大雪山系の石狩岳から日本海に流れる石狩川は日本で3番目に長い川(268km)。
旭川の中心部を横断し、旭川市民にとって身近で愛着ある川だ。
そして我が町旭川の中心部から層雲峡に向け、石狩川に沿い「旭川層雲峡自転車道」が走っている。この自転車道は何と道道1136号である。
但し、本来延長68.2kmあるべき筈のこの自転車道、ずっと前から愛別(あいべつ)迄で開発がストップしており、多分今後も開発はされないだろう・・理由は不明。
お盆休みも最終日、暇を持て余した私は久々にこの自転車道を走ってみた。
今日は石狩川を見ながらピクニックでもやってみよう。
本当は野営をしてみたいのだが、旭川中心部に近いと夜間何者かに襲われかねないし、田舎に行くとたまにヒグマの出没がある事、そして厳密には法律上の問題があるだろうという事で実践はしていない。
旭川の郊外まで来てみると、もうどこにでもテントを張って下さいと言わんばかりの景色が広がる。ここで川べりに近付いてみた。
自転車道から川に向かって50mほど進むと‘野営適地’が現れた。
虫が凄いのだろうと体に噴霧する虫よけスプレーや
殺虫スプレーのキンチョールを持参していたが、
有害な虫は全く現れない。
キリギリスやコオロギやカンタンが気持ち良さそうに鳴き、
ごく稀にハエが長閑に飛んでいる程度。
持ってきたテントはバンドックのソロドーム1。何年も前に買って殆ど使わず眠っていたテントだ。このテントはインナーがフルメッシュで今日の昼寝に最適。
このテントが長年お蔵入りしていた理由は、MSRのスキニーoneを優先して使っていた為だが、価格が実勢1万円程度とリーズナブルなのにポールは7001アルミ合金、風に強い魚座型フレームの上、本体は自立型で、全体的に必要充分な性能を持っており、これから試しにソロキャンプをしてみようかという人にはオススメのテントだと思う。(ちょっと狭いので同社の一回り大きいタイプがイイかも。インナーがフルメッシュでは無いものもある)
ゆったりと流れる石狩川を眺めながら、昼食の準備に入る。
グラウンドシートが波打っているのは地面の草がある為。
本日の昼食はパスタ。
夏らしくアラビアータのソースをからめる。
そして我が家の家庭菜園で収穫された
辛さが少ない札幌大長南蛮(いわゆる’なんばん‘)を茹で、
ミニトマトを添える。
メスティンはパスタを半分に折って茹でるのに最適な形状だ。
美味しそうに出来ました。
テントの後方はこんな感じ。
たまにロードバイクが走って行くが、
自然と一体化した私には全く気付かないようだ。
樹々の隙間から太陽の光が程良く降り注ぎ、
テントの上空に様々な蝶や名の知れぬ甲虫がのん気に通過し、
まるで自分が虫の一員になったよう。バグズライフ気分だ。
サワサワと流れる風の中、小一時間ほど昼寝をしたのでありました。
さあ、明日から仕事を頑張ろう。。ではまた・・^^/