今回は妻を誘って釧路方面に出掛けました。
あるキャンプ場のバンガローを予約して出発したのですが、予定が大幅に変更になる一大事に。。
天候が雨模様の予報だった為、
今回はロードスターではなくアウトバックで出掛けます。
最近フォレスターの出番が無いのは、
アウトバックの方が乗り心地が良いからです。
荷室には焚き火用の薪をたっぷり積み込んでいます。
いつもの愛別で出発記念の撮影。
天候は優れませんが・・
釧路方面も内陸は気温は32℃とナカナカ暑い。
まずは釧路の「釧ちゃん食堂 釧之助本店」さんに寄って昼食。
釧之助は水産加工・北海道No.1の
㈱マルサ笹谷商店さんの直営店です。
入口には大きな水槽が・・。こちらには水族館もあるのです。
それでは入店です。
特上海鮮丼(税込み2,300円)を頂きました。鮮度も良く、とても美味しかったです。ただ、割増し料金で良いので冷たい酢飯も用意してもらいたいですねぇ。
アツアツのご飯の上に海鮮は・・。
食事も終わり、続いて併設されている水族館「ぷくぷく」に立ち寄ります。
通常価格、大人一人800円のところ、本日は子供の夏休み最終という事もあってか、無料でした。お得な気分。
砂から顔を出すチンアナゴ。
最近水族館に行っていないので、楽しく見られました。
海水魚だけかと思ったら淡水魚のピラニアもいます。
幻想的なクラゲの世界。
カサゴの仲間。
進化の過程で何があったのかと言うような面白い形です。
山女魚(ヤマメ)も。
魚やカニ、ヒトデなど手で触る事が出来るコーナーもあります。
子供達に大人気。
本日宿泊地のキャンプ場に向かう前に、釧路湿原をドライブしながら、ついでに達古武オートキャンプ場にも立ち寄ります。
夏休み最終の土日だけあって大盛況でした。コチラは何度か利用した事がありますが、目の前に達古武湖があって景色は良いもののオートサイトが田んぼみたいな平坦&区画割りな感じで殺風景なのが玉に瑕。
さて・・本日バンガローを予約していたあるキャンプ場に到着したのですが・・。
(今回初めての訪問のキャンプ場です)
まず、管理棟の入り口近辺の草刈りがされていない事に気付きました。
どういう管理をしているんだろう・・と一抹の不安を覚えました。
受付を済ませ、バンガロー代金(約8,000円)を支払い、カギを受け取ってバンガローの扉を開き、一歩玄関に足を踏み入れた瞬間、顔に蜘蛛の巣が引っ掛かりました。
ちなみにバンガローはトイレ付きで見た目は立派な建物です。
顔にへばりついた蜘蛛の巣を払い除けながら玄関や室内を見渡すと、無数の虫の死骸が落ちています・・。「宿泊者が利用する前に掃除を一切していないのか・・」と驚きつつ、激暑の室内だったので窓を開けようとしたところ、網戸が窓枠から全体的に外れています。しかも2カ所窓がある内2カ所とも。
ネット上のキレイな紹介写真と大違いの雰囲気だ。
編戸の網は過去にガムテープで木の窓枠に張り付けているという素人でもやらないレベルの補修がしてある状態。適当に網を窓枠に張り付けている上、ガムテープの粘着力が落ちてベロベロに剝がれ、一見して網戸の用を足さない様子。それもここ最近応急処置として貼ったものではなく何年物?という位時間が経っている。
今日は激暑なので、絶対に窓を開けて過ごす必要があり、周囲が山のこの場所で照明を点けたら間違いなく室内に大量の虫が侵入して来る。
そして天井の火災報知器が数十秒ごとにピピッと結構な音で鳴る。
割と大きな音でビックリする位。私と妻は立ったまま茫然となり、相談してコチラをキャンセルする事に。
更に驚くのは、管理人さんにキャンセルする意思とその理由を伝えた際、「網戸が壊れたままのこと」「無数の虫の死骸が床に散乱していること」「火災報知器が異常音を発していること」を尋ねたら全て予想通りの回答で、怒りを通り越し呆れました。
キャンプ場をいたずらに批判したい訳では無いのでキャンプ場名は公表しませんが、少なくとも私が過去に利用したキャンプ場にこの様な所は1か所もありませんでした。
たとえ施設が古くても、管理者の方々はキレイに掃除をして利用者に気持ちよく使って貰おうという心意気のキャンプ場が殆どです。
帰宅後グーグルの評判を見てみるとそれらしいレビューが見受けられます。
網戸のガムテープ補修した画像も掲載されていました。これは何年も前からの状態の様です。
管理棟には3人の方がいらっしゃいましたが、管理棟前の草刈りすらなっていない事から、普通に考えるキャンプ場の管理は怠っていると思われます。
当たり前ですがキャンプ場には皆そこで楽しい思い出を作ろうとやって来ます。
私も多少の事なら我慢して一晩過ごそうかと思いましたが、どう考えても辛いのでキャンセルする事にしました。
キャンプ場の責任者はキャンプ場の事に理解のある方にやってもらいたいです。
アウトドアだから汚くても文句はないだろう的な考え方は昭和時代の感覚です。
で、慌てて近隣のキャンプ場のバンガローやコテージの空きを電話で確認するも、ハイシーズンの上に時間は夕方、当然そんなものは無く(今回テントは持ってきていませんでした)結局釧路のドーミーインさんに宿泊する事に。部屋はかろうじて1室空いていました。
こちらは以前利用した事があり、目の前が幣舞橋で雰囲気が良く、朝食も海鮮食べ放題バイキングで満足できます。
また屋上の露天風呂も狭いながら楽しめます。
夕食はネットで人気一番だった「居酒屋あけぼの」さんに。
おでん。味が染みていて最高。しかし、どうやったら大きな大根にこんなに味を入れる事が出来るのだろうかという程。それと汁が本当に美味しい。どちらかと言うと薄味な感じだが、ゴクゴクと飲みたくなるほどの味わいなのです。
食べかけの刺身ですが・・
やはりカニは毛蟹に限るなあ。
タラバも美味しいけど、毛蟹は味が濃い。
豚串・鳥串。炭火の香りがたまらない。
シメは焼きおにぎり。サービスであら汁が付いてきました。これがメチャクチャ魚の味が濃くて美味しい。妻とジョッキのビールを2杯ずつ飲み、おなか一杯&ほろ酔いになり、大満足しました。
釧路川のほとりではビアガーデンをやっていました。釧路は北海道でも冷涼な気候なので、こんな風景の期間も短いハズです。
幣舞橋を下から見上げた風景。釧路を代表する橋。北海道のTVの天気予報の際に写し出される釧路地方の風景としてよくこの橋が出てきます。
幣舞橋の橋の上の様子。
ホテルの窓から見た幣舞橋。この立地が良いのです。
夜間、3度もホテルの温泉を利用し、身も心もすっかりキレイになった朝、名物のバイキングが始まります。
一人2,800円ですが、それを大きく上回る満足が得られます。
左上から時計回りに、メロン・味噌汁・エビフライ・温泉たまご・マグロ/たこ/ホタテの刺身・酢飯・イクラの醤油漬け・目玉焼き(毎朝食べる私の好物)・ツブ・ホタテ といったところ。他にデザートや各種パンの種類も豊富にあるのですが、食べ過ぎ注意という事でこの程度にしています。
ホテルをチェックアウト後、釧路駅にやって来ました。目的は釧路湿原を走る特別列車「ノロッコ号」に乗車する為です。
出発前の予定には全くなかったものです。
今年35周年を迎えたノロッコ号。釧路湿原の国立公園指定を機に、1989年(平成元年)に登場した観光列車。かつては日本一遅い列車として人気を集め、現在は北海道を代表する観光列車ノロッコ号の内の一つとなっています。
この列車、指定席は壁が景色が見やすいよう骨組みだけになっており、釧路湿原をゆっくり走ってくれるので、湿原や蛇行する釧路川、運が良ければエゾシカやタンチョウ等の動物も楽しむことが出来ます。
指定席はこんな感じです。自由席は通常の壁ですので、この列車に乗る場合は必ず指定席をとりましょう。風が吹き抜けて気持ちイイです。
実は釧路湿原をノロッコ号から見ても自動車の窓から見ても大差はないのですが・・。まあ話のタネとして。
鉄道ファンの方はいつも素晴らしい動画を作成されますね。
1本製作するのに一体どれだけの時間を費やしているのでしょうか。
私は鉄道に詳しくないのですが、オハ510-1を調べると昭和57年製(1982年)でした。かなりのご老体ですね。
列車のトイレ。大画面ですみません。昔の列車のトイレってこんな感じでしたよね。懐かしくてつい・・。しかしキレイに管理されています。
釧路湿原駅で下車。
展望台に行って・・(今まで何度も来た事があります)
これぞ北海道という風景です。
細岡ビジターズラウンジに立ち寄り・・
テラス席でコーヒーフロートを頂きます。
続いては昼食です。
一度行ってみたかった釧路の老舗ファミリーレストランの「泉屋」さん。
帯広の100年食堂「ふじもり」さんと同様、サンプルが沢山。まるで昭和の子供の頃に戻ったようなワクワクした気分になります。素晴らしい。
どれもこれも美味しそうです。
妻はこちらのお店の名物「スパカツ(税込1,350円)」を私は「Aセット(税込1,650円)を注文しました。
妻は当初スパカツの写真を見て食べ切れるか迷っていましたが、周囲の女性の多くがスパカツを頼んで平らげているのでひとまず注文してみる事に。
私はスパゲティとカツの組み合わせの実物を見た瞬間「コテコテそうで無理」と思ったので辞退。
妻のスパカツ。見た目は凄いですが、少し分けて貰って食べたら、そこまでコテコテでも無く、妻も無事完食しておりました。
私のAセット。(ハンバーグ・カニコロッケ・ドリア・ナポリタン)
見た目通りとても美味しかったです。また来よう。
時間も押して来たので一直線に帰宅します。途中、上士幌町で廃校になった小学校の建物を利用したレストランを発見しました。
トバチさんという名前のレストランらしい。一瞬立ち寄ろうかと思いましたが、先ほど食べた泉屋さんのメニューと似通っているので次回のお楽しみとしました。
最後に北海道の風景を。向こうに見えるのはトウモロコシ畑。ずーっと一面背の高いトウモロコシ畑で、都会から来た方はビックリするでしょうね。
エゾシカのオス。エゾシカのオスの角は春先に抜け落ちるのですが、もうこんなに生えて来ています。角が生え揃うと気性が荒くなり、メスの争奪戦となるのです。
大雪ダムあたり。
層雲峡温泉街あたり。という事で、キャンプ場で焚き火&バンガロー泊の予定がホテルに泊まってノロッコ号に乗るという大幅に予定が狂った旅でした。
まあそれはそれで楽しい旅になり、虫嫌いの妻はかえって喜んでおりました・・
ではまた。。^^/