■ソロキャンプのコツ

これからソロキャンプを始めたいと思っている方に・・

 

せっかく楽しみにしていたソロキャンプ、

行ってみたけど楽しくなかった、

ガッカリした、なんて事にならないよう、

私がこれだけは気を付けているって事をお伝えします。

 

尚、私がキャンプをしている場所は

概ねキャンプ場であり、

いわゆる野営(キャンプ地以外でのキャンプ)は

ほとんど行っておりませんので、

野営の参考にはなりません。

①キャンプ場の選択

どのようなキャンプ場を選ぶのかは、ソロキャンプが楽しいものになるかどうかに最も大きく関わります。「日頃の喧騒を忘れ、自然の中で静かに佇みたい」と考えるなら事前の調査が欠かせません。

 

■ポイント

 ・無料のキャンプ場は様々な人的リスクが高まるので、注意が必要

 ・リスクの回避を極力したいなら、有料キャンプ場を利用する

 ・利用料金が高い程、利用者のマナーが向上する

 

北海道には魅力的な無料のキャンプ場が沢山あります。しかし、なぜ無料のキャンプ場に注意が必要かと言うと、キャンプマナーを分かっていないキャンプ歴の浅い人が集まりやすいからです。

キャンプ歴の浅い方は「キャンプに利用料の支払いは勿体ない→無料のキャンプ場を選択→無料=ただの原っぱだから自分ルール」という思考になりやすく、具体的には下に書いた様な事で苦労するのですが、どうしても無料のキャンプ場を利用したい場合は先輩ソロキャンパーが好んで使うキャンプ場を調べ上げ、慣れるまではそういったキャンプ場、調べるのが面倒なら有料のキャンプ場を選択した方が無難でしょう。

 

■ご近所■

1人でキャンプしているテントをファミリーキャンパーやグループキャンパーにグルリと囲まれたら・・マナーの良い悪いではなく、とてもじゃないが普通の精神ではいられないです。

ハイシーズンの無料または廉価なキャンプ場ではありがちです。

 

■音■

団体キャンパーが近い所にいると、もう大変。深夜まで大声でお喋りなんてされたら、ソロキャンプはレジャーから修行になってしまいます。テントは防音される住宅ではなく、布切れ一枚ですから、まともに音が響きます。

隣がソロキャンパーなら静かで良いのですが(イビキ公害の恐れはあるが)その場合は自分が物音を立ててしまう事に神経を使います。キャンプ場において深夜や早朝にはテントのチャックの開け閉めの音でさえ、場内に響き渡ります。

 

■煙■

焚き火や炭火の煙害。テントが近いとお互いに苦労します。

 

■子供■

子供は元気で、微笑ましいですが、我がエリアを縦横無尽に走り、ガイロープに足を引っ掛けてしまったり、投げたボール転がって来て置いてあるものがひっくり返ったり、落ち着いた時間を過ごす事が出来なくなります。

 

■若者たち■

最も気を付けるべきは若者たちです。開放感から騒いだり、ハメを外しやすいです。そして近隣と言い争い等のトラブルを起こしがち。

宴会したまま片付けず寝てしまう事が多く、早朝にカラスが大集合して大騒ぎの上、近隣のテントにフンをまき散らします。

半径30mに若者の集団が来た場合は注視し、引っ越しも視野に入れます。

 

②貴重品の管理はしっかりと

■ポイント

 ・世の中の人全てが善人ではないという認識を持つ

 ・貴重品は必ず持ち歩く

 ・高価なキャンプ道具は極力クルマに収納する

 

一人でキャンプをしているという事は、テントで留守番をする人がいないという事です。買い物や入浴の為にテントを離れるのは勿論、トイレや炊事場に行く場合も貴重品を持ち歩く必要があります。

私は常に貴重品を持ち歩く為、盗難被害は一度もありませんが、財布やカメラ、キャンプ道具を盗む輩が少なからずいるようです。

考えてもみて下さい。買い出しに出掛けた人のテントの中や周囲にそれなりの値段がする道具が一杯なんです。やる気になれば簡単・・・って事です。

特に無料で誰でも利用できるキャンプ場では治安が乱れがち。泥棒のリスクも高まるので十分な警戒心を持ちましょう。

③動物に荒らされてはいけない

■ポイント

 ・食べ物の管理は厳重に

 ・ゴミの管理も厳重に

 ・何かがあると予感させてもいけない

 

キャンプ初心者に多いのですが、夜の宴会後にきちんと片付けをせずに寝てしまい、夜中にキツネやアライグマなどに荒らされます。

(警戒心の強いヒグマだって誘引するかも知れない)

夜明けと同時にカラスの大群がやってきて「ご馳走だ、ご馳走だ」とオチオチ寝ていられない程の大騒ぎ。カラスの鳴き声って半端なくうるさいです。

周囲のキャンパーには騒音だけではなく、カラスのビチャっとしたフン害も与えてしまいます。兎に角大迷惑なのです。

野生動物はこれを学習する事により、次回また期待してやってきてしまうという悪循環。日中も夜間も食べ物とゴミの管理は厳重にしましょう。

④持って行く道具は最小限に

■ポイント

 ・疲れるのであれもこれも持って行かない

 ・面倒なのは撤収作業

 

せっかく身軽なソロキャンプをしているのに、人間はどうしても道具を沢山持って行きがち。しかし、ソロキャンプはファミリーキャンプではないのです。持って行けばとりあえず並べるでしょうし、並べれば片付けの際に多大な時間が掛かってしまう。例えば2人で片付けて1時間掛かるという事は、1人なら単純に2時間掛かるのです。そんなのウンザリもいいとこです。

ソロキャンプはなるべくシンプルに済ませる事。でないと次に出掛ける事自体が非常に億劫になってきます。

⑤キャンプ場では挨拶をしましょう

■ポイント

 ・挨拶は円滑な社会生活の原点

 

キャンプ場では知らない人と笑顔で挨拶を交わしましょう。例えばその相手が夜に多少騒がしかったとしても、寛大な気持ちになり許せるようになります。その逆だってあるでしょう。挨拶って不思議です。

しかし、炊事場などで挨拶をしても無反応に近い人も少なからずおります。

普段挨拶慣れしていない人なんでしょう。不快な気持ちを持たず、そんなもんだとすぐに忘れましょう。