2週連続の3連休、今週もどこかに出掛けてやろう。
しかし台風が迫ってきているので1泊2日としよう。
1泊2日でまだ行った事のない場所となると・・・
数日考え、今回は士幌高原ヌプカの里キャンプ場で
ノンビリ過ごす事を目的とした。
途中のドライブルートも程良い距離&楽しそうだし。
士幌高原ヌプカの里キャンプ場、
キャンプ場情報誌では荷物搬入時のみ
車両の乗り入れOKとなっているが、
他の人のブログなんかを見ると
乗り入れしてキャンプをしている画像がある。
どうもロードスターの横付けが出来そうな気がする。
(私は他人が接近して来ないオートサイトが好き)
9月も下旬の今ならキャンプブームとは言え、
空いている可能性が高そうだしね。
さーて、今回の1980年代ミュージックは久保田利伸だ。
クボタは今でも活躍しているけどね。
歌が上手い歌手ランキングになると
大体ベスト5に入って来る。
高校生の時に初めてクボタを聴いたが、
今迄にはない曲と歌の上手さに驚いた。
上)当時モノ動画の「TIMEシャワーに射たれて」
4分15秒辺りからのAMAZONSのコーラスも凄い。
(AMAZONSは現在も活躍中のようだ)
我が家のCDの棚を漁り、数枚のアルバムを持ち出して出発だ。
こんな事でも無ければ昔の音楽なんて聴かない。
しかし思いのほか楽しい。
私はこの下り坂を朝 走るのが好きだ。
道路脇の白樺から太陽の光が漏れ、
向こうの山が朝日に照らされ、
とても奇麗なのだ。
大雪山系、もう冠雪しているなぁ。
三国峠を越えた所。空がもう秋だねえ。。
ココは北海道を感じる事が出来る場所の一つだ。
さあ、上士幌町にある「そば居酒屋五武庵」さん。以前こちらに来た際には臨時休業というアクシデントで食べられなかったので、大変楽しみ。
お店は一見すると分かり難い外観だ。派手な看板や暖簾はない。
冷たい蕎麦は十割、温かい蕎麦は二八との事。
せいろ680円+大盛150円=830円(税は別)を注文。
お品書きにあるようにこれは昼のメニュー。
夜は別のメニューがある。
AM11:30の開店と共に入店。
この後間もなく客で店内が一杯になった。
人気店の様だ。
カウンターテーブルが広くて奇麗。
カウンター席の後ろは座敷になっている。
一般住宅を改造したような
真っ黒な外観の店舗と打って変わる明るい印象。
せいろ(大盛)の到着。麺はぱっと見黒くて艶がある。
食べるとコシがあって、風味もあり、とても美味しい。
ネギは白い部分のみ細かく切っている。素晴らしい。
ワサビは粗挽き。
ツユは甘じょっぱくこれも私の好み。
カツオが効いているのだが、
とても香ばしいカツオの風味がする。
うーむ・・とても美味しい。毎日食べたい位美味しい。
店内が奇麗で洒落ている、お店の方は大変親切、
そして蕎麦が抜群に美味しい。
これは北海道屈指のお店と言える。
ランクがS・A・B・Cとあるならば、
間違いなくSクラスのお店だ。
ご馳走様でした。
他にも行きたい蕎麦店や温泉が沢山あるのだが、
今日はこのままキャンプ場に行き、ゆっくりしよう。
というか、数少ないサイトが早い者勝ちなので、
極力早く到着せねばならない。
目前の白雲山の麓あたりの高原が今回の目的地だ。
今日のキャンプ地「士幌高原ヌプカの里キャンプ場」に到着。
やけに立派な管理棟。ここで食事も出来る。
キャンプ場利用料は1区画500円と安い。
そう、ココは区画で借りるキャンプ場なのだ。
親切なお姉さんにキャンプ場の利用の仕方を教わり、
早速サイトに向かう。
キャンプ場の情報誌には荷物は搬入時のクルマの乗り入れは可となっている。つまりオートサイト的使い方は出来ないはずだが、他の人のブログ画像を見ると結構クルマを乗り入れて使っている。管理棟のお姉さんにその辺りを聞くと本日は空いているので一番上のサイト2つがオートサイト的にクルマを横付けできるとの事。
早速一番高く見晴らしの良い場所にテントを張った。
クルマは少し斜めっているが・・(こういう水平状態が安定しない被写体は非常に写真を撮り難い・・)
私のサイトからは下界の十勝平野は一望できるが、
その下のサイトは余り良く景色が見えない。
ロードスター横の建物は焼肉ハウス。
事前に食事の予約をしておけば
屋内でゆっくり焼肉を楽しめる。
(自炊では使えないので注意)
いや~しかし秋晴れで気分がイイ。。最高だね。
上地図は私がテントを張った場所
下の通路から撮影。サイトは段々畑状になっている。
サイトの数はそう多くはない。10~15区画位かなぁ。
→公式サイトには50区画って書いてあった。
無理っしょ!(個人の感想です)
テントの中から外を見てみる。
もうチョイ標高が欲しいが、ナカナカいい。
今日はオイルランタンを灯そう。
テントを張ったらやる事が無くなったので施設見学。
まずはトイレ。見た目は立派。
綺麗な水洗。イイ感じ。
手前バーベキュー小屋?奥は少し古めの炊事場。
古いが奇麗で何の問題も無し。
私が到着した時点でサイトには誰も居なかった。
サイトは区分けされているが、
じっくり観察しないと境目が分からない。
管理棟の上方にあるコテージ群。もし私がこのキャンプ場を家族で利用するなら、間違いなくこのコテージを借りる。コテージの場所の方が景色が素晴らしく良く、また設備がしっかりしていて価格もリーズナブル。テントを張るキャンプ場は何となくオマケの様な印象を受けた。
管理棟兼レストランでソフトクリーム(モカ)を食べる。
今日の晩御飯は、、
キャベツ・ジャガイモ・タマネギ・ニンジン・・
それにシャウエッセンのチーズ入り・・初めて食べる。
まとめて全部メスティンにギュウギュウ詰めに入れ、
最後にコンソメと塩を少々。
20分程煮込む・・
はい、ポトフの出来上がり。冷える日にはこれが美味しい。
そしてコンビニの寿司(ここでコンビニ飯が登場^^;)
お酒は増毛町のシードル。ふるさと納税で頂いたもの。
食事もすぐに終わり、退屈なのでPM5時頃から焚き火を開始。
焚火台の下に敷いている板は、芝生保護の為。
防炎シートを持って来ていなかったので
急遽ロードスターのトランクキャリアに
はめ込んでいる板(自作品)を
ひっくり返して使っている。
実際上画像の少し右上の芝生は
以前の焚火で焼けて死んでいる。
焚き火台を使ったのだろうが駄目だったようだ。
薪は色んな形で購入している。
今使っているのは箱買いした薪。
燃やしてしまうものをお金で買うなんてね。。
ボチボチキャンプ客が増え、今日は私も入れ全部で5組の利用。
こんなノンビリしたキャンプは久しぶりだな・・
小一時間外で撮影をしたら、体が完全に冷えた。
テントに入り、温かいコーヒーと、
セブンイレブンで買ってきたデザートで一休み。
しかし今日は冷える。平野部の予報では
夜間の気温はずっと9℃位だったが、
ここは標高が高く、6℃位しかない。
すごく寒い。
コットにサーマレストを敷き、パーカーのフードを頭から被り、
薄手毛布を纏い、シュラフに潜り込んだ。
何とか眠れそう・・
PM8:30就寝 zzzzz・・・
AM1時、目が覚めた。トイレに行く。
土曜日の25:00からはキャンプの時によく聴いている、
「オードリーのオールナイトニッポン」を
コットの上で寝っ転がったまま聴く。
若林君のトークは天才。面白い。
今回は若林君が中学校時代にやっていたラグビーの話で、
1年生は短パンの練習着の下はノーパンでなければならず
(単なる先輩からの嫌がらせ)
走ると自然にチ〇チ〇が短パンの横から飛び出てくる為、
先輩がそれを見て芝生の上で大笑いするのだとか・・
深夜にテントの中で小笑いしてしまったわ・・
私がテント同士の距離を大きく取りたいのは
ラジオを聴いたり、夜中に食事したり、
モゾモゾ物音を立てても
周囲に迷惑が掛からないから・・
天候は曇りで撮影意欲がわかず、手持ちで適当に遠方を撮影。
平地の天気予報では風速0~1m位だったが、
夜間、いわゆる山風(山の上から吹き降ろす風)が
森を震わせる程の轟くような勢いで吹いて来て
私のテントを何度も大きく揺るがせた。
こういう山の麓の高原でのテント設営は
厳重な張り綱管理が必要。
中途半端な設営のテントやタープはぶっ飛んでいく。
山に当たった空気が上昇気流で一気に冷やされ、
予想外の雨になる事も。
山の天候が変わりやすい一因だが、
低い土地よりハッキリと環境変化が激しい。
オードリーのオールナイトニッポンを
びっしり2時間聴いてしまった。
普段は全くラジオを聴かないのにね。
AM3時ちょいと早いが朝食。
昨夜の残りのポトフとセブンイレブンのシラスサバご飯、
それにセブンイレブンの一人用マカロニサラダ。
コンビニに頼りっぱなしの食事だな・・^^;
でもこれで良いのだ。
コンビニの食料、昨夜食べ忘れていたものをチェック。
ビールを飲む時に焼きシシャモを食べ忘れていたが、
もうクルマを運転する時間なので家に持って帰ろう。
アンパンは帰宅途中で食べながら走った。
AM6:30 撤収完了。
秋のオープンドライブをゆっくり楽しみながら帰ろう。
雲行きが怪しいが・・
最後に看板の前で。
右の一方通行の道がキャンプ場に繋がっている道。
十勝平野に向かって下る道。
ヌプカの里の「ヌプカ」はアイヌ語で原野。
・・つまり十勝平野を指す言葉だ。
扇ケ原展望台。天気が良ければ最高なんだが・・
霞んでいて、どうにか全体を見渡せる感じ。
しかし素晴らしく雄大な平野だね。
然別湖温泉。ここにはかつてホテル福原さんとホテル風水さんの2軒の温泉宿があったが、福原さんは2017年3月、建物の老朽化が原因で閉館してしまった。
私は2つの温泉いずれも利用した事が無い。然別湖では冬季に湖上温泉もやっていて楽しそうだが、これも行った事が無い。地理的に来難い場所にあるのが理由。
いつかは利用させて貰いたい。
然別湖(しかりべつこ)は1万数千年前の火山活動で封印された堰止湖で、北海道では最も標高の高い所にある湖(標高810m)。湖の周囲は13.8km、深さは最深部で108m。私が撮影をしていたら、アングラーの皆さんがひと目でそれと分かる装備で湖に下りて行った。
調べるとこの湖、大雪山国立公園唯一の自然湖で、釣りが出来る期間は年間僅か50日、しかも1日限定50人。堰止湖で独自の進化を遂げたミヤベイワナ等の固有種が釣れるらしい。
然別湖温泉を糠平温泉方面へ。最初の数キロの道は画像の様に極めて細い、湖畔のキワを走る道。然別湖の景色を楽しみながら走る事が出来るが、対向車にも十分な注意が必要。低速でしか走る事が出来ない。
然別湖温泉街から2kmの所にある、今は無き「山田温泉」。1931年(昭和7年)開業。近年、建物の老朽化、損壊で休業していたが、数年前に鹿追町がこの施設を引き継ぎ、再開を目指しているという情報がネット上にあった。ただ1年の半分を雪で閉ざされてしまう地域の為、簡単に再開する事は出来ないのだろう。現在はこの通り廃墟一歩手前である。
糠平温泉街との合流地点。
初秋らしいシットリした空気が佇む原生林を堪能した、
何にもない道路を自分のペースで走る。
上士幌の三又あたりの道は白樺が美しい。
向こうに見える大雪山連邦は完全に冠雪しており、
北海道の平地に雪が降るのが間もなくである事を知らせてくれる。
2019年の夏もあっという間に過ぎ去った。
もうキャンプシーズンもそろそろ終わり・・
寂しいね・・ ではまた^^/