かつて2度ほど「ウソタンナイ砂金採掘公園」で砂金掘りに挑戦した事があるが、自分の思いには遠く及ばない散々な結果だった。
最近再び 砂金について研究したところ、面白いことが分かった。それは・・
「日本の川の95%で砂金が採取出来る!」という事実である。
例えば「夕陽標本店」(留萌市)のサイトをご覧頂きたい。
店主は北海道の河川を始めとし、様々な地域で砂金掘りを実践され、それを商売にしていらっしゃる。
金はもともと宇宙から地球に降り注いだ金属であると考えられており、それが地下マグマが’どうしたこうした’(←長くなるので割愛)で金鉱床になり、自然浸食などで金鉱床が削れ、砂金として川を流れてくるのだ。
でもって、再び砂金掘りにチャレンジすべく、アマゾンで上画像のパンニング皿などの道具を購入した。アマゾンって何でもあるねぇ。
AM6時過ぎ、自宅を出発。上画像は旭川駅。
目的地は大樹町カムイコタン公園キャンプ場。
隣を流れる歴船川では誰でも砂金掘りが楽しめるのだ。
中富良野にある「星に手のとどく丘キャンプ場」の前で撮影。土曜の朝であるにも関わらず、混んでいる様子。
このキャンプ場は暫く行っていないが、地面での焚き火もガンガン出来るので、大好きだ。
トマムIC。ナビに従って走っていたら、設定ミスで高速道路入り口まで来てしまった。私はロードスター旅では一般道を走りたいのだ。
この場所(トマムIC)からでは一般道を使って目的地の大樹町に行くには大変な遠回りになる為、やむなく高速道路を利用する事に。
しかし、この高速道路は景色が良いので、意外と楽しい。
マツダ中札内試験場前を通り掛かる。
マツダは国内に4か所のテストコースを持っているが、
北海道は剣淵とココ中札内にある。
自宅から230キロ走ってやってきた カムイコタン公園キャンプ場。
このキャンプ場、かなり広大な面積で、A~Cまでのサイトがある。
A→林間セミオート B→完全オートサイト C→川岸のセミオート となっており、キャンパーのお好みで選択可能。
利用料金は安く、一人600円(但し一人利用の場合は1,000円)、小中学生は無料だ。
上画像、仮設っぽい建物がセンターハウス。
とても親切な若い男性職員の方にアドバイスを頂きCサイトの端っこを選択。
駐車場に設置されたゴミステーションが立派
自分が利用するCサイトに行く前にBサイトを一回り。
土曜日のAM11時時点では誰も利用者がいない。
(こちらのキャンプ場はAM10時にチェックイン可能)
私が借りたサイトはCサイトの38番。端っこである。立派な大木の下にテントを張った。一般的に樹木の下にテントを張ると、夜中に落ち葉や折れた枝がテントに当たりビックリしたり、樹液などが垂れてきてテントや車が汚れるので敬遠するが、まだ6月なので少なくとも夜中に落ち葉の落下音でビックリする事もないだろうという事で選んだ。
具体的な場所は上地図の赤ポッチ。
この日、Cサイトには自分を含め3組しか利用者がいなかった。ノビノビできた。
持ってきたものは、パンニング皿・ふるい・剣先スコップ(小)・つるはし(小)・長靴・砂金吸いスポイト・砂金入れの容器。
パンニング皿はギザギザがあって、砂金を効率よく選別できるようになっている。
サイトはこんな感じ。テント場は砂地。砂地は気兼ねなく焚き火が出来るんだけど、今回は荷物が多くて焚き火台は持ってこなかった。(残念)
さーて、では早速砂金掘りをするぞ。。
しかしフィールドが広過ぎてどこを掘って良いのやら・・・
遠くでカッチャ(鍬のような道具)で地面を掘っている人がいた。早速近づいて声を掛けると、砂金掘りのインストラクターさんだった。
明日、子供たちを集めた砂金掘り教室がここであるらしく、事前に調査をしていたらしい。
これは好都合だ。砂金のある場所、掘り方、パンニング皿の使い方を手取り足取りご教授頂いた。
まずは砂金が滞留する場所、つまり大きな石の裏側や水がぶつかって流れの方向が変わる場所にあるイネ科の草の根などの砂利を掘ってふるいにかける。
砂利交じりの砂をふるいにかけるのは大変な重労働だ。
こんな感じの砂を・・
川の水でジャブジャブ・・・
すると・・・こんな感じで砂金が現れる!(黒い砂は砂鉄)
金は比重が19.32(水の19倍の重さってこと)もある。
例えば鉄の比重は7.874なので金は鉄の2.45倍も重い。
これを利用してパンニングを行う。
インストラクターの指導が素晴らしく、
初心者の私でも初回のパンニングで3粒もの砂金が採取できた。
こんな草の根からも砂金が採取できる。
上動画:パンニング皿の具体的な使い方
で、結局どれ位の砂金が採れたかなのだが、
昼の12時から午後3時過ぎまでやって15粒位かな?(下画像)
途中で仕事の電話が来て30分位話し込んだり、インストラクターのおじさま方が三人に増え、雑談をしたり、正味1時間半で8回位しかパンニングしていない割にはまずまずの成果だったと思う。
パンニングする毎に一度たりとも砂金が無かったという事は無かったので、集中力は切れなかったが、かがんだりする時間が長く、かなり疲れた。なにせ早朝4時間ドライブの疲れもあったので。。
インストラクターのうち、お一人の方の名刺と、
その方から頂いたホンモノの砂金入りの栞。
こんな出会いが気軽に出来るのも一人旅の良いところ。。
神威(カムイ)大橋には、沢山のツバメの巣があり、親鳥が盛んに巣に出入りしているのが見える。これを見ているだけでも退屈しない。巣は泥で作られており、橋の南側(日当たりが良い側)にのみある。巣の下には大量のフンの山が伺える。
ツバメたちの鳴き声は可愛らしいものであり、全くうるさくない。
また夜間は殆ど鳴く事はないようだ。
私は最近自炊をせず、テントの中で買ってきた弁当を食べたり、外食ばかりであるが、今回は父の日に子供から貰った木製食器セットを使う為に多少ながら自炊するぞ。(同時に貰った木製の箸やスプーンを持ってくるのを忘れたが・・)
スナフキンのはコースターは、使うのが勿体ないので壁にでも飾っておこう。
この日の夕食はマルちゃんの「スープカレーラーメン」。
(これで自炊と言えるのか?とかいう批判は慎むように)
そして使う鍋は「UNIFLAME 山クッカー角型」だ。
このクッカーは袋ラーメンを茹でるのにピッタリのサイズなのだ。
ラーメンは木製のドンブリに入れず、鍋のまま頂く(炊事場が遠く、洗い物を増やしたくない為)。ラーメンの具は味玉・焼き豚・シナチク・カイワレ。
他にはオニギリとキャベツやパプリカを混ぜたサラダ。
砂金掘りが成功した事を秘かに祝って枝豆で一人乾杯。
そしていつもの様にPM8時には就寝・・ZZZZZ
AM1時、早く寝過ぎた為、いつものように目が覚める。モンカフェを飲み、アンパンを食べ、いつものように「オードリーのオールナイトニッポン」を聴きながらネットで本日の計画を練る。
昨日はお風呂に入らず寝てしまった為、(キャンプ場に最も近い浴場が17キロ先だった為)
本日テントを撤収してからどこの温泉に入りに行こうか・・とか、お昼ご飯はどこの蕎麦屋に行こうか・・なんて調べていると時間はあっという間に過ぎていく・・
AM3時。霧が辺りに立ち込めていた。
AM4時頃から朝食の準備を開始。
朝食はナポリタンと野菜一杯のスペシャルサラダ。多少は頑張った・・
(これで頑張ったぁ!?とか言わないように。いつもは外食か弁当なので・・)
今度からは心を改めて、ソロキャンパーらしい料理でもしようと、
「メスティンレシピ」という本や・・
メスティンで蒸したり、燻製も出来るメッシュトレイを購入してみた。
まあ、買っては使わないパターンが非常に多い私なので、どうなることやら・・
AM6時、キャンプ場を出発! ちょっと早すぎだと思うかも知れないが、予報ではこれから本格的に雨が強まるとなっており、雨が降ると撤収が大変な為・・。
こんなに早朝に出発すると温泉も蕎麦屋も行く事が出来ないが、昨日の電話で帰宅してから色々とやるべき仕事が出来たので、思い切って真っ直ぐ帰る!
真っ直ぐ帰っても4時間以上掛かるのだが・・。
やはりBサイトの利用者はゼロだったらしい。結構良いキャンプ場なのにどうしたんだろうか。本日の天気予報が雨だからとしてもだ。
「リスに注意」という標識は時々見掛けるね。見慣れたシカよりも効果アリ!?
私は南富良野町の落合の街並みが何となく好きで、
今回トイレ休憩も兼ねて落合駅に訪れてみたが・・
2016年の台風10号の影響で、区間内の線路に大量の土砂が流れ込み、それっきり復旧していない状態。ホームや線路は草でぼうぼうだ。2020年度中には新得ー富良野間が廃線になる事が正式に決定しているらしい。
駅舎は代行バスの待合所として開放されている。
誰が置いたか奇麗な座布団が用意されており、駅ノートもあった。
調べると災害前の1日の利用者が4~5人だったらしいから、
遅かれ早かれこうなってしまう運命だったのかも知れない。
富良野からは国道ではなく、裏道を中心に走る。極端に交通量の少ないワインディングロードはロードスターが最高にイキイキできるシチュエーションなのだ。
「北の国から」の中畑木材の前で記念撮影。地井武男も亡くなって丸7年だってさ。今の若い人に「北の国から」って知ってる?って訊いたら、「何それ?」だって。そりゃそうだ。一番新しいのですら2002年だもんね。
何年かぶりに場内に入ってみた。かなり活気があって、ミニ動物園(上画像のオリの中)では沢山の子供たちが動物と戯れていた。こちらは私設のキャンプ場で、以前オーナーとお話した事もあるが、大変なご苦労の甲斐があり、ここまで成功する事ができたのです。
中富良野の風景。見慣れている筈なのに、それでも美しいと思ってしまう。
美瑛の風景。畑の作物がまるで波のうねりの様に生き生きとしている。
空に浮かぶ雲は、ここは地球という惑星なんだぞと言わんばかりのハッとするような陰陽を作り出す。
裏道を走っていたら「西美の杜美術館」を通り掛かった。俳優で画家でもある榎本孝明氏の作品を中心とした絵画が展示されている美術館だ。
こちらの建物は元西美小学校の建物を再利用している。
当初寄っていこうかと思ったのだが、ここで新たな仕事の電話が来てしまい、急いで帰る事にした。こんな感じなので予定変更が簡単に出来る一人旅が良いのだ。
今度はどこに出掛けようかな~。ではまた!^^/