今年も砂金掘りの夏がやって参りました。川の水に手足を浸けて作業するのは真夏以外ないのです。・・という事でいつもの大樹町にGO!
AM2:30に起床し、AM3:00に出発。何故こんなに早く出発するかって?
まあ、読み進めてください。
国道38号線、狩勝峠の手前。他のクルマがほとんどいないので、ゆったり走らせる事が出来ます。
私はキャンプに行くのが主目的ではありません。オープンドライブの先にキャンプがあります。
狩勝峠。実は一度も立ち寄ったことが無い。
AM6:15 早朝出発の理由はこちら「市場食堂ふじ膳」さんの20食限定、激安700円の海鮮丼を頂く為です。過去に何度かそれが目的で来たのですが、品切れで涙を飲んでいました。
今回は開店15分前に到着しましたが、どうでしょうか。
既に沢山の人が並んでいます。私は15番目でした。これならいける!
私の前後の方は本州からのライダーでした。皆さん北海道の情報通で、並みの北海道人よりも「北海道の面白い事」に詳しいです。
券売機で「朝の海鮮丼700円」を購入します。
開店直後だというのに大盛況です。
700円だからって手抜きはありません。酢飯の上に1枚1枚が大振りに切られたマグロ・サーモン・ブリ・ホタテ・イカや、マグロとサーモンのヅケなどがたっぷり乗っており、大変満足致しました。
激安朝の海鮮丼を頂くという長年の挑戦がようやく完結しました・・。
その他のメニューも充実しております。
AM8:45 カムイコタン公園キャンプ場に到着。
AM11:00がチェックインの時間なのでかなり早く到着したのですが、これには訳があります。
今年から私が利用する「Cサイト」の予約が出来ず、早い者勝ちという事になった為、何が何でも1番にチェックインしようという計画なのです。
日陰で昼寝や散歩などしていれば2時間はすぐに潰れるでしょう。。
チェックイン前に希望するサイトの確認に来てみました。
向こうの木の下のサイトを確保する為に2時間も待ちます。
このサイトは砂金掘りをする川から近く、日陰である為、砂金掘りの休憩場所として最適。またキャンプ場の隅の為、周囲との干渉も少なく、ソロキャンパー向きの場所なのです。砂金掘りでなくても一択と言っても良い場所です。
上)〇の場所です。
トイレと炊事場からは鬼の様に遠いです。
希望のサイトに何か札が・・ なんだこれは??
「この区画は利用禁止です・・?」 数日前にキャンプ場に電話してこのサイトを利用したいと言った際にはそんな話はなかったけど。。
ちょっと前にどこかのキャンプ場で樹木が折れ、樹木の下にいたキャンパーが下敷きになって亡くなってしまった事故を受けてのものなのか? それともコロナの際に間隔を開ける為に立てたものがそのままなのか? はたまた誰かのイタズラなのか・・ 泥だらけで最近立てられたようには見えない。
2時間以上待ち、ようやくチェックインする際、管理人さんに「自分の希望するサイトに「利用禁止」の札が立っているようですが、利用不可なのですか?」と尋ねたところ、「そんなハズはないです。何も聞いていません。使ってください」と言われ、安心してテントを張ったところ、別な管理人さんが来て、ここは利用禁止(予約が入っています)との説明。
は?だからさっきチェックインの際に管理人さんに尋ねたのに。
それに予約済みだって?予約できるのか??
このサイトを利用するのは子供会の様な集まりとの事で、文句も言わず、すぐに撤去しましたけどね。
荷物を移動し、2回もテントを張って、しかも激暑でクタクタになりました。
こんな事なら2時間も前にココに来る必要はなかった。
私が「利用禁止の札が掛かっている」って言ったんだから、別な管理人さんに確認して欲しかった。
今まで言いませんでしたが、昨年のこのキャンプ場での話。
昨年は予約が出来たので予め今回と同じサイトを予約して来たものの、何故かデイキャンパーがそのサイトを既に使っていて、夕方5時までテントを張る事が出来なかったという事がありました。
(間違ってデイキャンパーを入れてしまったとの事でした)
あの時も砂金掘りの際の休憩場所を作れず、また疲れ切ってからテントを張る羽目になってガッカリしましたが、2年連続でガッカリです。
汗だくで今すぐにでも風呂に入りたいですが、昼ご飯を食べて砂金掘りに向かいます。樹木の下にテントを張るつもりだったので、タープは持ってきておらず、炎天下で食事・・。暑い・・
気を取り直して砂金掘りをします。
歴船川での砂金掘りは寛永12年(1635年)から始まったとされています。
明治時代には数百人もの砂金掘り師がこの川で一攫千金を争っていたらしく、最盛期には1日に100gもの砂金を掘る掘り師もいたとか。
砂金の純度は80~90%らしいので、現在の金の相場がg/9,500円とすると、
8,000円×100g×80%(純度)としても760,000円もの金額になります。
たった1日で現在の相場で76万円も稼ぐなんて、夢のある話です。
昭和の中盤には資源は枯渇し(昔の砂金掘り師は物凄く長い年月をかけて堆積した金を採取していたので)、最後の砂金掘り師は昭和46年(1971年)に引退しているそうです。
何年も使っている砂金掘りの道具で、もっぱらAmazonで購入したものです。ホント便利ですよね、Amazonは。。
15分位で1粒砂金が取れました。もう今日はこれでお終いです。汗でビッショリだし、2時間のチェックイン待ち、2回のテント張りで疲れ切りました。
拡大図 時価10円位かな??
色々とだるくなって砂金掘りはやめ!ノンビリ景色を眺めます。歴船川はもう少し先が河口なので、非常にゆったりした流れになっています。
歴船川に架かる「神威大橋」にはツバメの巣が無数に見えます。じっと観察していると、親ツバメがひっきりなしに巣に餌を運んでいます。
もう7月も終わりだと言うのにまだ巣立ちしていないのですね。
ウチの近所のカラスやスズメはもう親と同等に飛び回っています。
カラスがあの巣を襲う事はないのでしょうか?
恐らくカラスの足場が確保出来ない絶妙な位置取りで作られているのでしょう。
対岸に隧道が見えました。調べると1920年~1989年まで使われていた道の様で、現在は神威大橋が出来た為、使われる事がなくなりました。
テントに戻ってみると、テントにヒメギスが張り付いています。ヒメギスはキリギリスの仲間で、褐色のボディが美しい。かつて幼虫から飼育した事もあります。
産卵管が見えるのでメスですね。
この後草むらにお帰り頂きました。
テントの中にもヒメギスが。
鮮やかなグリーンのキリギリスも良いが、黒光りしたヒメギスも素晴らしい。
ひとっ風呂浴びに「十勝ナウマン温泉ホテルアルコ236」さんにやって来ました。
1994年築ですが、とても綺麗な雰囲気です。
隣接して道の駅忠類、ナウマン公園キャンプ場があります。
日ハム時代、忠類村の応援大使をしていた頃の大谷君の等身大ボードがありました。まだ細身ですね。コレ、ヤフオクに出したら100万円位は行きそう。
アルカリ泉で超ヌルヌル。とても良いお風呂でした。
風呂上がりには瓶牛乳を頂きます。これが美味しい。
大樹町のスーパー「フクハラ」さんで夕食を買っていきます。自炊はしません。
おやつに冷やし甘酒とアンパン。
一つ食べてもう一つは明日帰りに食べながら・・
ゴミムシの一種が歩いて来ました。名称に「ゴミ」と付けるなんて・・。人間は酷いですね。何でもゴミ捨て場に集まる虫を捕食する為にゴミ捨て場にいる事が多いのが名前の由来だそうで。。
鳴く虫の女王と呼ばれる「カンタン」の幼虫。オスしか鳴かないのに女王とはこれいかに!?
カンタンは本当に綺麗な鳴き声なんですよね。
キリギリスやコオロギに比べると捕獲するのが大変。
晩御飯はうな丼と納豆蕎麦。
キリンラガービールにメルシャンのシードル。
で、クタクタに疲れていたのでPM8:30に就寝。
翌日朝AM5時
翌朝。隣に若者たちのテントが建っていますが、大変マナーが良く、子供の頃からキャンプに親しんできたんだろうなあと思います。
それに引き換え、数十メートル先の家族連れの大人達はAM2時近くまで歓談をしておりました。自宅でやってくれ・・。
隣の若者から立派なトマトを頂いたので、
食材として使わせて頂きます。
絹艶をトーストしてマカロニサラダとトマトを載せます。
今回の朝食も最高に美味しかった。
AM6時、キャンプ場を出発します。目的は朝ドラ。クルマ通りの少ない道をオープンドライブするのはメチャクチャ気持ちイイ。
貸し切りです。
でっかいエゾニュウが天に向かって広がっています。
カボチャ畑。
トウモロコシ畑。
左側の畑。いつも何が植えられているのか分からなかったんだけど、画像検索でこれが「長芋」だという事が分かりました。
恐らく地元旭川には長芋は植えられていません。
地域によって作物は刻々と変わり、
大して詳しくない私でも楽しいものです。
狩勝峠を登り・・
峠でトイレタイム。
富良野に入りました。何とも長閑な風景。
どうにも電線がね・・
右手にケンとメリーの木。
ボチボチ観光客も増えています。
観光客の皆さんはケンとメリーって由来は何か知って来ているのかなあ。前にも貼りましたが、今回も昭和50年代のCMを貼っときます。
ケンとメリーの木は上動画の11:48位から。
美瑛の旭川寄りの地点にて。
田んぼを見ると地元に帰ってきた気がします。
という事で今回の旅はお終い。
砂金堀りは上手く行かなかったけれど、
激安海鮮丼は食べる事が出来たし、
オープンドライブも充分堪能出来ました。
ではまた^^/