ゴールデンウィークが始まりました。特段の予定も無く、一人でどこかにキャンプに行こうかと思いましたら、予想気温が意外と高いので妻を誘ってみました。
妻は基本キャンプがキライ(虫・外寝)なので、極力綺麗なキャンプ場を選択し、その他のレジャーも気を遣わねばなりません。
今回は十勝方面に向かいます。更別村の「さらべつカントリーパーク」さんに2日前に予約をしております。
空きが1つしかありませんでした。キャンプブームも下火かと思いきや、まだまだ人口は大きく減ってはいない様です。
画像は三國峠そばの松見大橋上です。
自宅はAM9時頃に出発。昼食の予定は走りながら考える・・という事で、今回は上士幌にあるパスタ屋のピッコロさんに立ち寄ります。
メニューはそう多くはありません。
我々は日替わりパスタ+コーヒー+デザート(1,300円)をチョイスしました。
パスタは2つの内から選択。妻は鶏肉と士幌ホウレン草のトマトソース、私はシチリア産レモンのクリームソースです。
シチリア産レモンのクリームソース。レモンの酸味とクリームやチーズのまろやかさが融合した、美味しいパスタです。
デザートはパインの果実入りのアイスでした。最近私はアイスを食べるならこれ位で充分です。
帯広市内のインデアン(東5条店)さんでテイクアウトのカレールーを注文。
晩御飯です。キャンプ場で食べるインデアンのカレーは最高だろうなあ・・という思いつきです。
途中、スーパーで食材を買い、PM2:30にキャンプ場「さらべつカントリーパーク」に到着です。
キャンプ場の隣には十勝スピードウェイがあります。若い頃にBNR32(自分も乗っていました)が席巻していたグループAを観戦しに来たなあ・・
キャンプサイトはオートサイトがほとんどのキャンプ場です。
入場料大人1人1,000円、サイト利用料2,000円の合計4,000円のお支払いです。
テントを張り、温泉に行く途中、妻の希望で「道の駅さらべつ」でソフトクリーム(すももジャム400円)を頂きました。
この道の駅は初めて来ました。
キャンプ場から10キロ位の所にある「十勝ナウマン温泉ホテルアルコ236」さんで汗を流します。ここは昨年、大樹町で砂金掘りの時に一人で来ました。
大谷君の等身大パネル。まだありました。
日ハム時代の大谷君はここ幕別町の観光大使をしていたのです。
このパネル、サインも書かれているし、オークションに出したら相当な高値で売れるだろうなあ。
ご飯はユニフレームのライスクッカーで炊きました。
アルゼンチンエビの塩焼きとトマトも添えて・・。
インデアンのカレーは勿論とても美味しいのですが、アウトドアで食べると更に美味しさが倍増です。
その後はお酒を飲みながらイカを焼いたり・・。
ホタテを焼いたり・・楽しい宴でした。
朝です。最近はAM4時になると明るくなるので
私の様な早起き人間にとってはとても嬉しいです。
今回、気温は8℃位までしか下がりませんでしたが、コットの上に昨年から導入した電気毛布を敷いて寝ました。妻も暖かくてグッスリ眠れたようです。
早朝散策。キャンピングカーサイト。
コテージ群。大中小色々なコテージが用意されています。我々も当初はコテージにしようかと思ったのですが、意外と暖かい予報だったのと、私が今年初のテントを張りたかったので・・。
こちらのキャンプ場は、レクレーション施設や遊具系が充実しております。
家族連れには最高のキャンプ場だと思います。
子供たちに特に人気なのは足漕ぎのレンタルペダルカーです(ゴーカートみたいな乗り物)。キャンプ場内の通路を普通の自動車と同じ様に走る事が出来、こぞって運転を楽しんでおりした。(画像はさらべつカントリーパークさんのHPから引用させて貰いました)
テントの前を何人か同乗したペダルカーが頻繁に走り抜けます。
ハンドルを握っている子供達の顔と言ったら、背伸びしてまるで大人になったかの様な雰囲気でした。
朝食はいつもの「パンを炙ってトマト&マヨネーズソース掛け」です。
これ本当に美味しくて妻にも好評です。
昔はホットサンドをよく作っていましたが、こちらは時間も3分で完成するし、瑞々しいトマトが最高なのです。
AM9時チェックアウト。今日の予定は「十勝千年の森」と「かんの温泉」です。
途中、やけに綺麗な公園に通り掛かりました。
そして敷地の雰囲気や石碑の様子からすぐにピンと来ました。ここは元学校だったのではないかという事を・・。
こちらはかつて「上美生(かみびせい)小学校だった場所の様です。
創立50周年記念、記念碑。
昭和の学校ではおなじみ二宮金次郎像。
昭和13年(1938年)時点で創立30周年の石碑の台座が作られています。この台座が開校後ピッタリ30年後に作られているとしたら、開校は明治41年(1908年)になります。
2~3分ネットを検索したのですが、正確な歴史が分かりませんでした。
ただ、年代毎に様々な記念碑が建てられ、守られており、学校出身者や地域の皆さんの並々ならぬ愛情が感じられました。
またまた学校跡地の様な場所に通り掛かりました。
こちらも桜が綺麗。
やはりそう。「清水町立上羽帯小学校」跡地でした。現在は青少年の家として子供達などの教育施設として使われているようです。
閉校は昭和51年(1976年)。
この年代の建物が当時の雰囲気そのままに
現存しているのは大変珍しいです。
本日最初の目的地「十勝千年の森」に到着です。何だか思ったより全然人気(ひとけ)が無い閑散とした感じだが・・。
こちらのガーデンは英国ガーデンコンテストで「世界で最も美しい庭」と評価されたそうです。
入場料1人1,200円と安くはないが、とりあえず行ってみよう・・。
敷地はとても広く、きちんと見て回ろうと思ったら半日は必要です。
広大な森の中には散策路が用意されているが・・ほぼ花を見る事は出来ない。時期が早過ぎたようだ。しかし、この状態で1,200円も取るか? 半値でも高い気がするが・・。
上は入場時に頂いた園内のガイド。花はこの施設の魅力の中核となるもので、こういった花の紹介が4ページに渡ってされていましたが、花壇も含め、花はほぼ見る事は出来ませんでした。
夏季と同じ入場料を頂くからには他に何かを見せる工夫が必要でしょう。
GWにも関わらず施設がガラガラなのはこれが理由でした。
「十勝千年の森」というタイトルの施設ですが、北海道で森を見るならタダで原生林を散策出来る環境が山ほどあるのです。しかもこの施設は森という程の植生でもないですし。。
帯広界隈の様々なガーデンに行きましたが、この時期は樹木展示が中心の真鍋庭園がおススメです。
ノンビリお弁当を広げているご家族がおりました。
こんな使い方なら空いている方がイイですけどね。
まあ、文句は言いましたが散歩はそれなりに楽しく、お腹が空いたので園内のレストランで食事を頂く事にしました。
チーズバーガーのセット「カウベル&ベリー(1,500円)」を頂きます。
名称の通りハンバーグに甘いベリージャムが塗られています。美味しいですが、普通のソースの方が好きかな・・。
この園内で現在唯一と思われる水芭蕉の花を奇跡的に発見。
帰りにお土産コーナーでお買い物。
続いての目的地に向かいます。山道を走り・・
私がとても好きな「然別峡かんの温泉」さんに到着です。
明治44年(1911年)開業の老舗。
外来入浴者の受付は無人方式。1人650円です。
松田忠徳先生の書籍の紹介動画もありました。
温泉の湯船は沢山あって、男女日替わりで入れ替わります。
この辺一帯は超温泉地帯で沢山の野湯も存在します。
野湯が楽しめるキャンプ場「然別峡野営場」もオススメです。
上画像は野営場内の川岸にある「鹿の湯(野湯)」で、
随分前に行った時に撮影したものです。
扇ヶ原展望台。今日は霞が若干掛かっていてスカッとした十勝平野を見る事が出来ませんでした。
然別湖の湖畔を走って帰途につく事にします。
しかし、この時期は木の葉が無くて見晴らしが良いなあ。
北海道の湖で最も高い810mの標高にある然別湖(しかりべつこ)。
北海道の天然記念物のミヤベイワナ(オショロコマの亜種)が生息しています。
画像のホテル風水さんの温泉もいつか行ってみたい・・。
木の葉がないと湖をよく見渡せるのでとても楽しい。
昭和6年(1931年)開業の山田温泉。しかし2016年に廃業しています。
もちろん源泉かけ流しの名湯温泉旅館だったのですが、立地が悪く冬季は休業せざるを得ない上、国立公園内にある建物の為、建物の改修もままならず廃業。現在この建物は鹿追町に寄付されております。
山田旅館を開業した山田角太氏は
昭和48年(1973年)に然別湖の
オショロコマ(ミヤベイワナ)の人工繁殖を成功させました。
上の石碑はこの事を称えた北海道知事により建てられました。
正に然別湖の主だったのでしょう。
三國峠を通って帰ります。
何とも言えぬ荒涼な風景。これもいい。
松見大橋を駆け上がる・・
夕御飯は当麻町の道の駅にある「御食事処」さん。
こちらの醤油ラーメンが美味しいんだよなあ。
ラーメンライスで〆。いたってオーソドックスな旭川ラーメンです。
麺は加藤製麺。これが最高。
という事で中々楽しい2024年初キャンプ旅でした^^/
GW後半の天気はどうかな?