■羅臼2泊3日の旅  2024.7.13-15

本日は久々に知床は羅臼(らうす)に出掛けます。

妻にカムイワッカ湯の滝を見せようと思いアウトバックでの出発です。

(砂利道を10キロほど走るので車高の低いロードスターではきつい)

フォレスターとアウトバックどちらで出撃しようかと迷いましたが、

アウトバックのグランドツーリング性能を試すべく!

 

 ■今回の主なメニュー

 ・滝の湯センター夢風泉

 ・カムイワッカ湯

 ・セセキ温泉

 ・知床五湖

 ・相泊温泉

 ・熊の湯

 ・羅臼峰の湯

 ・ホテルマルエー温泉 俵橋

 ■宿泊

 ・陶灯りの宿 らうす第一ホテル

 ・羅臼オートキャンプ場

 ■食事

 ・レストラン チロル

 ・純の番屋

 ・そば処しずか

 ・カフェ&キッチン摩周の森

AM8時頃に旭川の自宅を出発。撮影場所は愛別です(国道39号線)

途中、24時間営業の日帰り温泉「滝の湯センター夢風泉」さんに立ち寄ってひとっ風呂。24時間いつでも利用出来るというのは本当に有難いです。

勿論掛け流し温泉ですよ!

基本的に無人です。料金400円を支払って入場します。

格安です!

施設は至って普通です。掃除も行き届いております。

上)北見市「食&観光」ガイド オフィシャルWEBサイトさんから画像を引用しております。露天はありませんが、2つの湯船があり、44℃のお湯がドバドバと贅沢に掛け流されています。

泉質はすぐそばの塩別つるつる温泉と同じで、肌がとてもツルツルになります。

休憩所。座敷はありませんが必要十分です。

北見市の「ハッカ記念館」に立ち寄ります。

私は親の仕事の都合で幼稚園から小5まで北見に住んでいました。

北見市立中央小学校に通っておりましたが、小学校の社会科見学でやって来た記憶があります。

明治35年頃から生産が始まった北見ハッカは昭和14年に全盛期を迎え、当時世界薄荷市場の約70%を占めるまでに成長し、現在の北見の礎(いしずえ)を形成する重要な産業となりました。このため平成19年11月30日、経済産業省より日本近代化産業遺産として認定されました。この薄荷産業の発展に大きく貢献したのが昭和9年に開業したホクレン北見薄荷工場でした。翌年同工場の研究所として建てられた施設が、昭和58年その役目を終えた工場が解体されると同時に、ホクレン農業協同組合から北見市に寄贈され、昭和61年北見ハッカ記念館として新たな役割を担うべく公開されています。(北見ハッカ記念館HPより引用)

第二次世界大戦の際に工場は軍事に協力する為、また輸出が出来なくなるという問題もあってハッカ生産は大幅に減ってしまい、生産世界第一位のシェアをブラジルに奪われてしまいました。

戦後北見のハッカ生産は全盛時の状態に戻る事が無く、工場も閉鎖されました。

この建物は事務所兼迎賓館として建てられており、

凝った美しい造りが施されております。

ハッカ生産の機器類が所狭しと展示されております。

上皇様の若かりし頃のお写真も。

隣の「薄荷蒸留館」にも行ってみます。

市場に出される薄荷は蒸留して作られます。

現場ではミニチュアの蒸留器(稼働中)もあって楽しく見学できます。

様々なハッカ(ミント)の仲間も栽培されています。

スペアミントや大葉もハッカの仲間です。

昼食は北見市で半世紀を超える歴史を持つレストラン「チロル」さんで。

おすすめセット(1,300円)を注文。ハンバーグが美味しいのは勿論、カニクリームコロッケが絶品で、なんとカニの肢が2本入っていました。

東藻琴の道の駅でトイレタイム。

「のんき~焼き」なる名物を頂きました。

アンコが入った大判焼きの様なものです。

いよいよ知床半島です。(画像はウトロ側です)

知床五湖の散策にやって来ました。

本当はカムイワッカ湯に行こうと思っていたのですが、前日までの予約が必要との事で、それに気付かず今回は断念。

 

カムイワッカ湯のサイトはもっと分かり易く記載して欲しいです。事前のチェックでは「この時期はマイカーで現地に行く事が出来る・・」というページまでしか確認しておらず、トップページにハッキリ強く「カムイワッカ湯までマイカーで行く場合は要予約・有料」、「カムイワッカ湯の滝登りをする場合も要予約・有料」と書いて欲しいです。

カムイワッカ湯のHP(上、ページを合成しています)をじっくり見てみると確かに予約・申し込みというものが見られますが・・

上の画像はカムイワッカ川の所謂カムイワッカ湯の滝で、私が2011年にロードスターで行った時のものです。流れてくる水は全てお湯で、当時は予約は不要で気軽に行ける場所だったんですよ。

川を流れるお湯。川底は完全な岩盤でとても不思議な感じです。

 

来年出直します!!

という事で知床五湖観光にやって来ました。

この高架木道は周囲に電線が張り巡らせてあり、ヒグマが侵入出来ない様になっています。家族で行っても安心ですね。

(高架木道でない地上遊歩道もありますが、現在はガイドツアーでないと行けません)

遠くでエゾシカが草を食んでいます。北海道民は道端で幾らでも見られる風景ですが、外国人の方は熱心に撮影をしていました。

知床五湖は湿地帯にあり、何とも不思議な風景が楽しめます。

「知床五湖」の表札? 割れていてちょっとカッコ悪いです。

きちんと乾燥させて様子を見てから表札にしていなかったんですね。

(それともこの割れを計算しているのか?)

野湯の「熊の湯」の前を通り掛かりましたが、物凄い混みようです。

熊の湯の詳細はコチラ

PM5時 本日の宿泊は「陶灯りの宿 らうす第一ホテル」さんです。

北海道内の宿泊料(特に休日)が高騰する中、

こちらは一人15,000円(2食付き)とリーズナブルでした。

夕食は個室で頂きます。

献立表もあって本格的です。

品数が多いです。羅臼産のズワイカニやお造りの他に・・

イクラ丼・羅臼産ホタテの稚貝の味噌汁。

羅臼産エゾシカのシチュー。

ジビエは何となく苦手ですが、全くクセも無く美味しかったです。

羅臼産ホッケのちゃんちゃん焼き。

 

しかし全ての料理がプロならではの味付けで大満足でしたが、

量が多くて食べるのが大変。

翌朝の朝食。焼き鮭もとても美味しく、

煮物も唸る程の味わいでした。

AM10時、体もゆっくり休めたので熊の湯方面に行ってみます。

前方には湯気が見えます。

湯気の正体は源泉が沸く温泉井。今回は車から降りませんでしたが、路肩から人工物である温泉井を見る事が出来ます。

まずは熊の湯の道を挟んだ向かいにある「羅臼温泉野営場」を見ていきます。

私は過去に利用した事がありますが、あわよくばヒグマが周囲を闊歩しているココを今夜の宿泊地にしたいと妻を連れて来たのですが・・。

妻は「山奥で怖い」「ヒグマが出そう」と怖がっていました。

妻は「こんな所でのキャンプは絶対無理!」と予想通りの拒絶反応。。

イイ場所なんだけどなあ・・

という事で熊の湯の様子見。今回は入浴はしません。

(過去には何度も入浴しました)

羅臼川に架かる「いで湯橋」を渡ります。

渡り切ってから坂を下ると・・

女湯です。男湯と違い建物で囲われており、安心です。

男湯は入浴客で一杯でしたので過去画像を載せます。

この様に素晴らしい温泉なのです。

秋の熊の湯。人がいない日の出前がおススメです。

羅臼港はエゾメバルがうようよ泳いでいるので軽く釣り。(リリース)

昼食は「純の番屋」さんです。今まで5回以上は来ていますが、こちらは本当に美味しいのでとてもオススメです。

純の番屋・・というネーミングはアラフィフの方ならすぐに分かりますよね。このお店は「北の国から」で使われたセットのレプリカです。

三色丼(2,980円)を頂きました。こちらは丼の付け合わせの小鉢やカニの味噌汁がとても美味しく、観光客相手の商売とはいえ、手抜きがないのです。

さて、今度は野湯のセセキ(瀬石)温泉にやって参りました。こちらも「北の国から」でロケ地となりました。

 

セセキ温泉のお湯は海の底から湧いており、干潮時に入浴が楽しめます。

今迄数限りなくこちらを訪れましたが、観光客がいつも見学しており、ずっと入浴をためらっていました。

 

今回は満を持して海水パンツも持ってきており、15年来の希望を叶えます。

 

画像には写っていませんが、私の後方には10人位の観光客がセセキ温泉を眺めており、何故か一向に帰る気配がありません。誰かが入浴するのを待っているとしか思えない。はよ帰ってくれ!

 

そして湯船辺りでは若いカップルが何となく佇んでいます。

若いカップルに話し掛けながら湯船に近づくと・・・何じゃこりゃ。。お湯が昆布成分でドロドロじゃないか。。

干潮から2時間後が入浴に適正との情報でその時間ピッタリに来たのですが、少し遅かったか。どうしようか・・

もう一つの湯船も似たり寄ったり・・。

しかし、ここで帰る訳にはいかん!

 

冷ややかな妻の視線をものともせず、海水パンツに着替えて。

上画像) 妻に撮影して貰いつつ入浴も・・熱くてたまらん! 羅臼の熊の湯も上回る程の熱さだ!48℃位はある! 足を浸けただけで飛び上がる程。

 

下画像) 妻には連写をお願いし、辛うじて入浴している風に見える画像がこの一枚。昆布でドロドロだし、熱いしで正に地獄風呂! 体中真っ赤に。

 

とりあえず入浴した!!

 

この後、海水で体を洗うのが大変だった。。

ついでに近くの相泊温泉に来てみました。コチラは海から少し内陸側にある湯船で、過去に何度も入浴した事があります。が、今年は度重なる時化で建屋が解体されていました。

先客がいたので今回はパス。このまま温泉施設に行きます。

 

ちなみに相泊温泉は毎日の様に現在の状況をお知らせしてくれているサイトがあります。コチラ→「今日の相泊温泉

上)過去画像です。通常ならこんな風に小屋があります。

国後島を眺めながら湯浴みが楽しめます。

帰り道、「熊の入った家」の前を通り掛かります。こちらは本当にヒグマが家族のいる夜間に侵入された家で、2階で家族が寝ている時に1階の冷蔵庫を荒らされる・・という恐怖体験があった場所です。

現在はそれを逆手に民宿を経営されています。

上)民宿&ライダーハウス。 下)道路を挟んだ所がキャンプ場となっており、過去にこちらでテントを張った事がありましたが、正直ヒグマの恐怖が半端ありませんでした。普通にヒグマが闊歩する場所ですからねえ。。

ホテル峰の湯さんで入浴。昆布風味の体が綺麗になりました。

夕食は羅臼の市街地にある「そば処しずか」さんで手打ちの更科蕎麦を頂きました。今日はキャンプの予定ですが面倒なので自炊はしません。

本日の宿泊先は「羅臼オートキャンプ場」です。妻の利用許可が下りる綺麗なキャンプ場。(羅臼温泉野営場は却下でした)

コチラはいつも空いていて快適。しかも電源付きサイトで2,000円と格安です!

 

虫も殆どおらず、せいぜいたまにハエが飛んでいる位で、吸血昆虫に悩まされる事もありませんでした。 

 

夜は焚き火と飲酒で、これがとても楽しく何時間でも過ごせます。

おっ? 炊事場に給湯設備が設置されています! これは素晴らしい。

翌朝。地元旭川は30℃の予想気温ですが、この辺りは涼しくて25℃位。

避暑地に最適です。

タブレットで本日の予定を立てます。飲食店や温泉をリサーチ。

ちなみに朝食はコンビニのサンドウィッチ。

キャンプから自炊を省くと非常にラクチンです。

 

中標津の「ホテルマルエー温泉俵橋」さんで入浴していきます。こちらは掛け流し温泉の上、朝から日帰り入浴が出来るのでおススメです。

ソファーもあって小一時間程休憩もしました。

昼食は「カフェ&キッチン摩周の森」さんで。こちらはキャンプ場が併設されており、2020年に利用した事があります。

夕食はレストランで頂くほか、夜はテントにこちらのお店のピザを持ち込んだり、一味違ったキャンプを楽しみました。

 

この場所での過去のキャンプの様子→コチラをご覧下さい。

こちらのお店のオーナーは十数年前に大阪から移住してきたご夫婦です。

元ペットのトリマーを経営され成功していたらしいのですが、全く違う人生を歩みたいというチャレンジ精神からカナダに移住?ニセコに移住?と色々考え、コチラ弟子屈でお店をオープンしたのです。

 

お料理は修業をした事は無かったとのですがご夫婦の持ち前のセンスと努力で開店に漕ぎつけました。(ご本人達は努力したという表現はしておりません。楽しんだ・・という事を仰っておりました)

 

オーナーご夫婦の人生の振り返りのお話を伺うと、人間やる気次第で何でも出来るなあ・・と非常に考えさせられ、元気が出ます。

是非十代の若者にも聞いてもらいたい半生です。

上)ハンバーグランチ。ハッキリ言ってメチャメチャ美味しいです。そんじょそこらの専門店以上のクオリティです。

 

下)ピザ(マルゲリータ)。こちらも美味しいです。大満足の昼食でした。

コチラのレストランは9,000坪もあるらしく、その広大な敷地内にはキャンプ場利用者用の綺麗なトイレと炊事場が設置されています。

ああ、すぐにでもキャンプ(しかも自炊なし)がしたくなる!また次回ですね!

美幌峠の道の駅で休憩。飲み物を飲みながら帰途につきます。

アウトバックは快適でした。

 

我が家の現行フォレスター(A型 ハイブリット)と比べると車高が低くホイールベースが長いので乗り心地が良く、また車内の横幅が広く快適。とても激安の中古車とは思えないです。燃費は田舎道だとリッター15キロ位走るのでさほど気になりません。(街中は7~8キロ)

 

また一応レーンキープや自動での車間キープ付きオートクルーズなので高速道路以外の田舎道でも疲れ知らず。(制御は我が家の現行フォレスター(A型)よりも若干荒いです)

 

旧型とはいえグランドツーリングカーとしては大変優秀でした。現行のアウトバックは更に素晴らしいのでしょう。

という事で羅臼2泊3日の旅はこれにて。

これから夏真っ盛り、どこに出掛けようかなあ・・

 

ではまた!!^^/