さあ、仕事も一段落したのでどこかへ出掛けます。
今回はなんと今年最初の一人旅(妻は虫嫌いの為 アウトドア拒否)です。
北海道のキャンプ場をアチコチ調べましたが、どこも混んでいて予約が取れません。(私は基本的に自分のスペースが確保されたオートキャンプ場を利用します)
しかし、そんな時はソロキャンパー最後の楽園「兜沼公園オートキャンプ場」があります。一路豊富町へ!
旧恵比島駅に立ち寄ります。「旧」というのはこの路線の鉄道は2023年3月で廃止になった為、こちらの駅は廃駅となってしまったからです。
かつてはNHKの連続ドラマ「すずらん」の舞台にもなった駅なのですが・・。
今は何かと話題の遠野凪子さんが主演でした。(画像はNHKさんのHPより引用)
日本海側に出て、オロロンラインを北上します。
内陸に住む私にとって海はいつ来てもいいものです。
そして海の香りを全身で浴びながらのオープンドライブは楽しい。
途中、羽幌町の「北のにしん屋」さんに立ち寄ります。
今迄10回は来た事があるお気に入りのお店です。
夕御飯用の食材を物色。大量発生している日高産のズワイガニ。1パイ100円です(なんと5ハイで390円!)・・が、小さくて味噌汁の出汁位しか用途が無さそうなので購入に至らず。
今日は品揃えがイマイチ少なかった・・。
昼食もコチラで頂きます。海鮮丼(2,200円)。ネタはイバラモエビ(珍しい)、カンパチ、サーモン、イクラ、甘エビ、ホタテ、ウナギ、ホッキ、ウニ、タマゴだったかな?
とても豪華で美味しかったです。付け合わせやお吸い物もナカナカ。
お腹も一杯になったし、どんどん北上します。交通量は進む毎に少なくなり、極めて快適なオープンドライブを楽しめます。
風力発電のプロペラがズラリ並んでいる事で有名なオトンルイ発電所です。一時期解体説が流れましたがまだ健在です。2025年には解体されるとの事ですが・・。
北海道の観光地にありがちな電柱&電線が邪魔なパターン。
画像で見ると大きさが分かり難いですが、実は高さが100m以上あって、かなり巨大な建造物なのです。スーパーハウスと比べてみて下さい。
吹雪の際に逃げ込むシェルター。真夏の今には想像もつかない。
牧草地と利尻富士。いつ来てもノンビリした風景です。
いつもの場所で撮影。イマイチの天気ですが、それもいい。
さて、、このロードスターにはとんでもない事が起きています。
特に排気ガスが出ている辺り・・
{拡大}無数の吸血アブが大集結しております。いやはや恐ろしい光景です。
これらのニッポンシロフアブ(メス)は産卵に備え専ら家畜の血を吸いますが、人間も勿論例外ではありません。
赤外線(熱)のセンサーを持ち、また二酸化炭素にも反応し、この様に集まって来ます。虫嫌いの人は気絶しますね。
ちなみにエンジンが掛かっている場合は人間の方には案外近づいて来ません。
熱量・二酸化炭素量が大幅に違う為と思われます。
という事で250キロ走ってキャンプ場に到着しました。
暑かったし、丁度良い距離です。
キャンプ場の門は夜間閉鎖されますので、一応治安は守られます。
センターハウスで受付します。こちらのキャンプ場は通常の「兜沼公園キャンプ場」と「兜沼公園オートキャンプ場」の2つの構成となっており、コテージやバンガローも多数あり、いずれも格安です。
私は電源・炊事場付きのキャンピングカーサイト(2,610円)を借りました。
(上)通常のキャンプ場
(上)オートサイト
センターハウス内の品揃え。最も近いコンビニでも14キロもあるので助かります。
アイスも充実!後ほど頂きます。
レンタル用品も一通りありますので、手ぶらでもOK!
センターハウスの気のいい職員の方とお喋りしながらの休憩も出来ます。
今日はTentipi Olivin を張ってみました。今年初かな? タープも持ってきていましたが、木陰もあるし、近くにキャンパーが全く居ないので張りませんでした。
これが最後の楽園たる所以です。素晴らしいの一言。
アブの皆さん、ロードスターに大集合。車体が太陽光で熱くなっており、その熱を感じて来ております。しかし、おびただしい数でした。ロードスターが盾になってくれる為、人間にはほぼ近付いて来ません。
ネットでアブの生態を調べていたら「アブキャップ」なるアブの捕獲器を発見。
自然光を利用し、この機器を発熱させ、熱に寄って来たアブを捕獲するというエコな駆除機でした。
センターハウスで「サロベツの手作りアイスクリーム(よもぎ)」(350円)を買って来ました。地元豊富町で生産しているようです。
まるでよもぎ餅をアイスにしたような、とても美味しいアイスでした。
センターハウスへシャワーを浴びに行きます。無料です。
オートキャンプ場の見取り図。今日の稼働率は10%でした!メチャメチャ空いていて快適ですが、将来営業停止しないか心配。
センターハウスはキャンパーであれば自由に利用できます。
冷蔵庫も電子レンジもTVも自由に使えます!
トイレも綺麗です。
(上)和式、(下)洋式 トイレです。
少し古いですが利用率が低い事もあって全く傷んでいません。
シャワー室。午後4時から翌朝まで使えるとの事でした。
(張り紙は午後8時までとなっています)
シャワー室は鍵付き扉があり、貴重品を持ち込んでシャワーを浴びる事が出来ます。まずまず広くて快適です。
センターハウス内の炊事場。綺麗です。
「ゴミはお持ち帰り願います」と書かれていますが、ゴミ袋を購入すればキャンプ場のゴミステーションに捨てて帰る事が出来ます。
一生懸命このキャンプ場を紹介しているのは稼働率を少し上げたいから・・。現状が続いた場合、閉鎖の恐れがあると思い・・。
この辺りはオートサイトのはずですが、向こうに見える私のテント以外、利用者は皆無です。それはそれで嬉しいのですが。。
どこまでが私の借りているスペースか分かりません。超広々。
ご覧下さい。向こうまで利用者なしです。超ノビノビ!
キャンプハイシーズン期にこの閑散ぶり。
こちらのキャンプ場のイマイチ不人気な理由は
近隣に買い出し出来る所がない事(コンビニまで14km)
温泉や観光地が意外と少ない事。
そして周囲に魅力的なキャンプ場が多い事が挙げられます。
夕御飯の時間です。途中、イクラの醤油漬けを買って来ました。
キリンのラガービールとニッカのシードルを飲みながら。。
炊飯?しません!
イクラ丼に煮卵を添えて。
今日は焚き火をゆっくり楽しもう。焚き火台は自宅で薪ストーブを使っている職場の人から分けて貰いました。使い易い大きさです。
その後はラジオを聴きながら焚き火をしてマッタリ・・
隣近所がいないのでラジオも遠慮なく聴く事が出来ます。
2か所足首を蚊に刺されましたが
(虫よけスプレーをしたものの余り効果なし)
思いの外発生は少なかった。
PM10時まで焚き火をし、就寝zzzzzzz・・・
AM4時起床。
朝食はいつものトマト・・だけではなく、マルシンハンバーグものせます!
軽くフライパン(というかメスティンのフタ)でマルシンハンバーグを焼き、トマトと共に頂きます。ソースはタルタルソース。
子供の頃以来、久々に食べたマルシンハンバーグ。これが予想を大きく上回る味わい。何なんだろうなあ。隠し味は?
という事で今日の朝食はそこら辺のハンバーガーの上を行っています。
AM8時、キャンプ場を出発。本当はAM5時に出発し、オホーツク海側の朝ドラをしたかったのですが、雨が降って来て撤収が遅れました。
という事でまた日本海側を走り、帰宅の途につきます。
2時の方向に利尻富士。雲は多いですがこれもまた雰囲気がいい。
いつものポイント辺りで撮影。本当はこの辺の砂浜でキャンプをしたいですね。
ずっと向こうは恐らく雨です。ゆっくり走ろう。
帰りもオトンルイ発電所。しかし電柱や電線が邪魔だ。
オロロンライン、R232号線沿いにいつも見掛ける気になる看板。「えんべつ旭温泉」です。日帰り温泉がAM9時からやっているようなので、ちょっと立ち寄ってみます。
海沿いから6キロ走ったどん詰まりにある温泉宿泊施設です。
なんか心安らぐイイ感じの建物です。
現在、経営はシダックスさんがやっているようです。
建物内部。なかなか綺麗にリフォームされていますね。
とても綺麗で安心です。
自販機はズラリ。
休憩所も完備です。
えんべつ旭温泉さんのHPより画像を引用しました。
こちらは冷泉ですが、こげ茶色のお湯が特徴です。源泉は2つあるようで、(上)の旭湯は掛け流し、(下)の富士見の湯は循環式の温泉です。
とても綺麗な施設で旅の疲れが癒えました。
身も心もサッパリし、風を切りながら楽しいオープンドライブ。
海沿いは楽しいなあ。オープンカーは素晴らしい。
途中、初山別の道の駅に立ち寄ってトイレタイム。
向かいには初山別温泉の宿泊&日帰り温泉施設があります。
色んな初山別グッズが売られていますが、この自衛隊が被るような地味目のキャップは売れるのかなあ・・デザインがとにかく・・・^^;
暑かったのでソフトクリームを頂きます。
みさき台公園キャンプ場を偵察していきます。混んでるなあ・・
コチラは場所は良いのですが、無料の為、兎に角混むんですよね。
坂を下ったところのサイトに行ってみます。
昔、バンガローを利用したり、サイトにテントを張った事もありますが・・
日曜日のAM11時にこの状態。夜間はギュウギュウだったでしょう。こちらも有料にした上で入場制限をして欲しい。景色が素晴らしいのです。隣近所に気を遣いながらのキャンプは疲れるので・・。
途中、羽幌町の美味しいと評判の十割蕎麦のお店に行く予定でしたが、臨時休業・・。どうしてこう片田舎の飲食店は臨時休業が多いのか。。
その後目ぼしい飲食店が見つからず、お腹も空いたので仕方なくコンビニで昼食。
旅人の様です。リヤカーで何を引っ張っているの?
恐らく簡易ハウスです。
廃線になった留萌線。もう踏切はありません。
看板「列車は通りません」
周辺にあった木造の電柱が切り刻まれ、積んでありました。
最後、通り掛かりの蕎麦店「えにし」さんに立ち寄ります。
こちらの蕎麦は前に一度来た事があるのですが絶品です。
午後2時近くだったせいか珍しく客がいない。
メニューはシンプルで潔い!
ざるそば(850円)です。おしぼりは温かいものが出てきて嬉しい。そして蕎麦の麺は最上級の風味・コシです。私は過去に200以上の蕎麦店を訪れた経験がありますが、これほど美味しい蕎麦には滅多に巡り合えません!
名ばかりの十割蕎麦は道を開けろってなレベルです。
しかし、残念なのは蕎麦の汁の出汁は鰹で取っていない事なのです。私は鰹の味が大好きなので。。これは好みなので仕方がないのですが、もうこうなったら私の舌をこのお店に合わせていくしかありません。それほど素晴らしい蕎麦です。
皆様も是非!営業時間は限られていますのでご注意を。
という事でまた!!!^^/