ある日、STV(札幌テレビ放送)の人気長寿番組「どさんこワイド179」制作部の方から連絡があり、お一人様特集をするのでソロキャンパーとして出演して貰いたいと。お一人様って言葉に若干の疑念を感じたものの「迷ったらやる」思考で、お引き受けしました。
日程は天候の関係で6月3日(日曜)~4日(月曜)。
場所の選定などは私に任せるとの事でしたので、景色は素晴らしいものの、土日は激混みで利用する気になれない支笏湖美笛キャンプ場にしました。
上画像は千歳のスーパー。
ここでの買い出し→オープンドライブ→キャンプ場という長丁場の撮影なのです。
私のスーパーでの買い物の密着撮影中は周囲のお客さんがどよめき、スターの気分であります。
買い出し後はカメラマンの方を隣に乗せたりしてオープンドライブの撮影も行われましたが、放送では10秒も無かったですね。
昨今の社会情勢から法定速度厳守での走行など、コンプラに沿った正しい運転が必要でした。
上画像はテント設営後の撮影班の方々の打ち合わせ光景。
テントの設営からコット、テーブルの組み立てまで通しの撮影だったのでメチャクチャ疲れました。いつもは休み休みの作業ですからね~。
日曜夕方の美笛は人がほとんど居なくて景色の美しさが存分に楽しめます。
これが玄人キャンパー!?azの長年の経験による選定というものでしょうか~^^;。
食事(すき焼き)を食べ←勿論これも撮影、放送されました。
その後、湖畔で焚火をしながらコーヒーを飲み、静かに佇むという超ベタ・・いや素敵なシーンを撮影するのです。
上画像はスタッフの綿密な打ち合わせを静かに待つ、キャンプタレント^^;
このシーンの撮影だけでも30分以上は掛かったと思います。
撮影班の皆様の拘りは深く、納得いくまで何テイクも繰り返します。プロ魂を見たのであります。
例えば、ランタン・チェア・テーブル・焚火台の位置についても、何度も調整が行われ、完璧な映像を目指すのです。
焚火台がかなり離れているのでは?と言いたかったのですが、出来上がりの画像を見ると納得の位置関係でした。
番組画像をキャプチャーしてココに載せれば良いのでしょうが、著作権の問題もありますし、ちょっと恥ずかしいので やめておきます。
清々しい朝・・・いや今日は月曜日で仕事が沢山ある! 昼までに200キロ先の旭川に帰るのだ。疲れもピークでこりゃあ、大変な一週間が始まるぞ~。
撮影に追われ、雑然としているテント内。
昨夜はアライグマの度重なる襲撃で寝不足。暗闇の中、堂々とテントのスカートを捲り上げて入って来るので本当に恐ろしかった。
今迄の経験ではテント在宅時に堂々と侵入してきた動物はネコだけ。
キタキツネは臆病でそんな経験はありません。
今回、一度アライグマとゴミ袋の引っ張り合いになりました。ここのアライグマは相当なレベルで人間というものを知っています。皆さん、お気をつけて。
上画像)美笛キャンプ場そば
原生林の中にある人気の美笛キャンプ場は6月の平日に来るのがイイですね。
キャンパーや煩く纏わりつく虫が少なく、暑過ぎず寒過ぎず焚き火に最適の気温。
今回、撮影時間は5時間を軽く超えましたが、放送(6月13日)はその数%の採用。
しかしその数%の為に全身全霊を傾ける撮影班の方々のプロ意識に敬意を表します。オファーを受けて本当に良い経験になりました。ありがとうございました^^/