(随分前に書いていた記事。一度はボツにしようかと思っていましたが、勿体ないので1か月遅れの8月にアップロードします)
週末、どこかに出掛けたいところですが、色々と忙しくて泊まりの遠出は出来ない。
で、毎年開催されているスカイラインのミーティング「AKOお~るスカイライン&GT-R DAY」が赤平であるという事で、妻を誘い、ドライブがてらチョイと見に行ってみました。
主催するAKOさんは札幌で「ヘアーイズドリームアコ」という理容室を経営されておりましたが、Googleで検索すると閉業となっていました。引っ越しなのかも知れません。
今でこそスカイラインは存在感の無いクルマに成り下がってしまいましたが、昔は若者の乗りたい車の一つでした。
そして私は10代から20代半ばまで ①R30GTターボ(L20ET)、②R30RS-XターボC(FJ20ET)、③R32GT-R(RB26DETT)の3台に乗り継いでいました。
開場はAM10時との事でしたが、私は入場前に走って来るクルマを眺めたいので少し早めに到着するように出発します。
AM8時、びっくりドンキーで朝食。
久しぶりに滝川のドンキーに来ましたが、
リニューアルされており、とても綺麗。
朝から外食。貴族の気分で頂きます。
開場に到着。開場10分前ですが既に来場者がいるようです。
入場場所のすぐ近くで走って来るクルマを眺める事にしました。やはりクルマは動いているのを見るのが一番楽しいです。
自分も乗っていたR32GT-Rが次々に通り過ぎます。懐かしいなあ。
西部警察のマシンXにもなったGC210ジャパンターボ。
ジャパンのターボって北海道にはもうこの一台しか無いのだろうか。
スカイライン伝説の始まりはS54B、普通のファミリーセダンだったスカイライン(4気筒)にエンジンルームを延長し無理やりグロリアの6気筒エンジンを搭載、日本のレース黎明期に活躍したクルマです。
当時のスカイラインは今は無きプリンス自動車のクルマでした。(経営難で1966年に日産と合併)
スカイラインを語る上で外す事の出来ない伝説のシーン、「1964年の第2回日本グランプリ」において、純レーシングカーだったポルシェ904の前を四角いセダンが僅かの時間ではあったが先行した瞬間。
(細かい裏話は色々ある様ですが割愛します)
正に「羊の皮を被った狼!」
日本中のクルマファンがこの事件に驚き、そしてこの瞬間からスカイラインの「打倒ポルシェ」の戦いが始まったのであった・・。
私がR32 GT-Rを購入するきっかけになったのが、ベルギーの歴史あるツーリングカーレース、スパ24時間(1991年)での活躍。
当時ポルシェやBMWやアウディは大排気量NA&2WDで、GT-Rは「ツインカム ツインターボの可変4WD」という当時としては超が付くハイテクマシン。
各国モータージャーナリストは「東洋からやってきた こんな複雑なメカニズムのクルマが(当時のGT-Rは国内専用車だった)ノントラブルで24時間も走れる訳が無い」と厳しい下馬評を浴びせていた。
ところがどっこい結果は2位のポルシェ911カレラに21周も差をつけて総合優勝(3位~5位もポルシェ911)、グループNクラス(改造範囲が狭いクラス)も優勝と、正にGT-Rの完全勝利だった。
それまでの日本車は欧州車に対しまだまだ色々な面で後れをとっており、このレースを見た私は遂にスカイラインもここまで来たか・・と感動したものです。
余談ですがGT-R優勝の10年前の1981年に同じスパ24でSA22サバンナRX-7が総合優勝しております。またパリダカでは1985年に三菱ワークスがパジェロで日本車初の総合優勝をしています。この時は物凄いパジェロブームが起きましたねぇ。
一番右はハコスカGC10です。雨の中ご苦労様です。
ではこれからは適当に車両紹介。R31、800台限定の「GTS-R」です。限定車だった為、発売直後から中古市場ではプレミアム価格でした。懐かしいですねえ。
スカイラインの冠が取れた35GT-R。
35GT-Rの発売が2007年だったから、もう17年も経っているんですね。
R33 GT-R、R33は伸びやかなフォルム。
ニスモ400Rのエアロを装着していてカッコイイ。
どんどん入場です。
やはりクルマは走っているのを見るのが楽しい。
小さい子供を後部座席に乗せて来る方も結構多いです。
乗り心地は最低でしょうけれども、
楽しさはMAXだったでしょう。
程度良さげな34GT-R、映画ワイルドスピードなどの影響で世界中から引き合いになった結果、最近の中古車価格は激しく高騰し、程度やグレードによってはウン千万円です。
R32GT-R、自分も乗っていたモデル。いいなあ、やっぱり。
ヘッドライトがガラスなので、今時のクルマと違い変色しないのがいいですね。
Tスペック。カーボンブレーキ・ルーフ等の超リッチ仕様。
これも私が昔乗っていたR30の4ドア鉄仮面。私のはインタークーラー付きのターボCだった。この後、このクルマのオーナーさんとしばし雑談をしましたが、懐かしくて超楽しかった・・。
私の乗っていた鉄仮面はR32GT-Rに乗り換える際に知人に譲り、現在は知人の管理する倉庫で静かに眠っております。もう一度買い戻して乗りたくなった・・。
しかし実際正常に走らせる為にはパーツの確保が相当大変で、お金を積めばOKというクルマではありません。
横の繋がり(人脈)でパーツや情報のやり取りをする必要があります。
小一時間、妻に付き合ってもらい、非常に満足したので帰宅します。
1990年代後半、スカイライン人気が陰りを見せ、遂にトドメを刺してしまったのが上の2001年発売のV35型。
この頃の日産は経営不振で大株主だったルノーの意向もあり、本来別の車種として発売するハズのこのクルマをスカイラインとして世に出してしまった。
スカイラインらしからぬボンヤリとしたデザインや性能。一体どんな経緯でこんなクルマをスカイラインとして発売してしまったのか。
これをきっかけにスカイラインファンはガッカリ、一気に離れて行ってしまい、現在に至っている。(GT-Rは2007年に単独車種として発売された)
非常に残念だ。
日本で長い歴史を持つ車種と言えばクラウンを思い起こすが、コチラも最近迷走中ですね。心配だ。
スカイラインがライバル視したポルシェ・・。
私が小学校1年生の頃(1970年代!)、授業そっちのけでノートに描いていた911。
今それが買えないだろうかと真剣に考えている。やはり一生に一度は911に乗っておきたいものです。
もちろん新車は高くて無理。デザイン的に一番好みの最後の空冷ポルシェ(993)
もいつの間にか価格高騰し、MT車だと最低でも1,500万円もする。
その前の964も価格高騰・・。最初の水冷(996)は不人気ゆえに安いけど(安いと言ってもMT車は500万円以上する)。数年間考えてみたい。
まあ、15年以上経った911はきちんとしたものを買えばもし売る事になったとしても買った時以上の価格になる・・と思うので安心感はありますが維持費が半端無さそう。何か壊れたら国産車の10倍のコストが掛かる。
上)100万円のドンガラポンコツの911をレストアするというスーパーマンもおりますが・・。これはクルマを置くスペース、各種文献を理解する知力、数年間にわたる根気、そして結局何だかんだでかなりのお金が掛かるという・・。
RWBの中井さん、カッコいいなあ。
冷たいものでも飲みながら帰宅の途に。
旭川で昼食。こちら四条庵さんは恐らく私が一番よく行く蕎麦屋さんです。蕎麦が冷たくて盛りも良く、汁もカツオが効いていてしかも安価。最高です。
これで税込み780円です。
帰宅するとネットで買っていた冬に使うアウトバックの純正ホイールと、ピレリ ICE ZERO ASIMMETRICO が宅急便で届いていました。
北海道のスタッドレスと言えばブリヂストンのブリザックやダンロップのウィンターマックス、ヨコハマのアイスガードが主流ですが、ここでピレリを選択したのはその価格。P-ZERO譲りのネーミング「ICE-ZERO」が示す通りピレリ渾身のスタッドレスタイヤなのですが、雪国ではイマイチ受け入れられず(国産タイヤの様な長年の信用が無いのでしょう)、格安価格で流通しているのです。
その価格、225/60-18が4本で38,800円でした!(消費税&送料込み)。
勿論新品、2023年製です。18インチのスタッドレスの価格とは思えない。。
純正ホイールは(私はアウトバックの純正ホイールのデザインがとても好きです)中古良品で5万円程度だったので、タイヤホイールセットが僅か9万円で買えてしまいました。
ちなみにブリザックだとタイヤだけで4本10万円位するので、いかに安いかお分かり頂けると思います。
問題の性能ですが、北海道のタイヤ評論家「雪国太郎」氏の動画を見て安心して購入しました。(下)
という事で、クルマ談義の回でした。
また!^^/