■羽幌.苫前.留萌  2025.3.9

春の足音が聞こえて来た今日この頃、

妻を誘って羽幌の気になる飲食店に行く事にしました。

道道98号旭川多度志線を日本海側に向かって走ります。

交通量が少ない道で楽しいのですが、パトカーも時々待機しています。

深川方面に山を越えた辺りから道はアイスバーンに。そして氷の上に軽く粉雪が積もっているという最高に滑る状態。法定速度で走っていてもカーブで車体が軽くスライドするので楽しい。

こんな道でこそスバルのAWDの素性の良さが分かりますし、ロードスターを走らせればFRの挙動がダイレクトに伝わってきます。(ロードスターはもう冬道を走らせませんが・・ )

R32GT-Rに乗っていた頃、、もう30年近く前ですが、こんな道ではフロントのトルクメーターが上がったり下がったりするのを見て感動したのを覚えています。

道道550号幌糠小平(停)線を走ります。

(停)とは停車場の略で、停車場とは鉄道の駅等の事を言います。

各地に停車場線という名称の道路がありますが、恐らく各駅へのアクセス出来る道路の事なんだろうと思います。

もう幌糠の駅は廃線で消滅しておりますが・・。

少し走ると天候が急激に荒れ始めました。

うっかりすると道路がどこか分からなくなります。

通り掛かりに割と大きな廃墟があります。これは昔から気になっていたのですが、最近「旧留萌市立中幌糠分校」である事を知りました。

廃校になったのは昭和58年(1983年)。今では人影もないこの地域に子供達が通う学校があったなんて・・。

廃墟専門のHPなどを調べると、校舎の黒板にはかつての在校生たちがこちらを訪問し、名前や思いを書かれている事が紹介されていました。

ただ、現在は建物がかなり崩壊しているので、黒板がきちんと残っている可能性は低いかも知れません。。

この道は約25キロあるのですが、対向車は1台もありませんでした。

 

我が国の道路はほとんどが舗装道路ですし、冬は除雪もされています。

が、いつの間にか日本は相対的に貧困な国に成り下がろうとしています。

諸外国に比べ生産効率が悪く、今や1人当たりの生産力は先進7か国中最下位です。

政治が無能(いや国民一人一人が悪いのか)なのです。麻薬問題も移民問題も少なく、教育が行き届き、勤勉な民族なのにどうしてこうなるのでしょうか。

 

道路も含め、日本のインフラはどこまで現状維持出来るのか心配です。

また、もう新しいものを作る余裕は無い筈です。

そろそろ日本海側に出ます。

日本海側に出てきました。空は暗く、海は荒れています。

道の駅おびら鰊(にしん)番屋です。夏季と違い来訪者が極端に少ないです。

この閑散さ・・

そして今回の目的地、吉里吉里(きりきり)さんです。

吉里吉里とは井上ひさし氏の小説「吉里吉里人」から来ているのではないかと推測します。「吉里吉里人」は日本から反発独立した村の話です。

 

こちらはライダーハウス兼レストランで、随分昔からあって色んなライダーのブログ等で紹介されており気になっていたのですが、遂にやって参りました。

何かおもちゃ箱のような雰囲気のお店です。

開店間もなく入店したので誰もいませんでしたが、

徐々に常連客で賑やかになってきました。

オリジナルTシャツも販売中です。

いい雰囲気のお店ですね~。心が落ち着きます。

コーヒーを頼み・・

画像ではメニューの文字が小さくて見えにくいですが、

パスタ・カレー・ドリア・ピザ・チャーハンなど中々豊富なメニューです。

お酒も充実。

字が小さくて見えにくいと思いますが宿泊メニュー画像。

1泊2食付きで税込み8,030円で宿泊できます。

素泊まりだと5,280円。

自分はライダーではないけれど泊まりたいなあ。

私は手前のパスタ、シーフードトマトソース(1,060円)、妻が奥の海老と帆立のチャーハン(1,040円)を注文。コーヒーは食事と同時注文で100円引きの380円でした。

とても美味しかったですし、メニューが豊富なのでこれからコチラを通り掛かったら積極的に立ち寄らせて頂きます。

席の後方を見ると、何やらアルバムが大量に並んでいます。

一冊手に取ってみると、これがスゴイ。

ナンバリングされた顧客名簿というか記念誌というか、そんなアルバムが棚にびっしり並んでいるのです。

ちなみに上は1997年の来客ライダーです。一応モザイクは掛けてあります。

私もこの頃は20代半ば。こちらの写真の若者達と同じ位の年齢です。

女の子のライダーの割合も20%位あって、当時の若者達の雰囲気が写真とコメントを通じて感じられます。

青春だなあ・・(青春って言葉を久々に使った・・)

宿泊棟です。吉里吉里さんのHP→こちらを見ますとエアコンやTVは無いようですが、お部屋の中は洒落ていますし、夕食を皆でワイワイ頂くとすれば、とても楽しく過ごす事が出来るのではないでしょうか。

海岸線を苫前方面に南下します。道は暖気でグチャグチャです。

「とままえ温泉ふわっと」でひとっ風呂

夏場は混雑していますが、こちらも閑散としています。

とままえ温泉ふわっとさんのHPから画像を引用させて頂きました。

露天風呂は2種類あって男女で日替わりとなり、上の露天風呂は海が見渡せて素晴らしいのですが、もう一つの露天風呂は天井吹き抜けの屋内露天風呂で、コチラは解放感がゼロでハズレとなります。

風呂上がりに30分ほど休憩。

ここで飲む牛乳は最高です。

焼尻島(やぎしりとう)が見えます。

最近TVで紹介されていた大判焼さん。

大判焼きや豚ちゃん焼き(ぶたちゃんやき)を購入しようと思って来たのですが・・・田舎にありがちな「本日は終了しました」です。田舎のお店は早目に閉店する可能性があるので注意が必要です。(臨時休業もとても多い)

ローソンでコーヒーと軽いおやつを買ってノンビリと帰宅の途につきます。

内陸に入ると道が圧雪状態に。春から一気に冬の気分です。

前方に沿岸バスが走っていました。留萌深川線の一部廃止によって留萌から列車が発車することは無くなり、今は上のバスが代替の交通機関です。

 

今年チャリンコ持参で旭川発留萌行きのこのバスに乗ってみようかな。

JRと違って深川で乗り換えもないし、意外と便利かも。

調べると料金は1,680円でした。

 

ではまた^^/