復帰一発目は北海道一周です。

今年のGWは10連休という事もあり、休暇を取らなくても楽々一回り出来ます。

これは千載一遇のチャンスではないか!

 

一人でフラフラして家庭的に大丈夫かって?

子供達はいい年になって家から出て行ったりして、金は掛かるが手は掛からなくなったので問題なし。

 

妻は誘ったのですが、元来アウトドア嫌いの上、他に予定があるという事で

むしろ ゆっくり行ってらっしゃい!’亭主元気で留守がいい‘ 状態。

よーし、では思い切り北海道一周して来るぜ!

 

今回のテーマは「興味のある事を実行しながら、何日で北海道を一周できるか」であります。

 

  つまり・・・

 

・百年食堂を訪問し

・面白い温泉に入浴し

・好きなキャンプ場で寝て

・好きなロードスターを気の済むまで思う存分運転し、より早く北海道一周する 

             

             という事ですね。

では。。天気はイマイチだけど、9年前の北海道一周の時と同じ位置から出発。

留萌の黄金岬海浜公園からだ。

あれから9年の月日が流れ、48歳の私と、私の趣味に酷使された24歳のロードスターは果たして北海道一周に耐えられるのだろうか。。

上)9年前の私とロードスター。

~You Make Me Feel Brand New~Lorraine Mckane

君は僕を生まれ変わらせる

上画像)旧増毛小学校です。昭和11年に建設され、平成23年度まで現役。

北海道では最大にして最古の木造校舎でした。
現在は保存活動が行われ、その雄姿は昔と変わりません。

私は増毛に来る度に必ずこの校舎を眺めに来ます。校舎からは日本海を望む事が出来、内陸育ちの私にとっては憧れの学校なのです。

当時の子供たちはここでどんな学校生活を送っていたのでしょうか。

旧増毛駅です。

開業:1921年11月5日、閉業:2016年12月4日
大日本帝国時代、北海道樺太間輸送における輸送の重要拠点として多大な活躍をした駅だったそうです。今は土産店として残っています。
高倉健主演の「駅-station」の舞台にもなりました。

駅舎反対側(線路側)今でも線路やホームが残り、当時を偲ぶ事が出来ます。

続いては、4年前に私が企画して当時達成した「100年食堂巡り」の再開です。

あれからまた数店舗100年食堂が増えました。

こちら志満川食堂さんは1916年創業。今年で103年です。

私は増毛に来た際に何度かこの食堂を利用した事があります。

地元の人々に長く愛された町の食堂ですね。

開店と同時に入店した為、まだ暖簾が店内に・・

壁に掲げられた新旧店舗の写真(上下写真を比較してみてください)。

お店の女将さんにお聞きしましたら、建物自体は明治の頃そのままという事です。

一見すると古めかしい建物?程度にしか思いませんが、建物を隅々見てみると、確かに当時のままの部分が露出しており、風格を感じさせます。

醤油ラーメン(650円)を頂く。この日GWで込み合う事が予測される為、高齢の女将さんは体力的に麺ものしか提供しないとのことでした。

「後継者は?」とお尋ねしましたら、「いないんだよね~」との事。

いつまでも健康で頑張ってください。

続いて雄冬方面に南下しますが・・その前に・・・・

おっとっと。この辺だ。。

上の地図を拡大してみて下さい。建物が見えます。

かつての歩古丹(あゆみこたん)小学校を橋上から眺め見る。まだ建っているか!?

何とか建っていた。私は過去にここを訪れたことがあります。

 

■歩古丹村(あゆみこたん)と歩古丹小学校とは■

 

明治以降ニシン漁を頼りに歩古丹に集落が出来、明治25年そこに開校した小学校。切り立った崖と海の間のほんの僅かな土地に立つ校舎が特徴。ニシン漁が衰退した事により村民が減り続け昭和46年閉校した。

 

教職員の給与に於けるへき地等級5(最高級)。現在残る建物は昭和40年築。新築から6年足らずでその役目を終えた。

この学校が現役だった当時、歩古丹には車が往来出来る様な道路は開通しておらず、交通と言えば専ら増毛からの船の定期便か増毛まで3時間以上も掛かる山道を歩くしかない文字通り陸の孤島であった。

 

校長先生は週に一度、給食の食材を購入する為、3時間以上も掛けて山道を歩き増毛まで買出しに行ったらしい。

 

ちなみに昭和56年まで国道が開通せず、西の知床と言われた雄冬(おふゆ)はここから10キロほど離れた所にあり、歩古丹はそれと同等かそれ以上のへき地であった事が想像出来る。

歩古丹の集落は昭和40年代後半には人口ゼロになったと思われる。

そして、雄冬野営場。ここは国道沿いに存在する、極めて珍しい立地のキャンプ場だ。かつて私もここを利用した事がありますが、夜間は交通量が極めて少ない為、眠る事が出来ます。

是非皆さんも利用してみて下さい。尚、トイレと炊事場は立派なものがありますので、大丈夫です。

次はブワーっと南下してきて小樽、都通り商店街です。

今度も100年食堂。1919年開店のアイスクリームパーラー美園さんです。

何とこちらのお店、北海道で初めてアイスクリームを提供したお店なのです!

何処を見ても昭和な感じが心に深い安らぎを与えてくれます。

メニューはチョコレートパフェ(700円)。

いい大人が注文するのに若干躊躇いがありましたが、もうこれしかないでしょう。

大変美味しかったです。ごちそうさまでした。

最後にオーナーご夫婦と少しお話をしましたが、とても明るいお二人でした。

ますますお元気で頑張ってください!

どんどん進行します。こちら積丹にある「道営野塚野営場」です。

この何とも言えない鄙びた感じがたまらない。今時期だと混んでいないので良さそう。いつか利用してみたいですね。

しかし、今日はスケジュール上、どんどん南下せねばならない!

まだ初春ですが、芝生が奇麗です。

ガンガン走ってきて辿り着いたのは本日の宿泊地「いわないリゾートパークマリンビュー」さんです。

ここは景色が奇麗で大好きなんですよね~。

入場料(1,000円)とオートサイト(電源なし)の利用料合計3,500円を支払い入場。

場所は良いが、天気がイマイチ・・

眼下には岩内町の街並みと日本海。

テントは長いお付き合いの小川のピルツ7。この大きさが自分には丁度良い。

ただ、私はインナーを使わないので入り口部分にモスキートネットが有れば、よりタープ兼用としても使えて最高なんだけど。。

この大きさで入り口にメッシュ構造があるテントと言えば・・・・

テンティピ・・。で、自分の欲しいモデルだと実売価格が15万円前後するので、どうしようかな~・・と考えているうちに自転車を買ってしまったので、暫くはピルツ7でいいか~ってな感じ。

 

本日のお風呂はキャンプ場から数キロ離れた所にある「グリーンパークいわない」さん。

GWで結構混んでました。

こちらは源泉かけ流しの温泉で、日帰り入浴がAM8時~PM8時までとなっており、大変行き易い温泉施設です。露天風呂からは岩内の街や日本海を見る事が出来ますし、入浴料も600円とリーズナブルでオススメです。

 上)たら丸・べに子  岩内町公式HPより
 上)たら丸・べに子  岩内町公式HPより

私は特段ゆるキャラに興味がないのですが、岩内町の「たら丸・べに子」だけは一目見た時から何故か好きになってしまい、岩内に来る度に道の駅でキーホルダーなどのグッズを買ってしまう。

たら丸・べに子の手に持たれたアスパラガスは岩内が1922年に日本で最初にアスパラガス栽培を始めた事によるものです。

お風呂に入ってサッパリしたら岩内の街に繰り出して何かを食べましょう。

キャンプはどうしたって? ああ、そんな事実もありましたね・・。

街中に路上駐車して・・(この辺は駐車違反ではありません。すぐ後ろに岩内の交番もあって、ちょっと躊躇いましたが。。)

「食事処日本海」さんの店構えが良かったので、入店。。

蕎麦と寿司のセットを頂きました。(大波セット980円)

食事の後はコンビニに立ち寄り、明日の朝食などを買い込んで帰宅・・

夜食&朝食。パンやらおにぎりやら・・食べ過ぎ?

という事で本日はお休みなさい。

自炊や焚火はどうしたって? もう限界まで走り込んで疲れてクタクタですので。