいねぇって言われました。

ドマドームには一人用と二人用があり、私のは二人用。だから一人で使うと寝室が大変広くノビノビと疲れを癒せます。

シュラフの下に敷いているマットは久々登場、マジックマウンテン トレッキングエアーマット ウルトラライト180。ホントはサーマレスト Z Lite Sol の方が開くのも畳むのも簡単でイイんだけど、体積の事を考えてコチラでガマンした。

陽が照っている間はとても暑く、テント内は30℃にもなった。風呂に入りたいところだがそんなのは無いし、特にやる事も無いし・・で、石室の売店で一本500円のビールを調子に乗って４本飲んでしまった。

近くの雪渓から持ってきた雪で冷やされているのでメチャ冷たくて美味しい。

500mlの水は3本買ったので計算すると水モノだけで3,500円も支払った・・。

高いなぁ～。自力で持って来ていないので仕方ないけど。。

　※石室の前に自由に使える雨水のタンクが設置されております。

　　(ずっと上の石室の画像を見て下さい。オレンジのタンクです)

　　結構多くの皆さんがこれを煮沸したり濾過したりして使っています。

PM5時、晩御飯です。先ほどまで暑くて火器を使いたくなかったのですが、太陽が隠れてからは急激に気温が下がる。たった5分の間に1℃とか下がるんです。山の天気は激しいね。

今日の晩御飯はカップヌードルのチリトマト味とアマノフーズのトマトとチーズのリゾット。トマト被りになってしまったな。トマト好きなもんで・・。

これが・・

ハイ、この通り。カップヌードルはリフィル(詰替え)バージョンを使っています。

今回使ったクッカーはPRIMUSのイージークック ソロセットS。コレ、最近買ったんだけど、気に入りました。110缶がスタッキング出来るし、持ち手もシリコンの滑り止めが付いていて使いやすい。

クッカーの内側には計量目盛りも付いています。

ただ、今回上画像右の「山の日制定記念カップヌードル型チタンクッカー」を持参したかった・・。日清による山の日施行限定販売、カッコいいチタン製のリフィル用カップを買ったのだ(6,000円以上した)

容量800mlの為、ちょっと嵩張りリュックに入りきらず、また今度・・。

食後はモンカフェ・モカブレンド。今回はいつも愛用しているUNIFLAMEのシエラカップは持参せず、代わりにベルモントのチタンカップ180を持ってきました。その理由はモンカフェを抽出するのにシエラカップの形状が不向きだから。。

夕暮れ時のテント場。仲間と来た人、恋人と来た人、夫婦で来た人、そして私の様に一人で来た人。皆、思い思いの時間を過ごしています。

久々のテント泊、しかもかなり久々のマット寝で(最近はコット寝)、体が痛くなって時折目が覚めましたが、まずまず眠られました。

さて！今回のキャンプの目的の一つ「満点の星空を見る」です。

AM2:45　目が覚めると、前室の気温は3.1℃！！寒い！(ちなみに寝室は前室より２～３℃高いです)

寒くて寒くてシュラフから出るのが大変億劫でしたが、エイヤっと気合一発。

テントの外に出てみると・・・

私のテントだけ室内灯で光っています。

携帯型三脚(ゴリラポッド)を持ってきていて良かった。

15秒の露出時間でこんな星空が撮影出来ました。

石室を撮影。ちょっと失敗。失敗したけど寒くて寒くてテントに撤収！

寝たり起きたり、間食したり、何だかんだで結局AM６時まで睡眠。

今日も天気がいいなぁ・・・

本日の朝食は「アマノフーズ ３種のチーズのリゾット」と「はごろもフーズ 朝からフルーツみつ豆」。アマノフーズは何を食べても美味しい。

山の上って、日常の景色とは全く違う。同じ地球上とは思えない。

疲れから若干股関節に違和感があるが、ゆっくり歩けば大丈夫だろう。

万一怪我でもしたら一人で下山出来ないからね。AM８時過ぎ出発。

山好きってタイプではないですが、年に一回位は山の上でキャンプしたいですね。

そういや高山植物や動物の話題が無かったねって？

植物・・・余り興味が無いのとシーズンが終わってまして、ハッとする程キレの

　　　　　ある色の花が見られませんでした。

動物・・・動物と言えばシマリス一匹しか見ませんでした。

　　　　　ナキウサギに期待していたのですが、全く見つかりませんでした。

ではまた^^/