本州はまだまだ猛暑の所も多いようですが、北海道はもう完全に秋です。
秋はキャンプ場が空いていますし、虫は少ないし、焚き火に持って来いです。という事でキャンプツーリングへGO。
本当は道東方面に行きたかったのですが、天気がイマイチ。
稚内方面は天気が良さそうなので、オロロンラインを北上し、今季3度目の兜沼公園オートキャンプ場に向かいます。
郊外に来たので幌を開きます。秋の空気は気持ちイイ。
旧JR真布駅にやってきました。留萌本線の留萌-石狩沼田間は2023年3月で廃止になっており、駅舎は順次取り壊しが進んでおります。この駅舎も跡形が無くなるのは時間の問題です。
上)下)画像 2022年10月、在りし日の真布駅。
幌新太刀別川に架かる橋の向こうに見える青い構築物は恐らく田んぼの用水用の跨川パイプです。用水を川の向こうに流す為に存在すると思います。
そしてこの青い構築物の向こうには・・
もう二度と使われる事の無い鉄道橋がひっそりと見えています。
駅舎に対し鉄道橋は撤去されない場合が多く、
この鉄道橋も数十年掛けて朽ち果てて行くのでしょう。
留萌市の留萌駅前自由市場にやって来ました。
本日のキャンプの食材探しです。
留萌駅は既に廃止となっており、近辺は寂れておりますが、
この市場は大変活気があります。
海鮮丼1,500円(2個以上のまとめ買いだと1,400円!)。海鮮丼には2パターンあり、エビ(向かって右側)またはタコ(向かって左側)が入っているかどうかで選択できます。
私はエビ入りのを購入しました。
タコなんか美味しそうなんだけど、一人分にしては多いんだよなあ。
筋子も結構入って1,200円。安い!
結局海鮮丼のみ購入しました。。
続いてやって来たのは留萌の道の駅です。
上)留萌の老舗菓子店のルモンドさんのお菓子の自動販売機。
下)留萌の海産物を中心とした自動販売機
今までも何度かこの自販機を利用した事がありますが、とても面白いし、美味しいのです。今回はプリンを購入し、夜のおやつとしました。
ではオロロンラインを北上していきます。
風が少なく、波も穏やかで大変気持ちの良いツーリングです。
何だかんだ言ってもこの辺りが北海道最高のツーリングルートです。
通り掛かりのコンビニに立ち寄り休憩している際、タンポポの花にやってきたキアゲハ。クルクルのストローの口で蜜を吸っていました。
更に北上。真夏に比べ、交通量は大幅に少ないです。
ずーっと向こうにオトンルイ発電所が見えます。オトンルイ発電所も幌延風力発電株式会社さん発表では2025年に稼働を中止し、解体されるようですが・・・果たして本当か?(以前延期された事がある)
高さ99mの風車が3.2キロに渡って並んでおり、
オロロンラインの名所の一つとなっております。
更に北上すると利尻島が見えて来ました。
今日の利尻富士は雲に包まれているなあ。
いつもの撮影ポイント。
250キロ走って兜沼公園オートキャンプ場に到着です。
海岸線を楽しんで走り、丁度良い疲れ具合です。
管理棟です。今季3度目の為、管理人さんとも顔馴染みになりました。
皆さん親切で人柄が良い方ばかりです。
キャンピングカーサイト(2,610円)を借りました。電源と水道シンク付きです。
入場料も無く、何人の利用であっても2,610円しか掛かりません。安いです。
PM2時、留萌で買ってきた海鮮丼を頂きました。
モチロン美味しかったです。
一休みしてから管理棟でシャワーを浴びます。
管理棟前の案内図。今日の利用率は10%位。
とにかく空いています。
トイレは綺麗だし、
冷蔵庫や電子レンジ、TVが自由に使え、、
シャワーも無料。これは本当に素晴らしい。何故こんなにもこのキャンプ場が閑散としているのかと思う程・・。立地が悪く、どうしても周辺のキャンプ場に客が流れるのです。
しかし、私の様なソロキャンパーには天国の様なキャンプ場です。
夕暮れ・・日の入りも早くなりました。。
すぐそこの兜沼では鴨が大騒ぎをしております。
寝床はこんな感じ。コット(ベッド)に寝ています。コットは寝心地が良いので、ずーっと使い続けています。
寒い場合は電気毛布を使えば最高の眠りにつく事が出来ます。
過去に薪ストーブでも導入しようかと思案しましたが、ストーブの管理と後片付けが大変なので、電気に頼る事にしました。
今夜は気温が8℃まで下がる様です。室内にはAC電源を使うLEDライトと白熱球(フィラメントを使った昔ながらの電球)の二つを灯しました。白熱球は熱を発するので小さなテントでは暖房代わりにもなります。逆に夏場は発熱量の少ないLEDライトのみ使います。
最近は電源付きのサイトばかり利用しており、オイルランタンやガスランタンはすっかり使わなくなりました。
特にオイルランタンは管理や後片付けが面倒で、余程の事が無い限り使う事はないでしょう・・。
晩御飯は羽幌のスーパーで買ってきたオムライス。
最近は調理もかなり放棄していますね。簡単な焼き肉すらする気になりません。理由は油ものの片付けが面倒だから・・。
でも、一人ならそれで良いと思うのです。多人数なら皆でワイワイと料理やバーベキューとなるのでしょうけど。。
外で食べるスーパーの総菜も中々オツです。
夜食はポトフ。これは簡単。固形コンソメを使い、シャウエッセン・タマネギ・ジャガイモ・ニンジンをグツグツ煮ただけです。
しかし、冷える夜には本当に美味しいスープです。ビールにも合う!
我がキャンピングカーサイトからオートサイトの方を見ると・・サイトの全ての照明が灯っています。利用者は殆ど居ないのですが・・。 私としては最高なのですが、公的施設でなければ直ちに閉鎖されるでしょう。。
で、おやつは留萌の道の駅の自販機で買ってきたプリンです。なんと日本最北の酒蔵である増毛町の「国稀」さんの酒粕が入っているとの事。
私、プリンは嫌いではないのですが、甘過ぎると途中でウンザリしてしまいます。
一方、この甘酒プリンは私が今迄食べたプリンの中で最も気に入ったプリンです。甘さ控えめ、酒粕の味はしないものの、普通のプリンとは一味違う味わい。
確か1個500円でしたが、また今度購入します。本当に美味しい。
AM2時にトイレに行きたくなり起床。私は毎日AM3時に起床しているので、これがまあまあ普通の起床時間です。
しかし寒い、かなり冷え込んでいる! という事で餅を焼いて納豆餅を食べる事にしました。
ガスストーブ(コンロ)を使うとテントの中が暖かくなります。(一酸化炭素中毒に注意です)
こんがり焼けた餅を好物の納豆にからめて頂きます。人知れずテントの中で舌鼓を打つのも楽しいものです。
お腹が一杯になったら眠くなり、二度寝・・・ZZZ
本当はAM5時頃に起きて出発したかったのですが、思い切り熟睡してしまい起床はAM6時。外気温が寒く、ポカポカで眠ると熟睡しやすいです。
という事でノンビリ過ごし、AM9時頃に出発する事にしました。
場内の散策。本当にガラガラです。。
まぶしい朝日の中、珈琲を頂きます。
大自然の中では何もかもが数段美味しく感じます。
AM9時、撤収完了。
兜沼公園オートキャンプ場の皆様、お世話になりました。
帰りもオロロンラインを走る事にします。そして日本海側に出る迄は今迄走った事のない道道763号線を走ります。果たしてどんな景色が見られるか。
画像でお伝えするのは難しいですが、これぞ北海道の牧草地帯!と言える広大な風景の中を走る事が出来ました。気持ちのいい!の10乗です。交通量も皆無!
牧草地の向こうに利尻富士が見えました。
なんて長閑な・・安らぎます。
オトンルイ発電所
大好きなボビーコールドウェルを聴きながらロードスターを走らせます。
とても残念ですが、ボビーは昨年71歳で天国に行ってしまいました・・
海は完全なコバルトブルー。
こんなに綺麗な色の日本海も珍しい。
で、昼食は羽幌町の「グットマン」さんで。
十割蕎麦を頂く事が出来るようです。
コチラ、朝早くは喫茶店としてオープンし、モーニングを注文する事が出来、お昼時には本格的な蕎麦屋さんとしても営業しているのです。
面白いですね~。
本格的な十割手打ち蕎麦(800円)です。美味しかった。
今度はモーニングを頂きたい。
という事でこの旅はお終い。楽しい一人旅でした。
ではまた^^/