北海道はもう完全な秋。遠く大雪山には雪が被り、もうすぐ冬が来る事を知らせています。
今年も色々出掛けましたが、そろそろ本年のロードスターの旅も終わりです。
10月7・8・9日の3連休は出掛けられませんでしたが、本日は天気も良さそうですし、キャンプツーリングの締めとします。
旭川市郊外。旭川空港そばにて。
色々あって、自宅を出発したのがちょうどお昼。直前に夕張や新十津川のオートキャンプ場に電話してみたものの、予想通り予約で一杯でした。
10年前では考えられません。
上富良野のオートキャンプ場は空きがあったので、旭川からはちょっと近いですが、本日の宿泊地としました。
美瑛の美しい丘陵地帯をノンビリと流して50キロ先の目的地に向かいます。
今からたったの150年ほど前の明治初期、この辺りは樹々が鬱蒼と茂る土地だったに違いありません。
当時の開墾は重労働の上、北海道の厳しい季節を乗り越える必要がありました。
現代人には想像も出来ない苦労があったと偲ばれます。
時は流れ、今では様々な農作物が育つ豊穣な大地になっています。
枯れた香りが漂います。
秋というのは何とも寂しいもの。
自分の人生もそろそろこの辺なのか?
PM2時過ぎ、上富良野町日の出公園オートキャンプ場に到着しました。
コチラを利用したのは2度目。
最初は2009年ですから、14年も経っています。
立派なコテージが何棟もあります。
今回のサイトは電源・シンク付き。
利用料は入場料800円+サイト使用料4,000円の4,800円です。
2009年の記録を見ると3,500円でしたので、いつの間にか相当な値上げがされていますね。一人でこの金額は少々勿体ない気がします。
今日はかなり冷え込みそうなので電気毛布を投入。
一度使うとやめられない。
2021年にこのTentipi olvin2CPを購入した際、専用のルーフレール(テント接続のタープ)も追加で購入していましたが、2年近くほったらかしにしていました。
結構いい値段で購入しており、このままではイカンという事で、今回ようやく使ってみました。
テントとの接続は流石は純正、テント側のマジックテープとルーフレールのマジックテープで簡単。
ポールはスノーピークの150cmを使用。雨の日は良さそうです。
今日はエアマックス97 NRGを久々に履いてみました。3種類のチェック柄が何とも言えないオータム感を醸し出しています。間違っても真夏に履こうなどとは思わないスニーカーです。
これは今までトータルで3回位しか履いていません。その割に履き古したスニーカーに見えてしまう。
上から見ると野暮ったいが、横から見ると中々渋いのである。
昼食を食べていなかったので、途中のスーパーでカツ丼を買って来ていました。
本当はどこかの飲食店に行こうかとも思ったのですが、キャンプ場にサッサと着いてゆっくりしたかったので・・。
スーパーで買ってきたもの・・。この他にパック入りのおでんやメロンパンもあったのですが、クルマに置きっぱなしで、あった事すら忘れています。
センターハウスは立派で、売店・シャワー(体の不自由な方用のシャワールームもあります)・コインランドリーが設置されています。
驚きなのが、PM10時までセンターハウスの売店は営業しています。
シャワーは24時間OK。
エビ・焼き鳥・鉄火巻きなんかをつまみました。
話は逸れますが、最近Amazonで蕎麦粉を買って蕎麦打ちをしてみました。
今回シンクのあるキャンプ場だったので自分でこねた手打ち蕎麦を茹でようと思って、出発直前にそば粉を自宅でこねていたのですが、あろう事かタネを冷蔵庫に入れっぱなしで忘れて来ていました。残念無念・・
という事で忘れた蕎麦は帰宅後の夜食になりました。画像を御覧頂いて分かる通り、恵庭の老舗蕎麦店の思君桜さんもビックリの超極太麺。(蕎麦を切る際に小間板も使わず適当に切っている)
ただ、自分で打った蕎麦は最高の旨さです。
PM7:30には食事も終わり、そこからは物思いに耽りながらの焚き火。
大昔に買ったスノーピークの焚火台S、前回に続いて今回も使いましたが、使用開始~灰の片付けまで使い勝手も良く、改めて結構イイですね。
焚火台Lは買ったきり一度も使わず、ずーっと棚に置きっぱなしですが・・。
焚き火をしていると、知らぬ間に時が流れ、
気付くとPM10時になっていました。
不思議な時間ですよね。
就寝前にトイレに行きます。
とても綺麗です。
翌朝AM5時。ポカポカの電気毛布が非常に良い仕事をしてくれ、最低気温が4℃まで下がりましたが、自宅のベッド並みに心地良い睡眠が出来ました。
キャンプ場の隣は綺麗な日の出公園があります。
ラベンダー園もあるので、季節によっては見に行くと良いでしょう。
(但し、柵があるので一旦キャンプ場を出る必要があります)
サイトのすぐ横にドングリの木があって、10分に1度のペースでドングリの実がポトポト落ちて来ます。
寒いなあ~。暑かった夏はどこへ行ってしまったのだろうか・・
NAロードスターオーナーの方にも見て頂いているのでホイールを拡大。
過去に自家塗装したRSワタナベ(F8F,15inc,7J,+36)です。
サイズには拘りがあり、個人的に結構気に入っています。
センターキャップは自作でユーノスマーク入り。→作製風景
タイヤはトーヨーのエコタイヤ。サイズは195/55-15。195/50ではありません。
キャンプ場でのロードクリアランスを稼ぐ為に55タイヤとしているのですが、一方でホイールアーチの隙間を埋めてくれ、車高が低く見えるというオマケが。
更にタイヤの外形が大きくなり、つまりハイギヤード化され、私の様にノンビリ長距離を走るのであれば燃費も良くなっているはずです。
RSワタナベでロードスターの定番に14incの6.5J,+14.5っていうのがあり、あのドーナツみたいな雰囲気も好きなのですが、個人的には今度ワタナベを買う場合は16incを買いたいなあと思ったり。
一番欲しいホイールはM2-1001用のパナスポーツ。15inc,6J,+45というサイズ。
あのツラウチっぷりがたまらない。
ちなみに私はNA6-14inc用、NA8-14inc、NA8-15inc の純正アルミホイールも在庫しています。
在庫と言えばトランクフード(キャリアを付けている今のフードは傷や歪みが出たら嫌で中古品を購入して使用しています)、ハードトップ(サテライトブルーマイカで塗装済み)、純正リップスポイラー、純正リアスポイラー、純正フォグランプなども保管していて、ガレージのスペースを圧迫しています。
大昔、R32GT-Rに乗っていた頃の純正マフラーは車体を売ったのにずっと在庫していて、何年か前にようやく売ったのですが、結構いい値段で売れたのを記憶しています。
ロードスターの使わないパーツも売ろうかと思う事もあるのですが、結局手放せずそのまま・・。
M2-1001のカタログより。このホイールが欲しい。
M2はマツダのグループ会社で1991年~1995年まで存在。様々なメーカー仕込みのコンプリートカーを開発販売していました。
上の建物は世田谷のM2本社ビルで世界的建築家の隈研吾氏が設計したもの。
何とも奇抜なデザインが当時の日本の雰囲気を表していますね。
(画像は隈研吾建築都市設計事務所さんのHPから引用させて頂きました)
wikipediaによると、現在この建物は斎場として使われているそうです。
朝食です。いつもの絹艶を炙ってミニトマト&マヨネーズを乗せます。
コーヒーはモンカフェ。この組み合わせが好きなんだよなあ。
ホットサンドは時間が掛かって面倒なので久しく食べていない。。
キャンプ場はほとんど全てサイトが埋まっていましたが、今回驚くべきキャンパー!?がおりました。
少なくとも私が知る限りPM9時からAM1時までエンジンを掛けっぱなしで車内で暖を取っていた男性ソロキャンパー(70歳位)。
その方のサイトは私のサイトから100m位離れているのですが、私がトイレに行く度にエンジン掛けっぱなしで車内にいるのです。(クルマのTVのモニターの光が顔に反射しているので運転席にオバケの様に座っているのが分かる)
しかもタープは張っているがテントはない。?????
翌朝に灰捨て場でその方とバッタリ出会ったのですが、その男性は私に「いや~昨日は寒かったね~。だからテントは張らずにエンジンを掛けて車内で寝ていたんだけど、夜中に隣の人に怒られちゃってさー」と仰っていた。
当たり前だろ・・アホか・・ と突っ込みを入れたかったが、まるで悪びれる様子も無い男性に恐ろしくなり言葉を失った。
静かなキャンプ場でエンジン掛けっぱなしとは。。近隣の方は音と苛立ちで眠れなかったのは確実。
夜中に意を決して注意した方、せっかくの楽しいキャンプが台無しだったろうなあ・・。お察しします。
しかし一人で4,800円も支払ってサイトを借り、近隣の迷惑も考えられずに車中泊するとは・・凄いです。世の中には色んな人がいるものですねえ。
何年か前にクッチャロ湖でも似た様な事がありました。
若者が自分のクルマの真後ろにライダーのテントがあるにも関わらず、早朝の寒さに耐え切れず、車内で暖を取る為にエンジンを掛けたのだった。
排気ガスがまともにテントに当たる距離でエンジンを掛けたものだから、テントで寝ていたライダーが飛び出してきた。
その時は見かねて私が車内の若者にやさしくお伝えしましたが。。
AM8時、キャンプ場を出発。1時間もあれば自宅に着いてしまう距離なので、気楽です。音楽でも聴きながらノンビリ帰りましょう。
私は遠出する時は80年代の音楽を聴く事が多いです。
最近特に思うのは80年代の歌詞は当時の価値観を思い出させるなあ・・という事。
社会における男女の立ち位置、クルマと若者の関係、携帯電話やインターネットが無い生活・・。これを考えながら曲を聴くと実にノスタルジックな気分に浸る事が出来ます。
私の好きな80年代を代表する曲の一つ
スローモーション(作詞:来生えつこ、作曲:来生たかお)
ふいに背筋を抜けて、恋の予感、甘く走った・・
出逢いはスローモーション。軽いめまい、誘う程に・・・
今年は色々と忙しくて、計画性のない旅ばかりでした。
昔の旅を振り返ってみると、結構手の込んだ旅をしていたものです。
面白いものを探して見に行くのが来年の課題です。
という事でまた ^^/